往時は七堂伽藍 楞厳寺山

2020.10.10(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 1
休憩時間
34
距離
3.1 km
のぼり / くだり
400 / 401 m
1 5
26
28

活動詳細

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りょうごんじやま(日本山名事典)369.9m・さのやま264mです。 防府西高校のグランドに沿って車を走らせ、山陽自動車道の高架をくぐって山陽自動車道沿いに行くと数台駐車できる場所に出ます。そこが、登山口です。前に来たときは「クマ注意」の立て札がありましたが、今日はありません。立て札が朽ちた、台風で飛んだ、クマが絶滅した? 作業道をしばし歩くと、細い山道に入ります。上から人声が聞こえてきます。ご夫婦と覚しき方がすれ違うときに、ヤマップさんですかと聞かれます。「はい。今日は意外と暑いですね」と挨拶を交わします。後で気付いたのですが、ヤマップの接近通知が来ていました。そのときは活動日記を見たのですが、改めて見ようとタップしても開きません。アカウント名を忘れてしまったので残念です。おふたりでポーズをとる山口県の方でした。また、ゆっくり探してみます。 楞厳寺山は、往時、七堂伽藍が建ち並ぶ信仰の山だったとのことです。長い間の山崩れにより、堂宇跡の多くが埋もれてしまい、僅かに石垣を残すのみです。 この山の登山道は、総じて岩が露出する歩きにくい道です。僅かに分岐から佐野山への鞍部が、落ち葉の積もった快適な道です。あとは、露岩の間を縫うように辿り、露岩に片足をかけて躰を持ち上げ登って行きます。思いのほか、しごかれる山です。私だけ?皆さんスイスイ?下山もしごかれました。 山頂手前の大岩からの秋穂、防府方面の展望は、抜群です。火の山連山、大海山、西野浦のマツダ工場群、海に浮かぶ自動車積載船、向島、大平山、眼下には防府市街地、思いのほか真っ直ぐ流れる佐波川、遠くに目をやれば大分の山が霞んで見えます。 防長風土注進案には、「山頂には楞厳寺山」と記されていると山口県百名山で紹介されていますが、狭いような気がします。山崩れで狭くなったのでしょうね。山頂の東側からは、西目山が間近です。その右奥に大平山、左に目を移せば仁保の蕎麦ケ岳、真田ケ岳、山口市の背後の山が見えます。飽きるまで絶景を堪能し、涼風を全身に受けながらコンビニおむすびの昼食を取りました。 次は、佐野山です。露岩だらけ下りは、膝に負担がかかります。やっとのことで分岐まで辿り着き、これまた露岩の急坂を登ります。やっとのことで山頂まで辿り着きますが、展望なく航空灯柱が屹立するのみです。小さな山名標示板らしきものが航空灯柱に掛かっていますが、ほぼ消えかかっていて判読不能です。航空灯柱は、中関の航空自衛隊基地のためのものでしょうね。 急いで下山しましたが、黒い雲が広がって来ました。近くの花ケ岳にも登る予定でしたが、疲れたこともあり断念しました。これで、登ってヤマップログがないのは、花ケ岳、高倉山、今山、蕎麦ケ岳の4山になりました。

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