【阿須赤城山】(あずあかぎやま) 阿須赤城山の北方(駿大の西)に赤城神社があることに由来する。 この神社は、天正四年(1575年)三月に上州赤城山に鎮座する赤城大明神から勧請された。 阿須運動場に旧社地があり、入間川氾濫のために現在地へ遷座された。 【阿須山】(あずやま) アズとは崩崖という意味で、梓川のアズ、安曇のアズも関係している。(諸説あり) アソ(阿蘇)、アゾ(阿曽原温泉)もアズの親戚のような語で阿須ヶ崖やアズッパケ(悪津峡)と書かれている資料もあり、万葉集では崩岸をアズと読んでいて、かなり古い言葉である。 今は駿大になっているが、ここは陣峯や一ノ木(一ノ木戸)と呼ばれていて砦跡らしく、近くには要害沢もある。 ☆詳細は「もっと見る」または画像をタップかクリック!
飯能駅北口の吉野家 土曜日が雨だったので、翌日の日曜日に軽く山へ出かけることにした。 ヤマノススメセカンドシーズン 20話で出て来た、トーベ・ヤンソンの「あけぼの子どもの森公園」にまだ行ってないので行きたくなってしまった。 調べると開園が9時なので一番ラストになるようにコース設定をすると、飯能駅スタートとなった。 何れは、狭山丘陵から自宅最寄り駅までGPSログを繋げたいので、歩いておくのもいいなと思った。
塩鯖納豆定食502円 飯能駅に着いたら北口の吉野家で塩鯖納豆定食502円を食べる。 まだ早朝なのにけっこう混んでて驚いたが、これならこのお店は潰れないだろうなと安心する。 南口へ行って、左の線路沿いの小道を進み、県道に出て、セブンの先で右折する。 緩く坂道を下ると、猫が横切って高台に素早く移動してこちらを睨んでいる。 猫は身軽だにゃ~!
矢川橋から入間川下流 矢川橋で入間川を渡り川面を見てみると今日は濁っていない。 左折して、入間川に沿って桜並木の道を進む、春は桜が咲いてきれいなのだろう。 飯能市浄化センターの脇を通ると新大橋を渡り、この辺りから地元の方が散歩しているのを見かけるようになる。 車も来ない快適な道で、彼岸の頃は彼岸花も咲いているようだが、今は咲き終わった茎だけが伸びている。 東屋を過ぎると八高線の下をくぐり、あいわ広場という土地を売っている場所に出る。 氾濫したらすぐに水に浸かりそうな土地が売れるのだろうか?
あけぼの子どもの森公園への指導標
入間川沿いの桜並木
八高線は高いところを通る
駿大 阿岩橋で右に曲がって、県道に出ると、「←駿河台大学」と書かれた看板に従って左折。 セブンを見て唐沢橋を渡ると、西洋のお城のような駿大の校舎が見えて来て、駿河台大学入口交差点を右折。 ポストを見て右に駿大への道を分けて、車道を上がって行くと、「あけぼの・桜山・万葉ハイキングコース⑨」の看板があるのでここからも阿須山へ行けるようだ。 地図を見ると、西が唐沢川、東が要害沢川、北が入間川で三方が川に囲まれ天然の要害となっており、砦や城を築くには絶好の場所だが、駿大が建ってしまったので、その痕跡を知ることはできない。 陣峯や一ノ木、要害沢という地名が残るだけだ。
あけぼの・桜山・万葉ハイキングコース⑨ 要害沢川に沿った坂道を上がって行くと周囲は鬱蒼として来て、右に橋が架かり林道が分かれている。 監視カメラ作動中の看板と車止めがあり、一般車は入れないようになっている。 林道を左右に分けると下りに転じて、埋め立て地のような沢を渡ると登りになって、草がせり出して来ている。 駿大の電波施設から山道となるので、身支度を整えて突入する。 山道と言っても小型車なら通れるほどの道幅で、緩やかに登って行くと、L看板で左から道を合わせ、指導標の手前で再び左から道を合わせる。
ここから入る
荒れた林道
ここから山道
初めて出て来た指導標
振り返って左の道へ 右に戻るように道が分かれてそれを登ると、三角点が出て来て、山名標は無いがそこが阿須赤城山だった。 この先の道も気になるが、分岐へ戻って南へ進むとY字路になって、右が金子神社で左が八幡神社と片隅の指導標にある。 金子神社まで行って戻るのも面倒なので左を選ぶ。
阿須赤城山山頂
左:八幡神社 右:金子神社
上谷ヶ貫バス停分岐 しばらく進むと右に上谷ヶ貫バス停への道が分かれるて直進する。 更に進むと今度は十字路になり、左と直進があまり踏まれていないが、直進は近道である。 しかし、ここは指導標に従って八幡神社を見て行くことにする。 緩やかに下ると左に社殿が見えて来て、八幡神社に着く。 文和3年(1354年)に甲斐の武田一族の増岡重義が、宇佐八幡宮の分霊を勧請して創建したらしい。 増岡氏というのは、初耳だな~と思ったら武田氏初期の人だった。
右へ
八幡神社
弁天様 階段を下ると弁天様が左にいらっしゃるというので行ってみると、池の中に小祠が祀られていた。 戻って朱塗りの鳥居をくぐって車道に出たら左折。 何か臭いなあと思ったら、豚舎が右手にあった。 駿大からの車道を横切って、道なりに左へ曲がると、「桜山展望台入口 ここより400M」と書かれた看板があるので、右の道を選んで登って行くが舗装路なのにかなり急。
豚舎があった
右へ急登
愛宕神社 えっちらおっちら登って行くと、鳥居と小祠があって、これは愛宕神社と書いてある。 ベンチとテーブルを過ぎると指導標のある分岐で左へ山道を分ける。 何やら巨大な建築物が見えて来て、それが桜山展望台(昭和62年開設)だった。 行ってみよう!と思ったら利用時間外で扉が閉まっていて入れない。 くうううううううううう! これは残念。 あまり天気も良くないし、また今度来ることにしよう。
桜山展望台(昭和62年開設)
利用時間は9時から!
