でもタヌキ山も行っておかないと。 戻る 次へ

神威尻山で押し寄せる胃酸と戦ってみたの写真

2020.10.17(土) 15:20

でもタヌキ山も行っておかないと。

この写真を含む活動日記

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06:57

13.7 km

1121 m

神威尻山で押し寄せる胃酸と戦ってみた

神居尻山・ピンネシリ (北海道)

2020.10.17(土) 日帰り

あの時どうして電車の座席に座ってしまったのだろう。 コロナ自粛ですっかり減った懇親会。 久しぶりに参加したけど翌日は登山部(仮)の神威尻山ツアー、早く帰って支度をしたい。 少し早めに切り上げて電車に乗った。 まだ発車までしばらく時間がある。 この時間だと席も空いているし座って少し休もうかな。 …あれ? 気づくとなぜか新札幌。 いつの間に発車したんだろう。 しかも二駅も乗り過ごしている。 慌てて降りて、改札を往復して札幌方面のホームに向かう。 そうか、座ったから寝ちゃうんだ。 今度は立ってよう。 …おや? 気づくと白石駅を通り越してなぜか苗穂駅のホームが見える。 知らなかった、人って立ったまま寝れるんだ。 また降りて改札を往復。 白石方面で電車を待っていたら、スーパー北斗遅延の接続待ちで1便遅延、結局来るのは最終電車だって。 へとへとになってようやく白石駅に到着、 家に帰ってほろ酔い気分で山行準備。 明日起きられるのかな。 でも伊達に年をとっているわけではないようで、こんな体調でもちゃんと6時前に目が覚める。 ヤバい、吐きそう。 何度もトイレを往復し、出勤の息子を起こしてもうひと吐き、着替え終わってもうひと吐き。 クルマに荷物を積んでさぁ出発! …と思ったらまた吐き気、駆け足で家に戻ってまたひと吐き。 結局集合時間ギリギリに到着、皆で神威尻に向かう車中でもほとんど喋らず吐き気と戦う。 なんて元気なオレの胃酸、頼むから年相応に大人しくなってくれ。 スタートはAコース、序盤の坂で息が上がる。口の中にあふれる胃酸をペットボトルコーヒーで押し戻してもツライ、ヤバい。 ジュンチチさんから「まるで大雪山系縦走2日目の様相ですね」と賛辞をいただきながら途中休憩。 疲労困憊の自分を気遣うちょきさんから「どうぞおひとつ」と差し出されたのは…なんと1本満足バー。 いやいや、これ自分のザックに何本も入っているの知っているでしょ。 でもさすがは1本満足バー、食べ進めると本当に満足、体調が次第に回復してきたような気がする。 そうか、ほぼ空酒で飲んで吐き続けたから、きっとお腹に何も入ってなかったんだ。 さらに山頂に近づき相変わらずの見事な稜線を目の前にすると、吐き気も吹き飛び俄然テンションが上がってきた。 建て替えて新しくなった避難小屋を過ぎ山頂登着。さすがに少し肌寒いけど風もなく眺めも良くて最高のロケーション。 ジュンチチさんに挽きたてコーヒーとアンパンを頂き、ちょきさんからは奥様お手製のおにぎりをいただく。 オレのザックには相変わらずたくさんの1本満足バー以外何も入っていないので、昨日サツエキで買った地元北見のオニオンスープでささやかなお返し。 気分はAIR-DO、トシちゃんは恋= DO。 皆様いつも本当にご馳走様です。 ゆっくりしてると天候急変、風が吹きミゾレが降ってきた。 でも雲の流れが速いのですぐ止みそう。遠く暑寒別岳にかかっていた雲も次第に取れ、雄大な山容を見届けたあとCコースから下山。 延々と続く階段を黙々と下りていると途中暑寒別方面にうっすらと虹。 開拓台の三角点を過ぎ、無事に駐車場に辿り着いた。 あ、そうだ。そういえばまだ坊主山とタヌキ山に登ってないな。 すぐに往復して帰るつもりが、坊主山に着いた頃には小雨が降りだし、タヌキ山を経由して車に戻った頃には本降りのタイトなおかわりで楽しい一日が幕を閉じたのでした。