活動データ
タイム
11:25
距離
4.9km
のぼり
876m
くだり
878m
活動詳細
すべて見る元々阿蘇山は火山岩で脆い山で、特に根子岳や鷲ヶ峰は毎年着実に風化による崩壊が進んでおり、熊本地震でさらに大きく崩壊しました。 所属会では、創始者の阿蘇好きが高じて毎年1~3回、その崩壊具合を様子見しに行くのが恒例です。御大いわく、クラシックやバリエーションは登山とクライミングが同時にできるから楽しいんだそうです。うん、それを世間ではアルパインクライミングというのではなかったかな。 本日はノーマルBルートのつもりで出発したものの、濃霧に包まれ、かつ、分岐の岩が見当たらず、北陵ルートに変更しましたが、それが幸いでした。 赤壁を登攀し終わって見えた全貌。今年の豪雨の影響なのか、ノーマルBの懸垂やトラバース位置とおぼしき箇所は無惨に抉れている、と御大。 北陵自体も風化に前回よりグレードがぐんと上がってて、あと数年で、鷲も登攀できなくなるかもしれません。『だいたい、心臓に毛が生えていないとリードなんてできない。まともな人間がいくところじゃない。命知らずが来る場所』と先輩方^^; 穂高のジャンダルムやキレットなんて梯子かけてあったり手入れが行き届いてて、とても可愛いレベルに思えます。 今回も学ぶべきことが沢山ありましたが、一番はフォール。やらかしました。まだ登り出しでしたが、やばかった。コンテ(固定)で繋がっていたことと、幸いにも私が小柄で軽量だったので後続の先輩が懐でキャッチしてくださって難を逃れましたが、その後、1日中密かに動揺が止まりませんでした。 火山岩は脆くて、ホールドやスタンスがすぐ崩れます。例えていうと、泥壁に石が埋まっている感じで手前に引けません。すぐ『抜け』ます。どれも信用ならない。それを踏まえていても起きることは起きる、とは言えねぇ…。技術云々じゃないからって、先輩は言ってくれましたが、やらかした感じが半端なくて、猛反省です。 今回サブの先輩が、この崩壊具合からいくとこれが最後になるかもしれんからというので、2人で記念に石を持って帰ってきました。 本当に最後になるのかな?苦笑
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。