観音ヶ岳。何で破線なんだか分からない。ビビる意味無かった。 戻る 次へ

奥武蔵丸山で道迷い人を発見したお話の写真

2020.10.13(火) 07:30

観音ヶ岳。何で破線なんだか分からない。ビビる意味無かった。

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33.7 km

2306 m

奥武蔵丸山で道迷い人を発見したお話

丸山・日向山 (埼玉)

2020.10.13(火) 日帰り

大棚山は一般的な地図には載っていないバリエーションルート。ヤマレコの「らくルート」だとルートにはなっていますが、ピンクリボンもありません。そこを西に向かって下山中、道に迷っている人を発見しました。話を聞くとどうやら仲間とはぐれたとのことでした。 あちゃあ…遭難っすね…   気になったのは、スマホ持っているものの、GPS系のアプリは入っていない様子。印刷した紙の地図を持っているものの、「このへんだと思うんだけど」と指した場所は、現在地と全然違うところ。そもそも、その地図には大棚山までしか載っておらず、「私たちがいるのはこの大棚山の西なので地図の範囲外ですよ」って伝えたら驚いていた。どうして、そのスキルと知識で仲間から離れて行動したんや…   ポイントをチェックしていなかったようで、どういう間違いを起こしたのか不明だが、本来は県民の森から金昌寺ルートを西に下り、途中で南に進路を変えて木ノ子茶屋へ戻るコースの予定だったらしい。   となると、今いる地点から南東方向に進むか、私が来た大棚山の尾根沿いを東に戻るの二択が早いのだが、予定ルートに戻った地点に標識は無かったはずで、戻れたか否かの判断がおそらく一人じゃ無理そう。   なので、とりあえず一度一般ルートである金昌寺ルートに出た上で、道を登り返し、予定ルート通り進むように提案してみました。   ところが、電話が通じて仲間と会話するものの、仲間からは「左に行け」との指示。いやいや、この方は本来曲がるべきところを通り越して、既に大棚山の西まで来てしまっているのだから、これから登り返すため、曲がるのは右よ…今いる位置が掴めていないのに、間違った情報を教えないでくれ…そもそも右とか左じゃなくて、山での指示の基本は東西南北でしょ…   しかも自分たちの位置を「分岐点にいるから」と伝えている。いやぁ分岐点なんて腐るほどあるやんけ…ご本人にも問題あるけれど、リーダーも明らかにスキル不足。仲間をますます混乱させてしまうようなアドバイスにびっくりです。   とりあえず、一般ルートに合流。木ノ子茶屋に向かう分岐点がどんな感じか様子や地形を詳しく伝えようと説明を始めたら、「大丈夫ですから!」と話を聞かず、そそくさと登り返して行きました… 失敗は誰でもやらかすと思います。私もまだまだ未熟な部分はたくさんあるし。他人のスキル不足を偉そうにマウンティングするつもりはありません。でも、失敗しても生きていたらそれは貴重な学びの機会。それなのに、ここまで反省した様子が感じられないのは驚きです…   本来は一人で向かわせるのはあまり良くないと思うんですが、さすがに嫌な気分になり、後はどうなったか知りません(笑)人助けって気分良くなるのが普通だと思うんですが、大変後味の悪い結果となりました。   でもまぁニュースでよく聞く「仲間とはぐれた」系の遭難ってどうやって発生するか全く分からなかったけれど、こうして起こるのね…と感じることができた、ある意味貴重な体験でした(笑)