赤石岳・小赤石岳・前岳・荒川中岳・東岳(悪沢岳)・丸山・千枚岳

2020.10.14(水) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 57
休憩時間
0
距離
18.6 km
のぼり / くだり
1026 / 850 m
DAY 2
合計時間
10 時間 57
休憩時間
1 時間 18
距離
11.7 km
のぼり / くだり
2260 / 766 m
2 41
21
8
38
31
DAY 3
合計時間
12 時間 31
休憩時間
1 時間 31
距離
32.4 km
のぼり / くだり
1551 / 3219 m
1 17
5
36
26
16
1 49
2
1 50
33

活動詳細

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(3日分まとめた長文) 【初日】 時刻は午後3時 何故か畑薙ダムのほとりを歩いている 考えなくても分かる 当初の計画に無理があったんだ 仕事が終わったら寝ないで6時間運転 その後、20キロのザックを背負って15時間歩き 標高差2000mをあがる ここまでが1日の行程 上手くいけば、1泊2日で帰ってこれる‥ なんて無謀すぎる やめてよかった いや、正確にはそんな実力も無かったし、計画を実行するまでのモチベーションも足りなかった 思えば‥ 仕事から帰ってきて天気予報を見たんだった 当初の予定より、1日前倒しで悪くなってた 初日が曇り、2日目曇りのち雨、3日目雨の予報 それを見て無理して行かなくてもいいと思った とりあえず、ちょっと寝ようと 行っても雨か〜なんて気持ちだと、とてもじゃないが起きれるもんじゃない 目を覚ましたら、いつものように目覚めた朝7時 まだ行くか行かないかで迷っている 行っても雨じゃな‥ でも、代休含め5連休 このままではせっかくの連休が無駄になる なにより悪天候で2回延期し、計画自体、1ヶ月も遅れた う〜ん とりあえず、静岡まで行って決めよう 朝9時、重い腰をあげて出発 予定より12時間遅れ だからか こんな時間にダムのほとりを歩いているは‥ 本来は午後3時ではなく、朝3時に歩くはずだった道 天気は予報通りの薄曇り 晴れ間も見えてまずまず 進むしかないね 意を決して沼平のゲートを抜ける 工事関係者が舗装の復旧工事をしてる 本来は迷惑をかけないよう、夜間に通り抜ける予定だった 逆に工事が終わって関係者が帰るであろう夕方からなら何とかなるかと勝手な想像で出発したのだが‥ だけど、みんな親切にしてくれる どこまで行くの? はい、今日は椹島まで歩こうと思います えっ、今からロッジまで行くと真っ暗になるよ はい、ヘッドライトもあるし、日暮れ後1時間耐えれば何とか 熊もいるんじゃない? もちろんいっぱいいますよ〜、会いたくないですけどね なんて会話を交わし、先を急ぐ 16キロ先にある椹島ロッジ ザックは重いが、道は緩やかな登り 真面目に歩いて距離を稼ぐ 暗くなる前にどれだけ進めるかが本日の肝 雨がパラつきだしたが、すぐにやんだ 道が下りだして奥深い山中に灯りが見えてきた 椹島に到着 工事関係者の宿舎であろう建物がいくつも建っていた ロッジに寄ったが管理棟が分からない 工事関係者しかいない(今年は工事関係者のみ宿泊可能となっているのは知っていたが‥) 敷地内を歩き回ったが、真っ暗でテン場が分からない 30分探して見つからず 諦めて、ちょっと開けた草むらに幕営 暗いうちに出発してしまえば誰も分かるまい 今年初のテン泊がまさかこんな場所、こんな時期になるとはね 明日の天気もどうなるか分からない 早い時間から行動して出来るだけ進まなくちゃ とにかくここまで来た 暗闇の中なんとか設営したテントに入り込む 見上げた空には満点の星が広がっていた ちょっと元気もらえたよ 【2日目】 朝4時過ぎ 真っ暗 まだロッジの人達も目覚めてないようだ 急いで朝露で濡れたテントをしまう 今日の行程は長い 赤石岳に登り、順調にいけば荒川岳にも登れるかもしれない 日が暮れるかもしれんが、その先の千枚小屋まで届くかもしれない 大倉尾根は始めから急登 寒さは感じない それどころか日が出てくると、汗が滲む 長袖Tシャツをまくる とりあえず目標の赤石小屋の標高は約2500m、コースタイム5時間の標高差は1500m そこまで登ればあとは何とかなるはず でもね、調子悪いのか‥ 進まんのよ〜 小屋までに3回休憩 持っている水を捨てて少しでも軽量化を図る そして確信 今日は赤石岳までだなと それにしても良い天気だ 小屋のベンチから見える赤石岳は、青空をバックにどっしり構えている 下の方は紅葉も残っていて見事だわ🍁 ここからはトラバースのなだらかな道のはずだが‥ 何度も立ち止まる その先には山頂まで続く急登が待っているというのに ダメだ 10m進んで止まり、5m進んで止まり 3m進んで止まる ザックが肩に食い込む 完全に甘くみていた 地図で見ていると簡単 計画を立てるのも簡単 でもね やってみるのとは違う 目の前の僅か1mの標高差を削りとる