事上沢両岸尾根の周回して篠戸山へ

2020.02.11(火) 日帰り

杉花粉が気になりだすこの時期は奥武蔵や秩父の低山を歩きたくなる。それは標高の低い殺風景な植林の中を歩くのに一番適した季節だと考えているからだ。そんな事で勤労感謝の日に短時間で済そうな秩父のプチバリルートを歩いてみることにした。標高1,000mを超える山を低山と定義していいのか分からないが、矢岳尾根に向かう川浦谷溪谷の支流にあたる事上沢の両岸尾根をぐるっと周回するルートだ。本当はこの界隈の奥地の熊倉山あたりのバリエーションルートなどを歩いてみたいのだが、あまり時間がないのと、久しぶりのこの山域にちょっと自信がない^^; 事上沢左岸尾根は以前登りで歩いたことがあるし、距離も大したことがなく、周回ルートのほとんどは歩いたことがあるから安心だろうと考えていた。結果的にはそんなに甘くはなかったのだが。 今回は右岸尾根を登って、矢岳尾根で篠戸山に立ち寄り、左岸尾根を下る計画だ。朝は5時半過ぎの暗いうちに家を出た。 遭難が多く、熊も多く出没するこのエリアを歩く時は緊張感の高まりからか、現地へ向かう途中で毎回と言っていいほどお腹の調子が悪くなる。他の山でもお腹の具合が悪くなる事は多いのだが、この日もご多分に漏れずR299を秩父に向けて走ってる途中で、それはきた(笑) そこでいつものごとく芦ヶ久保の道の駅に寄るが、そこでは用が済まず、すっきりしない気分で車に戻る。出そうで出ない。こんな状況が一番よくない。このままでは歩きのパフォーマンスにも影響する(笑)

武州日野駅に到着した。準備も済んで駐車料金を払おうと駅舎を覗くが駅員さんはいない。それでは下山してから払おう。気温は-1度程か、多少風が吹いて肌寒い。ダウンジャケットを着込んでR140に出て秩父に戻るように歩を進める。

武州日野駅に到着した。準備も済んで駐車料金を払おうと駅舎を覗くが駅員さんはいない。それでは下山してから払おう。気温は-1度程か、多少風が吹いて肌寒い。ダウンジャケットを着込んでR140に出て秩父に戻るように歩を進める。

武州日野駅に到着した。準備も済んで駐車料金を払おうと駅舎を覗くが駅員さんはいない。それでは下山してから払おう。気温は-1度程か、多少風が吹いて肌寒い。ダウンジャケットを着込んでR140に出て秩父に戻るように歩を進める。

