野江股ノ頭で神様に出会う！の写真

乗鞍岳へ紅葉登山に行く予定が台風の影響で中止に。 急遽変更して、野江股ノ頭（江股ノ頭）〜白倉山を周回することしました。 庵の谷林道の入口に車を駐車して江馬小屋登山口まで徒歩で移動。これを最初にしておくと下山後に車道を歩かなくて済みます。 台風後で水量が多いから嫌な予感はしていたけど見事に的中！江馬小屋登山口をスタートしてすぐの渡渉が凄い水量で渡れそうもない。下手したら腰まで浸かりそう。 林道入口まで戻って廃道になったと言われてるルートで野江股ノ頭に挑みました。この時点でかなりの時間ロス。 気を取り直して再出発。取り付きからいきなり急登です。踏み後はほぼないものの新しい2色のテープがたくさん設置されていました。 大岩を巻いてP962に登る尾根の取り付き地点に着くとその2色のテープは尾根に登らずにトラバースしています。テープが新しいし最近ルートが整備されたのかなって思い、予定の尾根を登らずにテープのルートを進みました。結構トラバースしたところで途中で2色のテープがいきなり無くなる！あのテープは何だったのか…。戻るのもしんどいし地図を確認しながらP962を目指しました。 なんとかP962に到着。かなりの急登でしたが、それ以降は比較的傾斜はマシになりました。野江股ノ頭までテープはかなり少ないけど尾根を外さなければ大丈夫でした。急にテープが全くない区間があり、途中で複数のテープの塊が捨ててあり、きっと誰かが剥がした捨てたのではないかと思われます。これって遭難を招くと思うんですけど…。 今回も熊に遭遇。熊鈴を鳴らしまくってたから対面せずに斜面を下っていきました。 野江股ノ頭〜白倉山までは稜線歩き。きっと快適なルートなんだと思ってたけど、実際は真逆！テープはたくさんあるものの、ブッシュと倒木で大変！全然思うように進めません。メンタルがやられます（笑） 白倉山〜大熊ノ頭までは安心の登山道。さっきまでの稜線歩きが嘘みたいな快適さ（笑） 大熊ノ頭〜林道合流までも安心の登山道。 林道に合流してからは長い長い林道歩きです。歩いても歩いても終わりません。登りの急登で登山での持病である膝裏が痛くなっていて、しかも両膝。痛みを我慢しながらの下山。その時、救世主が突然現れました！ 林業の方が軽トラで下ってきて『乗っていき〜。』とのお声がけ。神様が現れた〜（笑）車道まで乗せてもらって、神様はかっこよく帰っていかれました。 紆余曲折あったけど、達成感は半端なく思い出深い山行になりました。 ぶっちゃけ、アルプスよりしんどい。低山のバリルートは侮れません（笑）