まだ9時前だった残念!
周辺案内図
山仕事の広場 少し戻って先ほどの山道に入ろうとすると、バイクがぶ~~んとやって来て挨拶をされた。 桜山展望台の管理人だろうか。 濡れて滑りやすい道を下ると、北コースに出て左に東屋があり、その先が明るいので寄り道してみると広々とした草地が広がっており、遠足にはもってこいの場所で気持ちがいい。 山仕事の広場ということだが、大昔は屋敷でもあったような感じ。
右折
ここを登る
阿須山山頂 分岐へ戻って舗装路を進むと、また分岐でここは右を選ぶ。 GPSが無いと迷ってしまいそうだ。 指導標の無い分岐は良く踏まれた左を選んで進むと三差路になる。 指導標に従って真ん中の登っている道を選んで登って行くと東屋の先に三角点があって、「阿須山二等三角点」という標柱が立っている。 展望は無いが、里山らしい雰囲気。
C-12分岐 ここで間違いに気が付いて戻る そのまま、まっすぐ進むと右から捲道を合わせて指導標のある分岐となり、道を間違えてしまった。 戻って阿須山の北側を捲いて下ると、指導標の分岐で舗装路に出るので左折。 北-17と書いてある分岐で二つ山道が分かれていて、右後方の道を選ぶ。 あけぼの・桜山・万葉ハイキングコース③の指導標があるが、ちょっとわかりにくい。
舗装路に出て左折
分岐を右後方へ トラバース道を進んで尾根が近づくと、鎖の柵がぶら下がる道が合流して、その手前をベンチ目がけて下って行く。 ここから先は立入禁止になっており、右に急な階段が下っている。 今までのんびり歩いて来たのでこれにはびびってしまう。 周囲は岩壁で崩れないよう補強されている。 この辺りは要害沢という地名だが、なるほどこれは天然の要害だ。 慎重に階段を下ると、見たこともない建物が見えて来て、作業員の方がベンチなどを消毒している。 時計を見ると8:50でまだ開園まで少しあるので、周囲をぶらぶらして時間をつぶした。
あけぼの・桜山・万葉ハイキングコース③
②で右の階段へ
今日唯一の展望
うひょ~!すげ~下ってる!
あけぼの子どもの森公園入口というか裏口
あけぼの・桜山・万葉ハイキングコース地図
日豊鉱業のトロッコ
あけぼの子どもの森公園 きのこの家はなんとも不思議な形で、異世界に転生してしまったような感覚になる。 コロナで中に入れないのが残念。 坂道を下ると、正規の入口があって、グランドから歓声が聞こえてくる。 ホッケーをやっていて、飯能はホッケーのまちと書いてある。 この辺りが阿須運動公園で、案内図によると、入間川上流に流れ橋があるらしいので行ってみることにする。
きのこの家
北欧ってこんななのか~
流れ橋と書いてある
いざ!流れ橋へ! 洪水の時は流されてしまう沈下橋で、人しか通れない。 後で調べたらここもヤマノススメの巡礼地だった。 橋を渡ったら、右へ入間川沿いに進んで、途中で左へ曲がって車道に出たら右折。 元加治駅が目の前に見えるが、南口は無いので左から住宅街を通って踏切を渡って大回りをする。 パン屋さんに寄りたいなあと思ったら電車が来るとのアナウンス。 大急ぎで改札を抜けたが、階段でホームへ行くようなので間に合わず、諦めてトイレに行った。 次の電車は10分後。 ふと空を見上げると青空が広がっていて、予報が外れたらしい。
川面がきれい
柵がなぎ倒されている、水の破壊力ってすごい!
ヤマノススメのワンシーン
元加治駅
ニラレバ炒め定食680円 秋津で日高屋に入り、ニラレバ炒め定食680円を食べる。 ここのレバーはしっとりしていてパサパサしていないのでとてもおいしいのだ。 しかもレバーは血液になる。 11時ならいろんなお店が開くけど10時だと日高屋かな。 食べていると急に混んで来た。