橋の上から目指す篠戸山や熊倉山、矢岳が遠望出来る。1,000mより高地は雪がそれなりに見られるが、篠戸山あたりは雪はなさそうだ。

橋の上から目指す篠戸山や熊倉山、矢岳が遠望出来る。1,000mより高地は雪がそれなりに見られるが、篠戸山あたりは雪はなさそうだ。

橋の上から目指す篠戸山や熊倉山、矢岳が遠望出来る。1,000mより高地は雪がそれなりに見られるが、篠戸山あたりは雪はなさそうだ。

橋を渡り秩父鉄道の線路を越してすぐ右に曲がり道なりに進むと事上沢に出る。

橋を渡り秩父鉄道の線路を越してすぐ右に曲がり道なりに進むと事上沢に出る。

橋を渡り秩父鉄道の線路を越してすぐ右に曲がり道なりに進むと事上沢に出る。

ここが本日の起点と終点になる。まずは手前の右岸尾根を登り、数時間後に川向こうの左岸尾根を伝ってこの地に下りる。

ここが本日の起点と終点になる。まずは手前の右岸尾根を登り、数時間後に川向こうの左岸尾根を伝ってこの地に下りる。

ここが本日の起点と終点になる。まずは手前の右岸尾根を登り、数時間後に川向こうの左岸尾根を伝ってこの地に下りる。

尾根の末端から忠実に歩こうと事上沢を進むと沢沿いに道があった。電力会社の作業道か分からないけど、尾根に沿ってないので5m程登って尾根に取り付いた。

尾根の末端から忠実に歩こうと事上沢を進むと沢沿いに道があった。電力会社の作業道か分からないけど、尾根に沿ってないので5m程登って尾根に取り付いた。

尾根の末端から忠実に歩こうと事上沢を進むと沢沿いに道があった。電力会社の作業道か分からないけど、尾根に沿ってないので5m程登って尾根に取り付いた。

取り付きの急登に息を切らしながら登る。ひと段落着いたところでダウンジャケットを脱いでリュックに仕舞う。

取り付きの急登に息を切らしながら登る。ひと段落着いたところでダウンジャケットを脱いでリュックに仕舞う。

取り付きの急登に息を切らしながら登る。ひと段落着いたところでダウンジャケットを脱いでリュックに仕舞う。

適当な岩に腰掛けて汗を拭う。振り向くと樹間越しに秩父盆地が見下ろせる。軽く栄養補給して歩き始める。

適当な岩に腰掛けて汗を拭う。振り向くと樹間越しに秩父盆地が見下ろせる。軽く栄養補給して歩き始める。

適当な岩に腰掛けて汗を拭う。振り向くと樹間越しに秩父盆地が見下ろせる。軽く栄養補給して歩き始める。

標高700mを過ぎ、右手に71号の鉄塔を見下ろすと尾根は左に大きく曲がる。前方に右岸尾根に侵入しないようにとトラロープが張られていた。その先に山の神が鎮座している。どうやら一般登山道に出たようだ。

標高700mを過ぎ、右手に71号の鉄塔を見下ろすと尾根は左に大きく曲がる。前方に右岸尾根に侵入しないようにとトラロープが張られていた。その先に山の神が鎮座している。どうやら一般登山道に出たようだ。

標高700mを過ぎ、右手に71号の鉄塔を見下ろすと尾根は左に大きく曲がる。前方に右岸尾根に侵入しないようにとトラロープが張られていた。その先に山の神が鎮座している。どうやら一般登山道に出たようだ。

尾根は大反山に続くが、登山道は大反山を巻いてクタシノクビレへ向かっている。大反山まで標高差で100m程度だ。ならばせっかくだからと尾根をそのまま登ると、じきに大反山に到着した。

尾根は大反山に続くが、登山道は大反山を巻いてクタシノクビレへ向かっている。大反山まで標高差で100m程度だ。ならばせっかくだからと尾根をそのまま登ると、じきに大反山に到着した。

尾根は大反山に続くが、登山道は大反山を巻いてクタシノクビレへ向かっている。大反山まで標高差で100m程度だ。ならばせっかくだからと尾根をそのまま登ると、じきに大反山に到着した。

大反山から南へ向かいクシタノクビレに出た。ここは大反山と矢岳尾根の鞍部。味のある表札は健在だ。

大反山から南へ向かいクシタノクビレに出た。ここは大反山と矢岳尾根の鞍部。味のある表札は健在だ。

大反山から南へ向かいクシタノクビレに出た。ここは大反山と矢岳尾根の鞍部。味のある表札は健在だ。

矢岳尾根へ向かう途中の開けた69号鉄塔でしばし休憩を取る。

矢岳尾根へ向かう途中の開けた69号鉄塔でしばし休憩を取る。

矢岳尾根へ向かう途中の開けた69号鉄塔でしばし休憩を取る。

鉄塔の基礎に腰かけて東側に見える武甲山、小持山、大持山の展望を楽しむ。

鉄塔の基礎に腰かけて東側に見える武甲山、小持山、大持山の展望を楽しむ。

鉄塔の基礎に腰かけて東側に見える武甲山、小持山、大持山の展望を楽しむ。

鉄塔からほどなくして矢岳尾根に到達した。

鉄塔からほどなくして矢岳尾根に到達した。

鉄塔からほどなくして矢岳尾根に到達した。

東へ延びるフナイド尾根には侵入しないようにロープが張られている。

東へ延びるフナイド尾根には侵入しないようにロープが張られている。

東へ延びるフナイド尾根には侵入しないようにロープが張られている。

尾根を西に向かうとじきに左側が伐採されて南の展望が一気に開ける。奥にみえる大平山や七跳山の北面は雪が積もっているようだ。

尾根を西に向かうとじきに左側が伐採されて南の展望が一気に開ける。奥にみえる大平山や七跳山の北面は雪が積もっているようだ。

尾根を西に向かうとじきに左側が伐採されて南の展望が一気に開ける。奥にみえる大平山や七跳山の北面は雪が積もっているようだ。

画面中央の左側が開けたピークが篠戸山。もう目と鼻の先。その左に見える尖がったピークは矢岳。元々はあそこまで歩いて、矢岳の北尾根を下りてみたかったが、さすがにそこまでの時間がない。

