活動データ
タイム
45:42
距離
73.3km
のぼり
5592m
くだり
5187m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る6泊6日で、3度目のチャレンジとなる雲の平(コースが違うのでリベンジではない)、1回見送った西鎌尾根に行って来ました。 新穂高温泉に夜行バスから降り立ち、出発準備を整えて、先ずは、鏡平を目指します。途中、若者3人パーティー(社会人1名、2人学生)と話を交わし、歳を訊かれて答えるとスーパーおじいちゃんと呼ばれて、写真を撮らせてくださいとの要望に応えたりして楽しみました。鏡池では、綺麗なダブル槍ヶ岳も観ることができ、弓折岳をピストンして、双六テン場に着きました。 2日目は、ご来光が観れればと早めに出発して、先ずは双六岳目指して登り始めたが、あまりスピードが上がらず、ご来光は双六岳の随分手前で迎えることになってしまった。これも歳のせいにして仕方ないかなと思っています。双六岳、三俣蓮華岳を素晴らしい眺望を楽しみながら歩けました。三俣山荘(雲の平山荘に宿泊予約の連絡をする積もりでいた)が既に閉まっていたのには驚きましたが、仕方ないので雲の平テン場を目指すことにしました(雲の平山荘でランチを取る)。雲の平へは、三俣山荘のすぐ手前を下って行くコースを歩きました。黒部川源流道標も確認できます。ここですれ違った2人の方々から、ここを登るの?と聞かれ、そんなにきついのかなと思いましたが、登りは一歩一歩歩けば着くのでそんなに苦になりません。一般のコースは鷲羽岳を越えて雲の平に入り、今回のコースを下りに使うのかなと考えましたが、早く雲の平に着いて、散策したい気持ちが強く、今回のコース選択となりました。日本庭園の道標を見逃している可能性が高いのですが見当たりませんでした。先ず、祖父岳に登って北アルプスの中心から全貌を眺めたいと祖父岳を目指します。遠くはガスであまり確認できなかったが十分楽しめました。テン場は回り道を余儀なくされていて、自然を守るためには仕方ないことと感じました。テントを設営して、雲の平山荘で受付とランチを取りました(台湾風チキンライス)。散策は、アラスカ庭園まで歩くことを考えていたが、祖母岳で雲の平の全貌が確認できたので、雲の平再来の課題に残すことにして、奥日本庭園(偶然見つけた)で折り返しました。 3日目は、朝からガスの中だったけどスイス庭園を観てから祖父岳を経由してワリモ岳、鷲羽岳に向かいました。ガスの状態は刻々と変化し、気持ちもその都度変化します。ワリモ岳では、道標の上まで上がってみましたが、他の道標は見当たりませんでした。鷲羽岳では、一瞬ガスが晴れてくれて、眺望を楽しむことができました。急坂を下って三俣山荘に着いて一服していると、昨日雲の平のテン場にいた女性が鷲羽岳から下りてきた。話を聞くと、雲の平から水晶岳をピストンして追いつかれたことになっていて何とも凄い女性だった。彼女はその前日は、双六小屋から薬師峠まで一気に歩いたとのことで、また、この後、新穂高温泉まで下ると聞いて、余り無理しないようにと言って別れた。双六テン場までは、巻き道を歩いた。途中、紅葉が楽しめて良いコースだった。双六テン場に着いた頃には、徐々に風が強くなりつつあり、急いでテントを設営して休んでいると、益々強風が吹き荒れ、雨も降りだした。この状況が夜中も続き、途中テントの固定を点検したりして何とか持つと判断して寝たものの、途中強風の音で叩き起こされる。長い夜であった。朝になっても状況は変わらず、出かける気がしない。でも西鎌尾根を諦めたくないと小屋に天気予報を訊きに行くと今日は午後から回復傾向になるということであった。折角の西鎌尾根歩き状況の良い時を期待して、停泊することにした。 5日目は、早々にテントを撤収して4時過ぎに出発(槍沢ババ平テン場が目的地)。天気は晴れ、穏やかな日和に思われた。樅沢岳では、まだ闇の中だった。歩を進めるに連れ、夜が明けるに連れ、槍ヶ岳のシルエットが素晴らしく思えた。硫黄乗越付近でご来光が観れた。もうすぐそこに槍ヶ岳は見えるのに千丈沢乗越には到着しない。でも槍ヶ岳を見ながら歩いていると、その方が良いように思えるのは何故だろうか?それくらい楽しましてくれる槍ヶ岳である。途中鎖場もあるが、慎重にいけば鎖は使わなくても問題なかった。千丈沢乗越からの登りは本当に急坂である。遠目に見ると砂地に見えてこれは登れるのかと思えるくらいだったが、進んで行くとそれほど問題にならなかった。ただただ急である。 肩に着いて一息いれて、槍ヶ岳をピストン。山頂には、誰も居なくて寂しい位。360°の眺望を楽しんで、キッチン槍でカレーでランチした。まだ先は長いと自分に言い聞かせて、3000m空中散歩に出発。2度目だが、状況の記憶が全くなく、初めてのコースと同じである。大喰岳では、山頂の道標を見送ってしまうくらいだった。引き返して山頂に立って中岳に向かう。中岳では居合わせた登山者に写真を撮ってもらって、天狗原分岐を目指す。分岐に荷物をデポして、南岳をピストンした。南岳では、プロ山岳写真家の渡辺幸雄に逢った。許しを得て写真に納めた。天狗原分岐からの下りは恐怖を感じるくらいの急坂だった。鎖の連続(地図には記載無し)。時間をかけて慎重に下り、天狗池で逆さ槍ヶ岳を楽しんで、槍沢ババ平を目指す。途中、紅葉と槍ヶ岳を観れてとても良いコースだった。 6日目は、いつもよりゆっくりの出発で7時過ぎ。上高地には12時前に到着した。日帰り入浴先を見つけられず、レストランのトイレを借りて着替えた(後で知ったがビジターセンターでシャワーは使える)。 1日目:新穂高温泉から双六テン場 2日目:双六テン場から双六岳、三俣蓮華を越えて雲の平テン場&散策 3日目:雲の平テン場から鷲羽岳を越えて双六テン場 4日目:荒天のため双六テン場に停泊 5日目:双六テン場から西鎌尾根を越えて槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳(ピストン)、天狗池を経由して、ババ平テン場 6日目:ババ平テン場から上高地BT
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。