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バリゴヤノ頭・強力の頭の写真

2020.10.11(日) 09:54

この写真を含む活動日記

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08:14

5.7 km

913 m

バリゴヤノ頭・強力の頭

観音峯山・大普賢岳・山上ヶ岳・稲村ヶ岳 (奈良)

2020.10.11(日) 日帰り

バリゴヤノ頭(ヘッド)伝説  あたいがこいつに挑むのは3回目サ バリコヤノヘッドは なかなか手ごわいやつでね こいつをやっつけるのに あたい一人じゃ不安だったのサ あたいは バリヘッドに挑むために チームの兄貴と姉貴に来てもらった訳サ 兄貴も姉貴も チームで頭はれるベテランでね あたいはマジ 安心しきってたのサ 突撃したのが大川口からでね 急坂があたい達にダメージを与えるのサ 二本足で歩くより 手まで使わせやがる おかげであたいのグローブはドロドロになっちまった でもこの急坂よりもバリヘッド上部の岩が最も行く手を阻むのサ 台風通過の翌日 雨に濡れた岩なんて触れたもんじゃねぇ こりゃあ バリヘッドの攻撃なのかい? リーダーのもん兄貴が果敢に攻めてゆく 心の中で 「やっちまいな もん兄貴」と応援しちまったゼ 危なそうなシーンでは、兄貴の張ってくれたロープで助けてくれた 仲間って…いいもんだな 大川口とモジキ谷分岐のあたりで兄貴から 先歩けって指示があってサ  バリヘッドとの戦いに花を持たせてくれたんだ 意気込んで先歩いたら、ニセバリゴヤノ頭で間違っちまった 少し戻って道を見つけたけど、 嬉しがってニセバリヘッドで回りの山を見回すんじゃないよ バリヘッドはもう見える所まで来ちまった さぁ行くよ!待ってなバリ公 これまでのトリップや攻撃を思うとなんてことはない道サ ついに着いたか?本当にここがバリヘッドか? 前に見た白い板の看板がないじゃねーか さっきのニセバリの事があったもんで 疑心暗鬼になっちまった 兄貴や姉貴も到着して、ここがバリヘッドである事を確信したのサ よ~く見ると木に溶け込んだ看板や ちっせー木の板がぶら下がってやがった 全身泥だらけになったあたいの完敗サ やっぱ バリヘッドの戦いにルートはないのサ 下りもバリヘッドの攻撃は手を抜いてくれないね モジキ谷への道は、岩場はないが 急斜面と木の根っこ、浮石攻撃を仕掛けてきたのサ 急斜面では足の筋肉を疲労させ、 濡れた木の根っこで倒させる 挙句、浮石攻撃で仲間割れを狙うという 心理作戦まで仕掛けてきやがった こんな事であたいらのチームが割れるとでも言いたいのかい? 大丈夫だよ 兄貴、姉貴は経験者なんだ 浮石攻撃の回避法なんて心得ているってもんサ 急斜面の下りほど、下ばっかり見ちまってルートを見誤るってもんでね あたいは2度目のモジキ谷への下りでも、 尾根の左右どちらの尾根に行くかわからなくなっちまった そんな時 YAMAの兄貴が先を歩いてくれたのサ YAMAの兄貴のルーファイは早くてね その足取りの軽さに見ほれちまったサ 下りの攻撃であたいが何度もコケているのを ニッシーの兄貴が見ててさ 「プライド捨てて 杖使いな」と何度も言ってくれたんだ あたいも意固地でね スライディングするようにこけた時にゃ 素直に兄貴のアドバイスを聞き入れたのサ ストックなんか持ってきてなかったのに 「杖を使おう」と周りを探したら ちょうどいいのがあったんだ おや これはバリヘッドからの恩情なのかい? ありがたく使わせてもらうよ そうだ お前の名前は「強力の杖」だよ 川の音が聞こえたら もう終わりが近いよ これでバリヘッドとおさらばだと思うと胸が熱くなるサ でも またいつか挑みにくるよ そんときゃ よろしく頼むよ 顔はやめてね ボディならいいサ