画面中央の左側が開けたピークが篠戸山。もう目と鼻の先。その左に見える尖がったピークは矢岳。元々はあそこまで歩いて、矢岳の北尾根を下りてみたかったが、さすがにそこまでの時間がない。

画面中央の左側が開けたピークが篠戸山。もう目と鼻の先。その左に見える尖がったピークは矢岳。元々はあそこまで歩いて、矢岳の北尾根を下りてみたかったが、さすがにそこまでの時間がない。

先ほどのポイントから一旦下がって登り返すと篠戸山に到着した。日差しが強いので日焼け止めを塗る。

先ほどのポイントから一旦下がって登り返すと篠戸山に到着した。日差しが強いので日焼け止めを塗る。

先ほどのポイントから一旦下がって登り返すと篠戸山に到着した。日差しが強いので日焼け止めを塗る。

尾根上はそれなりに風が吹いていた。さすがに肌寒くなりダウンジャケットを着こんだ。

尾根上はそれなりに風が吹いていた。さすがに肌寒くなりダウンジャケットを着こんだ。

尾根上はそれなりに風が吹いていた。さすがに肌寒くなりダウンジャケットを着こんだ。

座るのにちょうど良い切り株に腰かけてランチタイム。それにしても静かで気持ちがよい。思わず寝転びたいところだ。

座るのにちょうど良い切り株に腰かけてランチタイム。それにしても静かで気持ちがよい。思わず寝転びたいところだ。

座るのにちょうど良い切り株に腰かけてランチタイム。それにしても静かで気持ちがよい。思わず寝転びたいところだ。

目の前に張られた鹿の食害防止ネットが邪魔だけど雲一つない好展望を独り占め。南一面に広がる山々はどれも登ったことのある山ばかりだから見れば大体分かる。地形図を広げて尾根同定して楽しんだ(笑)。

目の前に張られた鹿の食害防止ネットが邪魔だけど雲一つない好展望を独り占め。南一面に広がる山々はどれも登ったことのある山ばかりだから見れば大体分かる。地形図を広げて尾根同定して楽しんだ(笑)。

目の前に張られた鹿の食害防止ネットが邪魔だけど雲一つない好展望を独り占め。南一面に広がる山々はどれも登ったことのある山ばかりだから見れば大体分かる。地形図を広げて尾根同定して楽しんだ(笑)。

篠戸山で1時間ほどのんびりと過ごし、コンパスをセットして事上沢左岸尾根に足を踏み入れる。ここは過去に登りで歩いた事があるからと多少なめていた。

篠戸山で1時間ほどのんびりと過ごし、コンパスをセットして事上沢左岸尾根に足を踏み入れる。ここは過去に登りで歩いた事があるからと多少なめていた。

篠戸山で1時間ほどのんびりと過ごし、コンパスをセットして事上沢左岸尾根に足を踏み入れる。ここは過去に登りで歩いた事があるからと多少なめていた。

しかし、結構な急な傾斜、登りで歩いた際にはあまり苦労した記憶がないだけにちょっと戸惑う。踏み跡もほとんど見られず、足で踏ん張って降るのがしんどい。たまらずストックを出した。

しかし、結構な急な傾斜、登りで歩いた際にはあまり苦労した記憶がないだけにちょっと戸惑う。踏み跡もほとんど見られず、足で踏ん張って降るのがしんどい。たまらずストックを出した。

しかし、結構な急な傾斜、登りで歩いた際にはあまり苦労した記憶がないだけにちょっと戸惑う。踏み跡もほとんど見られず、足で踏ん張って降るのがしんどい。たまらずストックを出した。

