活動データ
タイム
11:59
距離
35.0km
のぼり
3158m
くだり
3158m
活動詳細
すべて見る水晶岳からも見えていた、同じ双耳峰の鹿島槍ヶ岳。今シーズンの北アルプスの締めとして機会を窺っていたところ、木曜日からしばらく天気は悪そう。もうチャンスはないかもしれないと焦り、慌てて休暇を取得した。 計画したコースは、簗場駅近くに車をとめ車道歩きの後、赤岩尾根in。爺ヶ岳に寄り道した後、鹿島槍〜八峰キレット〜五竜岳と稜線をつなげ、遠見尾根からゲレンデ歩きを経て神城駅ゴールのルート。最後は学生のころ青春18きっぷで乗って以来の大糸線で簗場駅まで戻り、想い出に浸るという、自分にとっては垂涎のフルコース。問題は、家族の理解を得られるかだが、県外はこれで最後と言い聞かせるとともに、最低限の仕事として翌日の夕食を作ってポイント稼ぎ。いい顔はされないものの、なんとか家を出ることができた。 最近定番の車道歩きからスタート。今回は6km弱。大谷原登山口に着いてからもさらに3kmの林道歩き。ようやく辿り着いた赤岩尾根は勾配が急な箇所もあるが、しっかり整備されており雰囲気も良い。右手には雲海から頭が飛び出た鹿島槍が近い。 順調に歩みを進め尾根に乗り上げると、目の前に大迫力の立山・劔岳の眺めが広がる。爺ヶ岳方面に続いていく後立山連峰の眺めも美しい。事前に下調べしていなかったので、こんな絶景が拝めるとは想像していなかった。 まずは、爺ヶ岳へと向かう。緩やかでとても歩きやすい道を、絶景を堪能しながら進むと、ほどなく中峰の山頂へ到着。立山・劔はもちろん槍ヶ岳方面の雲海の眺めも素晴らしい。遠くには八ヶ岳や富士山も見える。冷池山荘方面への戻りでは雷鳥にも遭遇。天気もどんどん良くなり、今日も素晴らしい1日になる予感しかしない💃 ところが、冷池山荘前で朝食を済ませると、お腹に違和感が。布引山に着く頃には違和感は吐き気に変わり、体は水も食料も受け付けない。この感じは・・・高山病か😩今シーズンは雷鳥沢でのファミキャンで1度なっていたので、もうなることはないと思っていたが、まさかの展開。なんとか鹿島槍南峰に辿り着き回復を待つも、治る気配はなく頭もフラフラ。ここからだと、周回ルート・ピストンどちらも距離はそんなに変わらない。だが、この体で八峰キレットを越え五竜への登り返しができるのか。行けそうな気はするが、今日も帰宅が遅れると今後の活動が相当困難になりそう。それが一番怖い😱 腹は決まった。ザックをデポして北峰へ向かう。空身になると体は幾分楽になり、岩場も楽しみながら北峰到着。北峰からキレット、五竜岳へと続く稜線はもの凄い迫力。他にはない魅力があるように感じる。背後の白馬岳なども見れて大満足。ここの稜線歩きは来年の宿題だな。 後は来た道を戻るだけ、若干気怠さは残るものの快調に下りる。大谷原登山口に戻ると、ピストンならここに車置いとくのにと、大きなむなしさが襲ってくるが、しょうがない。宿題が残ったのは残念だが、冷静な判断の結果、夕食前に家に戻れたので良しとしよう。これにて今シーズンの高山帯はおしまい。後は、近くの中低山で楽しむ予定。あ、大日岳は行っとかなきゃな😝
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