その繰り返しだ 見上げるその先にある山頂は あまりに遠くて 美しいんだ 完全に実力不足 重い足を引きずるように山頂に立つ でかい山だ 予想に反し、1日通して晴天 明日は雨で見えないであろう荒川三山を目に焼きつけておこう 誰もいない 静かだ 日焼けした顔が痛い 下からガスが上がってきてる 天気が悪化する予兆だろう 次の荒川小屋まで急ごう まだ2時間近く歩かなくてはならない 小屋に着く頃には冷たい風が吹いてきた 風を避けるため小屋脇にテントを張る 寒い 靴下にカイロを貼る 明日は冷え込む予報 しかも曇りのち雨(天気予報が若干変わった) 氷点下まで下がると雪の危険もある シュラフに潜り込み計画を練る 明日も14時間歩かなくてはならない でも、家に帰れる いい加減、疲れたよ 命を削ってる 生きてることを実感する 風がテントを揺らすが、すぐに眠りについた 【最終日】 テントにあたる風の音で目が覚めた 外に出ずとも悪天候が想像できる 雪が降っていたら登ってきた道を戻ることも想定 昨日眺めた荒川岳のルートは急斜面に見えた 安全を考えて出発を1時間遅らせ、明るくなってから登ろうなんて、テントから出ずに予定変更 お陰で12時間近く寝れたけど 明るくなってきたので外に出てみる あれ?遠くに赤く染まった富士山が見える 荒川岳も見えてる 強風だが天気は悪くない どうした天気予報? 昨日といい今日といい全く外れてるけど 良い方にね もしかすると急激に天候が悪化するかもしれん 慌てて準備し出発 寒いので何枚も重ね着して1番上は風除けにカッパ 急登を登る 昨日より体が軽い 良く寝れると体力は回復するもんだ 遠くの富士山を眺めながら、順調に高度を稼ぐ ついに荒川三山の頂上を踏む 稜線は風が強く凍えそう でも何故か晴天 寒さで携帯の充電がみるみる減る 予備バッテリー2台も使い果たし、無駄遣いもできない 先を急ごう 林道まで降りれれば、雨に降られてもいいや 降られる前にどこまで行けるか さあ、振り切っていくぜ しかし、進まん 体力的な問題ではなくて あまりにも景色が綺麗なのよ 紅葉と晴天と百名山が2座 写真を撮るために何度も立ち止まる 千枚岳手前のザレた危険箇所には、今までで1番ヒヤッとしたが‥(後述) それ以外は特に問題もなく あまりの暑さに着てるもの全部脱いで半袖に 南アルプスの天然水で作ったポカリ2ℓも全て飲み干した どうした天気? 林道に出る手前の鉄塔巡視路はアップダウンがあり、登山をしたことない人が道を付けたのだろうとイライラしたが‥(登るなら今回の時計回りを勧める) 全て許そう 無事、林道まで戻ってきたから 結局、山行中は1人とも会わず あとは、工事関係者に迷惑をかけないように帰るのみ ゲートに着く頃には既に真っ暗 1日30キロ以上歩いて、足の裏に豆ができた 準備不足だったし 自分の実力が良く分かった 不甲斐ないが もう無理できないのかもしれない ギリギリの及第点 卒業が近い 5年前にたてた私のゴール うっすら見えてきたなぁ (終わり) [注意] 林道について 静岡市まで山道を車で2時間走らなくては帰れないのだから、午後3時半頃には工事関係者は帰ると予想。だけど、違った。初日歩いていて通り過ぎた車は午後5時を過ぎても、2台、1台、4台、午後6時を過ぎて1台、2台、逆に椹島に向かう車も3台。こんだけ宿舎がたくさんあれば、帰らない人もいるわな。帰りも車はたくさん追い越していった。 邪魔にならないように、車が来たら事前に道の脇に避けた。 思いのほかアップダウンがあるが、それ程急ではない。 椹島ロッジについて 工事、林業、ロッジ関係者のみ宿泊可能。周辺には工事関係者の寮が建てられていた。テン場は現在、重機がたくさん置かれているためなのか‥場所不明。その他にも大きい建築物が建築中で工事関係者がわんさか。 二軒小屋ロッジについて さらに東俣林道の奥にある二軒小屋ロッジではリニアの工事関係者がいるようだ。遅い時間に車が3台奥に向かって進んでいった。椹島までお風呂でも入りに来てるのかなぁ。 水について 椹島‥水も自販機もあり 赤石小屋‥不明 砲台型休憩所‥沢の水から汲める 荒川小屋‥不明 前岳〜荒川小屋‥沢の水から汲める 千枚小屋‥沢の水から汲める docomo 電波について 椹島アンテナ4本、山頂付近はアンテナ1〜2本 赤石岳から荒川岳へ時計回りについて 単純にコースタイムが30分くらい短かったので時計回りにしたのだが、これが正解。 丸山から千枚岳へ続く登山道に難所あり。 梯子の手前。地図でも危険マークがあるが、当初はあまり意識してなかった。ザレた急斜面で手がかりが少ない。登りは仕方なく斜めの石を左足のステップにして、左手で上の石の間に無理やりホールドを作り、右足をザレた砂の中に蹴り込み足場を作る(下に人がいないことを確認し、ザレた砂を少し落とした)。腕の力も使い体を持ち上げる。わずか2〜3mの距離だが、滑れば10m以上は滑落する。未だにここを下りで使わなくて良かったと思ってる。下り方の正解が私には分からない。本来は補助ロープもしくは梯子があるべき場所と思う。

荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 ここまで来てしまった
予報より天気は良さそう
林道歩きは良いのだが‥
工事関係者に迷惑をかけたくない
ここまで来てしまった 予報より天気は良さそう 林道歩きは良いのだが‥ 工事関係者に迷惑をかけたくない
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 畑薙大吊橋(興味本位で途中まで渡ってみたが‥すぐに引き返す)
怖いわけでは決してない💧
茶臼岳方面はここを渡るのか‥
私は易老渡から登るさ
畑薙大吊橋(興味本位で途中まで渡ってみたが‥すぐに引き返す) 怖いわけでは決してない💧 茶臼岳方面はここを渡るのか‥ 私は易老渡から登るさ
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 すぐに暗くなる
まだ先は長そうだね
すぐに暗くなる まだ先は長そうだね
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 二日目の朝
予報に反し晴天
樹林帯を抜け、目指す赤石岳が見えた
二日目の朝 予報に反し晴天 樹林帯を抜け、目指す赤石岳が見えた
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 荒川岳方面もまずまず
下は紅葉が残ってる🍁
荒川岳方面もまずまず 下は紅葉が残ってる🍁
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 トラバース道
左側だけ日焼けする(帰ってきたら左側だけ皮が剥けた)
トラバース道 左側だけ日焼けする(帰ってきたら左側だけ皮が剥けた)
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 最後の急登
足が前に進まん
最後の急登 足が前に進まん
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 南アルプスの天然水を2ℓ確保
急登を前にザックは重くなるが、この先どこで確保できるか情報もないしね
南アルプスの天然水を2ℓ確保 急登を前にザックは重くなるが、この先どこで確保できるか情報もないしね
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 登ってきた道を見おろす
通り過ぎた赤石小屋が見える
登ってきた道を見おろす 通り過ぎた赤石小屋が見える
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 コルに出て最後の登り
コルに出て最後の登り
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 赤石岳山頂と避難小屋
赤石岳山頂と避難小屋
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 荒川小屋目指してさっき登った道を戻る
明日は見えないであろう、荒川中岳と荒川東岳
荒川小屋目指してさっき登った道を戻る 明日は見えないであろう、荒川中岳と荒川東岳
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 ようやく見えた荒川小屋
急速に冷え込んできた
ようやく見えた荒川小屋 急速に冷え込んできた
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 3日目の朝
期待していなかった分、テンションが上がった
富士山は偉大だわ
3日目の朝 期待していなかった分、テンションが上がった 富士山は偉大だわ
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 荒川小屋とモルゲン風の荒川前岳
荒川小屋とモルゲン風の荒川前岳
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 ずっと見ながら歩くよ
今日、この景色を見てるのは私だけだろうから
ずっと見ながら歩くよ 今日、この景色を見てるのは私だけだろうから
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 遠くに仙丈、塩見、甲斐駒、北岳が見える
遠くに仙丈、塩見、甲斐駒、北岳が見える
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 中岳から東岳へ
道は急登だけどゆっくり行けば危険ではない
中岳から東岳へ 道は急登だけどゆっくり行けば危険ではない
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 荒川三山の最高峰 東岳
荒川三山の最高峰 東岳
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 千枚小屋
水は小屋の上を流れている沢から確保
千枚小屋 水は小屋の上を流れている沢から確保
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 途中の見晴らし台から赤石岳を
途中の見晴らし台から赤石岳を
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 同じく見晴らし台から荒川東岳を
同じく見晴らし台から荒川東岳を
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 吊橋を渡れば、東俣林道
戻ってきたよ
吊橋を渡れば、東俣林道 戻ってきたよ
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 まだまだゲートまではあるが‥
天気は最後まで晴天
3日とも天気予報に反し、良い天気だった
こんなこともあるんだね〜
1ヶ月待った甲斐があったよ
まだまだゲートまではあるが‥ 天気は最後まで晴天 3日とも天気予報に反し、良い天気だった こんなこともあるんだね〜 1ヶ月待った甲斐があったよ
荒川岳・東岳(悪沢岳)・前岳・中岳・赤石岳 静岡といえば、げんこつハンバーグの『さわやか』
10時から予約開始の11時開店
10時15分に来て余裕だろと思っていたが、予約番号4
何故か早く開店してくれたが、その後も続々と人が‥
さすが人気店
静岡といえば、げんこつハンバーグの『さわやか』 10時から予約開始の11時開店 10時15分に来て余裕だろと思っていたが、予約番号4 何故か早く開店してくれたが、その後も続々と人が‥ さすが人気店

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