やがて傾斜は緩み尾根型は広くなり少しばかりわかりづらくなるが、右側は事上沢の源頭に下る支尾根があるのでそこに導かれないようにと左を意識して歩く。

やがて傾斜は緩み尾根型は広くなり少しばかりわかりづらくなるが、右側は事上沢の源頭に下る支尾根があるのでそこに導かれないようにと左を意識して歩く。

やがて傾斜は緩み尾根型は広くなり少しばかりわかりづらくなるが、右側は事上沢の源頭に下る支尾根があるのでそこに導かれないようにと左を意識して歩く。

次第に尾根型は明瞭になるが、どんどんと傾斜は増していく。あれ、こんなに急だったかなぁと、それでも朧げな記憶を頼りに間違っていないと思い込む。

次第に尾根型は明瞭になるが、どんどんと傾斜は増していく。あれ、こんなに急だったかなぁと、それでも朧げな記憶を頼りに間違っていないと思い込む。

次第に尾根型は明瞭になるが、どんどんと傾斜は増していく。あれ、こんなに急だったかなぁと、それでも朧げな記憶を頼りに間違っていないと思い込む。

登りでは大した事はないと思っても、下りは厳しいものだと構わず進む。しかし尾根は行き詰り先は崖になってしまった。どうやらルートミスをしたようだ(^^;)

登りでは大した事はないと思っても、下りは厳しいものだと構わず進む。しかし尾根は行き詰り先は崖になってしまった。どうやらルートミスをしたようだ(^^;)

登りでは大した事はないと思っても、下りは厳しいものだと構わず進む。しかし尾根は行き詰り先は崖になってしまった。どうやらルートミスをしたようだ(^^;)

地形図を見直してみると向かう方向が微妙にずれていた。よく周囲を見渡すとさらに左手に尾根が続いているが、左を意識しすぎて、違う尾根に乗ってしまった。 右側に別の尾根が見える。本来ならば尾根を登り返した方がよいのだが、尾根を登り返すのは面倒だ。右手の尾根までは少し崩落した感じの斜面が続く。

地形図を見直してみると向かう方向が微妙にずれていた。よく周囲を見渡すとさらに左手に尾根が続いているが、左を意識しすぎて、違う尾根に乗ってしまった。 右側に別の尾根が見える。本来ならば尾根を登り返した方がよいのだが、尾根を登り返すのは面倒だ。右手の尾根までは少し崩落した感じの斜面が続く。

地形図を見直してみると向かう方向が微妙にずれていた。よく周囲を見渡すとさらに左手に尾根が続いているが、左を意識しすぎて、違う尾根に乗ってしまった。 右側に別の尾根が見える。本来ならば尾根を登り返した方がよいのだが、尾根を登り返すのは面倒だ。右手の尾根までは少し崩落した感じの斜面が続く。

