やってしもうた、お金忘れ(金勝アルプス)

2020.10.04(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 38
休憩時間
43
距離
15.8 km
のぼり / くだり
789 / 827 m
37
1
21
7
38
26
58
11
45

活動詳細

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滋賀県栗東市、草津市の辺りに金勝(こんぜ)アルプスがある。山に巨岩が生えている。 5:00起床。6:09JR三ノ宮駅発の快速に乗る。乗り換え無しで、7:40草津駅下車。尼崎駅まで新聞を読んでいたがその後爆睡。車内は冷房が効き過ぎていて寒くて目が覚める。大津駅だった。次の駅が草津駅かと思いきや、大津駅と草津駅の間には4駅もありました。 朝飯を食べてこなかった。早すぎて食欲が無かったのだ。草津駅の改札を出るとロッテリアがあった。ここで朝食をと思ったが、隣にうどん屋があった。温かいものが食べたくなり、券売機で朝定食330円を購入。思えばここが運命の分岐点であった。 8:00のバスが来ていた。最後尾で乗車。始発駅なので整理券は無い。後払いなのでポケットに小銭入れを仕舞い込む。ICOCAは使えるのかな?と気になって運転手さんに尋ねると現金のみだと言う。待てよ、お札は持ってきたよな…。忘れてた!痛恨のミスである。小銭入れには残金818円。終点の上桐生バス停へは440円。往復では70円ほど足りない。paypayやICOCAにはタップリお金が入っているが、この状態では屁の突っ張りにもならぬ。キャッシュレス経済圏は限られたエリアだと痛感。どうする??? えーい、ままよ。片道は行けるのだ。このままGo しよう。バス車内の前方に、電子掲示の料金表がある。帰路は370円は使えるのだ。終点の上桐生バス停から歩いて戻り、370円で草津駅まで帰れるバス停を確認するのだ。 車窓から外を眺めていると、青山一丁目バス停あたりに差し掛かった時に、歩道の清掃をしている人が目に入った。雑草を刈り取りゴミを片付けている。ざっと20-30人くらいだろうか。約2-3m間隔で熱心に掃除している。多くは40-50代らしき女性だが、男性もいるし、年配の女性もいる、こどももいる。ところが驚いたことに、走るバスからは途切れることなく清掃する人が続いている。約1kmの歩道に延々と掃除する人が続く。ここの自治会組織、住民の環境意識はスゴイ。 JR草津駅東口バス停から青山7丁目バス停までが、360円で行ける区間、その次のバス停は380円となりアウトである。終点の上桐生バス停に着いたが、乗客は誰も降りようとしない。不審に思うと15人ほどの乗客ほぼ全てが、清掃登山ボランティアらしい。草津市民はスゴイひとたちである。 ここから歩き始める。林道を歩きやがて山道へ入る。大量の汗をかいて子鶏冠山へ。眼下に栗東の競馬トレセンが見える。遠くに三上山(近江富士)。ザックを下ろして座って水分補給。ここからは鶏冠山へ一直線。山頂には中年のご夫婦1組のみ。落ヶ滝から登って来たそうだ。小生も滝を見に行こう。聞くと水量は少ないが一見の価値ありらしい。 これがその滝かな?と見えたのはミミズの小便のような流れであった。山ガール3人組とすれ違う。落ヶ滝はもっと先らしい。ミミズの小便てなくてよかった! 滝に向かう道で、シダだらけの足元をみて思い出した。あっあの滝、行ったことある!テリーさんの山歩きに参加させてもらった時に、ここまで来ていた。やはり人に随いて歩いた時は漠然とした記憶しか残っていないものである。 滝を拝んで来た道を戻り、天狗岩をめざす。清掃ボランティアの人に道を譲ってもらい、さっきの山ガール3人に挨拶して先を行く。若いうちから山登りの趣味を持つとはあっぱれである。 天狗岩の下にザックを置いて、身軽な格好で岩を登る。赤ペンキでルートを示してくれているので迷わずにてっぺんまで登れた。曇り空、微風であったがここから見下ろす景色は気持ち良い。 天狗岩から耳岩へ。更に竜王山へ。山頂で昼ごはん休憩。サーモスから熱湯をカップヌードル味噌味に注ぐ。待つ間、いつもの梅おにぎり。美味い!食後のデザートはポンデリングとホットカフェオレ。これまた美味い!ポンデリングの袋に砂糖カスが残っていた。地面に落とすと働きアリがえっちらおったらと運んで行った。 狛坂磨崖仏は急に現れた。奈良時代後期の作らしい。更に降りるとさかさ観音。もとは逆さでは無かったが、堰堤造りのの石が不足したため、端っこを切り取られ、その後バランスを崩して落下し逆さになったそうな。観音様には申し訳ない限りである。 上桐生バス停へ近づき、地面に100円玉が落ちていないか血眼になって探したが、100円玉はもちろん1円玉も5円玉も10円玉も50円玉も見つからない。当たり前だ。小銭が落ちていないか目を走らせたのは小学低学年以来だろうか。懐かしい気持ちになった。 上桐生バス停から青山7丁目バス停目指して歩き続ける。往路のバス道がグルっと迂回していたことを思い出し、真っ直ぐの道を辿っていく。サンスター前バス停の2つ先に岡本バス停があった。復路はここでバスを待つ。運良く10分もしないうちにバスが来た。着席後熟睡。気がつくと終点草津駅東口であった。 お金を忘れて肝を冷やしたが、今日も無事に帰って来ることができた。山に感謝、家族に感謝である。

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