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鈴北岳・御池岳の写真

2020.10.14(水) 11:40

この写真を含む活動日記

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9.8 km

848 m

鈴北岳・御池岳

藤原岳・御池岳 (三重, 滋賀)

2020.10.14(水) 日帰り

鈴鹿は御池岳をはじめて訪れた。思いつきだったので、いささか準備不足。道標のまま鈴北、御池周辺を彷徨ってきた。 平日の朝7時過ぎ、鞍掛峠東の駐車地はまだ空いている。暗い林の中を進み、やがて鞍掛峠へ。そこから鈴北岳の西尾根は展望も開け心躍る。苔の原っぱ、始まりつつある紅葉、南北両側の展望、とくに間近な霊山の大きな山容が印象的だ。 鈴北からYAMAP地図にある元池お花池方面に回ろうかと思ったが、このあたり踏み跡が入り乱れわかりにくい。池塘のほとりで休んだ離しながら、無理せず御池岳山頂へ。ちなみに御池は鈴鹿山脈の最高峰。鈴鹿によく足を運ばれる向きにははご存知だろうが、一般にはあまり知られていない様に思う。時間はあるので、奥の平を訪れ、ボタンブチを覗いてくる。藤原岳以北の鈴鹿は石灰岩のカルスト地形で大きなドーム状山塊であるが、その特色、雰囲気が心地良い。山頂付近はイタヤカエデを主とする樹林で黄葉も始まっている。 下山しながら周囲や、活力の衰えた草叢のバッタを眺めていてふと思った。この辺りはシダの混じった草原だが、この標高と地域特性で見れば、なんで笹原じゃ無いのだろうと。そんなとき希少植物を守るという趣旨で網が張られている一角をのぞいたところ、なんのことはない、そこには笹が生えていた。この広い高原台地の笹は鹿に食べ尽くされてしまったと言うのだろうか?さらに下山途中には同様の網を張って「ササ原の復元試験を行っています」と記してもある。どうやら想像は事実らしい。 このことをYAMAPのモーメントに上げたら、相互フォロワーのふ~さんから鹿とヒルの増殖にはともに増えるという相関関係があるらしいというコメントをいただいた。20年も前、鈴鹿でもヒルの名所であった霊山の笹原(であったと記憶しているのだが)はどうなっているのだろう?また一度訪れてみたいと思う。