トラバースするのに躊躇するが、よく見ると踏み跡らしいのがなんとなく見える。

トラバースするのに躊躇するが、よく見ると踏み跡らしいのがなんとなく見える。

トラバースするのに躊躇するが、よく見ると踏み跡らしいのがなんとなく見える。

獣道かな。取り敢えず踏み跡らしきを追って、難なく隣の尾根に乗った。

獣道かな。取り敢えず踏み跡らしきを追って、難なく隣の尾根に乗った。

獣道かな。取り敢えず踏み跡らしきを追って、難なく隣の尾根に乗った。

右奥には右岸尾根と70号鉄塔が見える。ここが正しい尾根かなと見下ろすが、ここもなかなかの傾斜だ(実はここも間違い尾根)。

右奥には右岸尾根と70号鉄塔が見える。ここが正しい尾根かなと見下ろすが、ここもなかなかの傾斜だ(実はここも間違い尾根)。

右奥には右岸尾根と70号鉄塔が見える。ここが正しい尾根かなと見下ろすが、ここもなかなかの傾斜だ(実はここも間違い尾根)。

こんなに急だったかな、それほど難しい尾根ではなかったよなと多少疑心暗鬼になるも構わず下る。しかし傾斜はさらに増す間違いに気が付いた。目的の尾根はさらに右だった。

こんなに急だったかな、それほど難しい尾根ではなかったよなと多少疑心暗鬼になるも構わず下る。しかし傾斜はさらに増す間違いに気が付いた。目的の尾根はさらに右だった。

こんなに急だったかな、それほど難しい尾根ではなかったよなと多少疑心暗鬼になるも構わず下る。しかし傾斜はさらに増す間違いに気が付いた。目的の尾根はさらに右だった。

こんな急な岩場を恐々とトラバースするも途中で行き詰り垂直に近い斜面だが、立ち木に捉まりながら3mほどよじ登る。

こんな急な岩場を恐々とトラバースするも途中で行き詰り垂直に近い斜面だが、立ち木に捉まりながら3mほどよじ登る。

こんな急な岩場を恐々とトラバースするも途中で行き詰り垂直に近い斜面だが、立ち木に捉まりながら3mほどよじ登る。

そしてようやく顕著な尾根にでた。踏み跡らしきも認められる。やっと正規?の尾根に乗れたようだ。久しぶりに少し緊張した。

そしてようやく顕著な尾根にでた。踏み跡らしきも認められる。やっと正規?の尾根に乗れたようだ。久しぶりに少し緊張した。

そしてようやく顕著な尾根にでた。踏み跡らしきも認められる。やっと正規?の尾根に乗れたようだ。久しぶりに少し緊張した。

やがて左下には持小屋沢の支流が間近にせまり、右下は事上沢の谷が迫った痩せた尾根に変わる。ここまで来れば一安心。途中にある山の神の祠は崩壊していた。

やがて左下には持小屋沢の支流が間近にせまり、右下は事上沢の谷が迫った痩せた尾根に変わる。ここまで来れば一安心。途中にある山の神の祠は崩壊していた。

やがて左下には持小屋沢の支流が間近にせまり、右下は事上沢の谷が迫った痩せた尾根に変わる。ここまで来れば一安心。途中にある山の神の祠は崩壊していた。

尾根はなだらかになり、歩き易い鉄塔巡視路に変わると72号鉄塔に出た。

尾根はなだらかになり、歩き易い鉄塔巡視路に変わると72号鉄塔に出た。

尾根はなだらかになり、歩き易い鉄塔巡視路に変わると72号鉄塔に出た。

リュックを下ろしてしばし休憩をとる。西側には熊倉山や秩父御岳山の向こうに両神山もよく見える。

リュックを下ろしてしばし休憩をとる。西側には熊倉山や秩父御岳山の向こうに両神山もよく見える。

リュックを下ろしてしばし休憩をとる。西側には熊倉山や秩父御岳山の向こうに両神山もよく見える。

あとは尾根に沿って250m程下り歩き始めの橋に出るだけ。尾根を忠実に下るが、徐々に尾根は急になる。

あとは尾根に沿って250m程下り歩き始めの橋に出るだけ。尾根を忠実に下るが、徐々に尾根は急になる。

あとは尾根に沿って250m程下り歩き始めの橋に出るだけ。尾根を忠実に下るが、徐々に尾根は急になる。

ちょっと躊躇うような傾斜になってきた。あれ、おかしいなと右手を見ると尾根が続いている。どうやらまた間違えたようだ。

ちょっと躊躇うような傾斜になってきた。あれ、おかしいなと右手を見ると尾根が続いている。どうやらまた間違えたようだ。

ちょっと躊躇うような傾斜になってきた。あれ、おかしいなと右手を見ると尾根が続いている。どうやらまた間違えたようだ。

やがて植林を抜けてホオノキの大きな落葉に滑らないよう慎重に下ると林道が見えた。

やがて植林を抜けてホオノキの大きな落葉に滑らないよう慎重に下ると林道が見えた。

やがて植林を抜けてホオノキの大きな落葉に滑らないよう慎重に下ると林道が見えた。

なんとか無事に往路の右岸尾根の取り付きに戻れた。

なんとか無事に往路の右岸尾根の取り付きに戻れた。

なんとか無事に往路の右岸尾根の取り付きに戻れた。

ちょこまかしたルートミスもあって意外と時間が掛かってしまった。

ちょこまかしたルートミスもあって意外と時間が掛かってしまった。

ちょこまかしたルートミスもあって意外と時間が掛かってしまった。

R140から篠戸山と復路の左岸尾根を見渡す。下りで3回もルートをミスってしまった。

R140から篠戸山と復路の左岸尾根を見渡す。下りで3回もルートをミスってしまった。

R140から篠戸山と復路の左岸尾根を見渡す。下りで3回もルートをミスってしまった。

武州日野駅に戻った。線路の向こうに立つ弟富士山はカタクリが咲く山としてそれなりに有名だが、節分草が咲くことでも知られる。

武州日野駅に戻った。線路の向こうに立つ弟富士山はカタクリが咲く山としてそれなりに有名だが、節分草が咲くことでも知られる。

武州日野駅に戻った。線路の向こうに立つ弟富士山はカタクリが咲く山としてそれなりに有名だが、節分草が咲くことでも知られる。

ひょっとしたら、ここでも見られるのではないかと、駅長さんに駐車料金を支払うついでに聞いてみた。するとまだ咲いているかどうか分からないけど、あの辺りに咲くよと、斜面を指で指して教えていただいた。寄ってみたけど少し早かったようだ。

