【岩攀】日向神ハナタテ岩は間違いだらけやった

2020.10.04(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 10
休憩時間
5 時間 8
距離
1.4 km
のぼり / くだり
137 / 162 m
6 10

活動詳細

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先週末に、かずみ夫妻達と「翌々週末に比叡山でマルチピッチクライミングに行こう」という話になったのだが、考えてみれば沢には一緒に行ってるが岩には行ってない。なので互いの力量が分からない状態で行くのもナンだよなぁ、と考えていた。 そこで今週末の日曜にメンバー6人で一緒にハナタテ岩(3ピッチのマルチ)を登る事になった。ということで前夜祭で盛り上がり、二日酔い気味のまま道端エリアにて、準備完了。ところがいきなり渡渉地点を間違う俺…。これ下山路のほうに来てるよね?と気づいたあたりで腹の調子が悪くなる。もっと下流で渡渉すべきだったとメンバーに伝え、独り寂しくキジを打つ。 ハーネスを装着していたので時間がかかり、登山道を下ると誰もいない…。みんなはドコ?と山中を駆けまわり「お~い!」と声を上げるも人の気配はなし。汗だくになり、こりゃハグレタな…と思い、道端エリアへ戻ろうとしたら本来の渡渉地点でメンバーを発見。 そこからアプローチの急登でさらに激汗をかき、取りつきに着いた頃にはヘロヘロになってしまい(この後ほんとに登れんのか?)と宿酔いも加わった頭で心配になる。 さて、取りつきにはオームさんとアツコねえ達が奥にいたので、手前のルートを登ることにする。たぶんコレが「カンテ状スラブルート」だろう。今回は3人システムで俺がかずみ夫妻を、コメちゃんがコン太とツルちゃんを引き上げる事にしていた。ところが登り始めると、意外とシブイ…。ん?このルートってⅢ~Ⅳ級じゃなかったっけ? 2ピン目の手前で頭上からオームさんの声がした。「そこ核心だよ~。10aだからね~」え?このルートに10aなんてあったっけ?ナニカガオカシイ…と思いつつ慎重に抜ける。2ピッチ目で乗越を抜けると終了点が見えた。長いピン間にメンタルを持って行かれそうになるが、深呼吸しつつ終了点まで辿り着く。 全員が揃ったところで、懸垂下降。取りつきまで戻ると、ツルちゃんが言った。「これ、『カンテ状スラブルート』じゃなくて、『黄金週間』ですよね?」。あ~、俺は渡渉地点を間違えたのみならず、ルートも間違ってたのか!道理で厳しいはずじゃ~。 かずみ夫妻には悪いことしたなあ、とルート違いの件を伝えると、「でも10aを登れたんで嬉しいですよ★」と温かいお言葉。まあアルアルといえば、アルアルである。そういや俺の初マルチも比叡の「TAカンテ」を登ってたはずなのにナゼカ「失われた草つき」に入りこんで固まったな~。 さて、アプローチミスも含めヘトヘトになった俺らは道端エリアに戻ってきた。エリアはピナクルの皆さんがクライミング講習とかでごった返していた。見知った顔の何人かと挨拶をかわし、ぐったりしていたらミーボーが「トップロープ掛けて下さいよ~」と言ってきた。なんでもファミリー壁左端の「太郎」を再トライしたいらしい。 あ~、コレって2ピン目の上にあるカンテ処理が核心やったよね。まあムーブが分かれば10aのはずだし、TRならミーボーもイケルんちゃう?と取りつく。…が、あれ?登れない…。マルチで疲れたとは言え、前は登れた10aのフェースごときが登れないワケがない…とムキになるが敗退。 弟子の前でみっともない姿は見せられん!と時間をおいて再トライして何とかRP。胸をなでおろしつつ(しかし10aにしてはカラすぎやろ~)と思ってトポを見直したら、10d/11aだった…。ここでもグレードを間違えてたというオチでした。

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