新潟県ハイク 八海山の秋編

2020.10.11(日) 日帰り

この土日は天候が良くない。 家でゆっくり読書の秋を楽しむのも良い。 そんな風に思っていた。 しかしだ。 どこも天候が悪い中、晴れるところが ある。 またもや、南魚沼市だ。 前日の予報は晴れのち曇り。 いっそのこと移住したいくらいだ。 今日は八海山へと向かう。 紅葉が見頃らしい。 ロープウェイがあり8時半から営業している らしく、6時に出るくらいで良いのだろう。 ゆったりスタートができる。 翌朝、6時半過ぎに起きてしまった。 ぐっすり寝過ごす。 余談だが、我が家の寝室には冷暖房器具 がない。エアコンの風が苦手というのも ある。 よって季節の移ろいは寝る時に感じて いる。最近までは寝苦しい日々もあったが 秋は快適だ。程よく冷えた布団に風呂で 温まった身体を滑り込ます。 これがなんとも心地よい眠気を誘う。 きっとその心地よさが寝坊に繋がって いるのだろう。 話を戻そう。 今日の朝食はいつもながら運転しながら 済ます。 今日の朝食は、わかめと塩をまぶした おにぎりだ。 おにぎりの米は魚沼産コシヒカリなことは 言うまでもない。 心身ともに魚沼一色。身を清める。 程なくインターに到着。 ここから八海山までは近い。 事前に調べたところによると ロープウェイの乗り場付近にはお店が あり、きのこ汁がおいしいらしい。 帰りに食べたいが、寝坊した手前、 恐らく下山時は閉店だろう。 今は幸いお腹は満たされている。 せっかくの地元の味を楽しむ 機会を逃したくはない。 魚沼産コシヒカリのおにぎり を購入する。 ロープウェイは20分置きに出発している。 これに乗り込む。 ロープウェイ山頂についてからが登山開始だ。 しばらくは緩やかな登りが続く。 前日の雨のせいで、地面は泥濘んでいる。 そして土の匂いであろうか。 少し変わった匂いがする道をいく。 この道は風があまり抜けない。 籠ったような匂いの道だ。 しばらくすると景色が開ける。 水平線、魚沼市の田園風景が一望できる。 高いところから町を見るのは地形が 分かるからいい。 先人もきっと高いところから、土地を 見下ろし、夢を見たのだろう。 登るにつれ、紅葉との高度が合ってくる。 草紅葉や様々な色の紅葉を見ること ができる。 ここから急登が始まる。 紅葉と広がる景色に癒されながら、 登る。 今日はそれに加えて、岩も濡れて 滑りやすい。 鎖場もあるので慎重に進む。 途中、山岳信仰のご一行であろうか。 護摩を焚き、祈祷をしている方々と 出会った。 信仰の山として一面を垣間見ることが できた。 小屋に到着したので、お昼を取る。 ここは、越後駒ヶ岳と地蔵岳を眼前に 置くことできる良い場所だ。 今日の昼ご飯は、味噌煮込みうどんだ。 白菜、人参、油揚げ、蒸した南瓜にねぎ とごぼう、卵が具となる。 味噌は赤味噌がなかったので、 普通の味噌に豆豉醤を加えたものを ジャムの空き瓶に入れてきた。 南瓜が味噌に程よく溶け込み、 良い味だ。 デザートは柿だ。 秋味を満喫する。 ロープウェイの帰りの時間を見ながら 行けるところまで進むことにする。 道は巻道で大日岳を目指す。 この道が今回の難所だ。 絶壁に張り付くようにして 歩くところがいくつもある。 歩みを進めるにつれ、神経をすり減らす。 しかし、この道からの景色はいい。 記憶に残る景色となるだろう。 目的の山頂に到着し、別ルートで 戻ろう思ったが、鎖場で渋滞が起きていた。 来た道を戻る事にする。 神経はすり減り過ぎてもはや無くなって いた。足取りは軽い。  車に戻り家路につく。 車中では購入したおにぎりを頂く。 梅と昆布のおにぎりだった。 味はもちろんおいしい。 お腹はまだ満たされてはいない。 ご褒美の時間だ。 コンビニに寄ることにする。 レジ横の揚げ鳥に心を奪われる。 購入だ。 肝心のご褒美は 暖かいコーヒーにチョコアイスを 合わせる事にした。 これには説明は不要であろう。 さらに今日は夕飯がある。 自宅での夕飯は、ねぎとレンコンを焼き、 すき焼き用の肉に塩かけ、焼く。 冷たいごはんと合わせて食べる。 これにビールを1缶。 食欲の秋も我が家にも訪れたようだ。