ひょっとしたら、ここでも見られるのではないかと、駅長さんに駐車料金を支払うついでに聞いてみた。するとまだ咲いているかどうか分からないけど、あの辺りに咲くよと、斜面を指で指して教えていただいた。寄ってみたけど少し早かったようだ。

ひょっとしたら、ここでも見られるのではないかと、駅長さんに駐車料金を支払うついでに聞いてみた。するとまだ咲いているかどうか分からないけど、あの辺りに咲くよと、斜面を指で指して教えていただいた。寄ってみたけど少し早かったようだ。

すると駅長さんが、福寿草だったら咲いているよ!と声を掛けていただいたので、ついていくと駅舎の端の花壇に10株ほど咲いていた。

すると駅長さんが、福寿草だったら咲いているよ!と声を掛けていただいたので、ついていくと駅舎の端の花壇に10株ほど咲いていた。

すると駅長さんが、福寿草だったら咲いているよ!と声を掛けていただいたので、ついていくと駅舎の端の花壇に10株ほど咲いていた。

武州日野駅に到着した。準備も済んで駐車料金を払おうと駅舎を覗くが駅員さんはいない。それでは下山してから払おう。気温は-1度程か、多少風が吹いて肌寒い。ダウンジャケットを着込んでR140に出て秩父に戻るように歩を進める。

橋の上から目指す篠戸山や熊倉山、矢岳が遠望出来る。1,000mより高地は雪がそれなりに見られるが、篠戸山あたりは雪はなさそうだ。

橋を渡り秩父鉄道の線路を越してすぐ右に曲がり道なりに進むと事上沢に出る。

ここが本日の起点と終点になる。まずは手前の右岸尾根を登り、数時間後に川向こうの左岸尾根を伝ってこの地に下りる。

尾根の末端から忠実に歩こうと事上沢を進むと沢沿いに道があった。電力会社の作業道か分からないけど、尾根に沿ってないので5m程登って尾根に取り付いた。

取り付きの急登に息を切らしながら登る。ひと段落着いたところでダウンジャケットを脱いでリュックに仕舞う。

適当な岩に腰掛けて汗を拭う。振り向くと樹間越しに秩父盆地が見下ろせる。軽く栄養補給して歩き始める。

標高700mを過ぎ、右手に71号の鉄塔を見下ろすと尾根は左に大きく曲がる。前方に右岸尾根に侵入しないようにとトラロープが張られていた。その先に山の神が鎮座している。どうやら一般登山道に出たようだ。

尾根は大反山に続くが、登山道は大反山を巻いてクタシノクビレへ向かっている。大反山まで標高差で100m程度だ。ならばせっかくだからと尾根をそのまま登ると、じきに大反山に到着した。

大反山から南へ向かいクシタノクビレに出た。ここは大反山と矢岳尾根の鞍部。味のある表札は健在だ。

矢岳尾根へ向かう途中の開けた69号鉄塔でしばし休憩を取る。

鉄塔の基礎に腰かけて東側に見える武甲山、小持山、大持山の展望を楽しむ。

鉄塔からほどなくして矢岳尾根に到達した。

東へ延びるフナイド尾根には侵入しないようにロープが張られている。

尾根を西に向かうとじきに左側が伐採されて南の展望が一気に開ける。奥にみえる大平山や七跳山の北面は雪が積もっているようだ。

画面中央の左側が開けたピークが篠戸山。もう目と鼻の先。その左に見える尖がったピークは矢岳。元々はあそこまで歩いて、矢岳の北尾根を下りてみたかったが、さすがにそこまでの時間がない。

