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【荒島岳】名峰の頂上で名物を食らうの写真

2020.10.11(日) 07:06

ここが登山口。数台駐車できるスペースもある。

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11.8 km

1327 m

【荒島岳】名峰の頂上で名物を食らう

荒島岳 (福井)

2020.10.11(日) 日帰り

《アプローチ》 車=1時間40分(金沢-中出コース駐車場) 《登山コース》 7:00中出コース駐車場-9:05小荒島岳-9:27シャクナゲ平-10:28/11:11荒島岳(食事)-11:55シャクナゲ平-13:30中出コース駐車場 (グレートトラバース風に) 午前7時、random walkerは福井県大野市の山麓にいた。本州を直撃しそうだった台風14号は高気圧に押し戻され、まさかのUターン。それならと急きょ山に登ることにしたのだ。今回の舞台は、福井県唯一の百名山・荒島岳。比較的近くにある人気の山にもかかわらず、random walkerは今まで登ったことがなかった。 荒島岳には勝原(かどはら)スキー場を起点に勝原コースを登る人が多い。しかし、random walkerが選んだのは中出(なかんで)コース。かつて深田久弥が『日本百名山』の取材に奥様同伴で歩いたルートだという。 登山開始から2時間余り、random walkerは小荒島岳(標高1,186m)の山頂に到達した。本来なら荒島岳の秀麗な山容が眼前に迫るはずが、ガスに視界を遮られて眺望はゼロ。残念だが、天気だけはどうしようもない。 この日は小雨が降ったり止んだり。シャクナゲ平の先で佐開(さびらき)コースと合流すると、難所のもちが壁に差しかかる。ロープや鎖が取りつけられた急斜面。登山開始から3時間近くが経過し、還暦が近いrandom walkerは疲労の色を隠せない。10時28分、ようやく荒島岳(同1,523m)に登頂した。 するとrandom walker、ザックから食材と調理器具を取り出した。彼がフライパンに投じたのは、カット野菜と星山商店の白ホルモン。大野市には「とんちゃん」と呼ばれる名物のホルモン焼きがある。random walkerは山頂でご当地名物を食べようという魂胆のようだ。彼は料理に腕を振るい、とんちゃんライスの出来栄えに会心の笑みを浮かべた。 お腹が満たされ、random walkerは来た道を戻り始めた。復路は「小さい秋」を探しながら下山する。午後1時30分、中出コースの登山口に帰還。荒島岳では紅葉のピークはまだ先のようだ。今年はどの山へ紅葉狩りに行こうか。彼の視線はすでに次の山行へ向けられていた。前人未踏の挑戦は続く。