先ほどのポイントから一旦下がって登り返すと篠戸山に到着した。日差しが強いので日焼け止めを塗る。

尾根上はそれなりに風が吹いていた。さすがに肌寒くなりダウンジャケットを着こんだ。

座るのにちょうど良い切り株に腰かけてランチタイム。それにしても静かで気持ちがよい。思わず寝転びたいところだ。

目の前に張られた鹿の食害防止ネットが邪魔だけど雲一つない好展望を独り占め。南一面に広がる山々はどれも登ったことのある山ばかりだから見れば大体分かる。地形図を広げて尾根同定して楽しんだ(笑)。

篠戸山で1時間ほどのんびりと過ごし、コンパスをセットして事上沢左岸尾根に足を踏み入れる。ここは過去に登りで歩いた事があるからと多少なめていた。

しかし、結構な急な傾斜、登りで歩いた際にはあまり苦労した記憶がないだけにちょっと戸惑う。踏み跡もほとんど見られず、足で踏ん張って降るのがしんどい。たまらずストックを出した。

やがて傾斜は緩み尾根型は広くなり少しばかりわかりづらくなるが、右側は事上沢の源頭に下る支尾根があるのでそこに導かれないようにと左を意識して歩く。

次第に尾根型は明瞭になるが、どんどんと傾斜は増していく。あれ、こんなに急だったかなぁと、それでも朧げな記憶を頼りに間違っていないと思い込む。

登りでは大した事はないと思っても、下りは厳しいものだと構わず進む。しかし尾根は行き詰り先は崖になってしまった。どうやらルートミスをしたようだ(^^;)

地形図を見直してみると向かう方向が微妙にずれていた。よく周囲を見渡すとさらに左手に尾根が続いているが、左を意識しすぎて、違う尾根に乗ってしまった。 右側に別の尾根が見える。本来ならば尾根を登り返した方がよいのだが、尾根を登り返すのは面倒だ。右手の尾根までは少し崩落した感じの斜面が続く。

トラバースするのに躊躇するが、よく見ると踏み跡らしいのがなんとなく見える。

獣道かな。取り敢えず踏み跡らしきを追って、難なく隣の尾根に乗った。

右奥には右岸尾根と70号鉄塔が見える。ここが正しい尾根かなと見下ろすが、ここもなかなかの傾斜だ(実はここも間違い尾根)。

こんなに急だったかな、それほど難しい尾根ではなかったよなと多少疑心暗鬼になるも構わず下る。しかし傾斜はさらに増す間違いに気が付いた。目的の尾根はさらに右だった。

こんな急な岩場を恐々とトラバースするも途中で行き詰り垂直に近い斜面だが、立ち木に捉まりながら3mほどよじ登る。

そしてようやく顕著な尾根にでた。踏み跡らしきも認められる。やっと正規?の尾根に乗れたようだ。久しぶりに少し緊張した。

やがて左下には持小屋沢の支流が間近にせまり、右下は事上沢の谷が迫った痩せた尾根に変わる。ここまで来れば一安心。途中にある山の神の祠は崩壊していた。

尾根はなだらかになり、歩き易い鉄塔巡視路に変わると72号鉄塔に出た。

リュックを下ろしてしばし休憩をとる。西側には熊倉山や秩父御岳山の向こうに両神山もよく見える。

あとは尾根に沿って250m程下り歩き始めの橋に出るだけ。尾根を忠実に下るが、徐々に尾根は急になる。

ちょっと躊躇うような傾斜になってきた。あれ、おかしいなと右手を見ると尾根が続いている。どうやらまた間違えたようだ。

やがて植林を抜けてホオノキの大きな落葉に滑らないよう慎重に下ると林道が見えた。

なんとか無事に往路の右岸尾根の取り付きに戻れた。

ちょこまかしたルートミスもあって意外と時間が掛かってしまった。

R140から篠戸山と復路の左岸尾根を見渡す。下りで3回もルートをミスってしまった。

武州日野駅に戻った。線路の向こうに立つ弟富士山はカタクリが咲く山としてそれなりに有名だが、節分草が咲くことでも知られる。

ひょっとしたら、ここでも見られるのではないかと、駅長さんに駐車料金を支払うついでに聞いてみた。するとまだ咲いているかどうか分からないけど、あの辺りに咲くよと、斜面を指で指して教えていただいた。寄ってみたけど少し早かったようだ。

すると駅長さんが、福寿草だったら咲いているよ!と声を掛けていただいたので、ついていくと駅舎の端の花壇に10株ほど咲いていた。