ソロソロ半ソロで!大縦走!双六岳〜三俣蓮華岳〜雲ノ平〜編

2020.10.02(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 3
休憩時間
1 時間 49
距離
12.8 km
のぼり / くだり
1007 / 1085 m
13
16
52
33
31
1 58
59

活動詳細

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※いちいち話が長いので… 区切って書きます。 飽きたらスルーして下さいm(__)m 2日目の朝。 3時過ぎに起きて朝ごはんと撤収の準備。 でも、暗い中のテント撤収は面倒くさい。 よし、先に朝日を観てこようと樅沢岳へ。 ヘッデンつけて歩いていると2匹の雷鳥さん。 「コッチだよー」 ピョコピョコと、行く先を教えてくれた。 まるまるとしてかわいい姿についてゆく。 40分くらい掛かって山頂。 【ヤリ・穂高の見晴らし】看板の先に出れば~ 「おぉぉぉ~」 思わず声が出る、そのまんま見晴らし良ろしの景色。 美しい西鎌尾根も近くに見える。 だんだんと染まる空。 ヤリのシルエット。 朝日が顔を出す。。。 また、長い今日の始まりです。 下山して撤収してたら、7:00くらいになってしまった。 また、この重たいザックを背負いよいこら登る。 双六岳へ続くだだっ広ーい広場地帯。 ここがテン場なら良いのにな。 双六山頂は、お天気も景色も最高。 ザックを降ろして、おやつと水分補給。 これからゆく、三俣蓮華方面は誰も居ない。。 あの稜線歩きを独り占めだーーー。 でへへ。 ヨダレ垂れそうになりながらザックを背負う。 ダダっと降って~ また登る~登る~ のぼ~る。。。のぼる。 ゼーーゼー、ハーーハー。 あ゛ーーー。 つらい。やっぱりしんどいー。 座り込んでシリアルバーかじる。 しかし、どこで座っても景色良ろし。 昨日のようなワヤワヤも無く静かーー。。 だから、余計に進まない。 い、いかん。 これでは雲ノ平の素敵ランチに辿り着けん… よいしょ、立ち上がり歩く。 手前の丸山を超えて、、、 とにかく三俣蓮華へ!! すると、前方から久しぶりの人影。 ごあいさつすると。 「何泊するんですか?」 と聞かれ、わたしの予定を答える。 すると、このお方は、、、 5泊目だという。 「えーー!?どこから歩いてきてるんですか??」 「あ、新穂高からですけど、ずっと沢に居たもので…」 聞けば、源流でずっと釣りと焚き火をしていたそうな。 仙人か! いや、リアル黒部の山賊だ。 「稜線出ても寒いのでね。こんなときは焚き火に限ります」 シュッとした格好で、シュッとした荷物で、サラっとこんな事を答える。 ほぇーーーーー。 かっちょぇーー。。 山に溶け込む旅ってどんなんだろと、思いながら…。 やっと来れた三俣蓮華。 山頂には、ほどほど人も居ました。 ザックを置いて、しばしウロチョロ。 小屋閉め済みの、黒部五郎方面は誰もいない。 あっちも遠いのよねー。と眺めて。 降りに入ります。 三俣蓮華からの降りはザレて歩きにくい。 ストック使ってゆっくり降りる。 どんどん行けば、ワッシーの姿がどどーーんと! 三俣小屋まで行ってみるとけど。。 「小屋は閉まってるよー」 とのこと。 テント張ってるからやってるのかと勘違い。 よぉーーーし。。 ここからいよいよ約束の地、雲ノ平へ! かなり出遅れてるけどーーー。 行くぜ!れいしゃん!! 綺麗な沢沿いをダダーーっと降ってゆく。 これが黒部川源流かーーー。 見上げれば、紅葉がとっても綺麗! 水源地標を眺めて~ えいやっと沢を渡ったら~。 、、そびえる急登。。 あれ?もしかしてコレ登るんか。。。? おぇーーーー。 なんか、イメージと違うぅぅ。 サクッと2時間だとナメていた… 事前調査が甘かったーーー。。。 これは、、、いかん。 素敵ランチどころか、辿り着けるのか? ・・・・・。 れいしゃん、ごめんなしゃい。 ヒトーミはここで力尽きます。 黒部源流でビバークし、魚をつかみ取りして焚火を……… って、こんなヤツがそんな事してたら完全に遭難物語である。 うぉーーー。 さすが…最後の秘境。。雲ノ平。 どっから入っても、楽には辿り着けないんだ。 あぁぁぁーーー。もーーー。 「この登りは反則ですよねーー笑」 と、後ろから来たお兄さん。 「全部降ろされて、また登らせるなんて。いや~キツイキツイ!」 と、言いながらも軽い足取りで過ぎて行きました。 うぇーーぃ、全然キツそうじゃないんですけどーー。 その後は、ひとりきり。 この岩の急登と格闘するのみ。 そして、、やっと登りあげた! 見えた!!雲ノ平ーーー。。 おおぅぅぅーーー。 もう少しだぁぁん。。 水晶の姿!スイス庭園の看板! なだらかな木道!! うぇーーん。れいしゃーーーーん。 ヒトーミの心は泣き。 ぎゅるるるるーーーー。 腹は鳴きまくり。 と、とにかくテン場へーーーー。 キョロキョロ。 れいしゃんはオレンジのテントだったはず。 キョロキョローーー。。。 すると、 「もしかして、ヒトミさんですか?」 the!山男って感じのお兄さん。(以下、山兄とする) 誰ですか?と、キョトーンとしていると。。 「ぐんまーのお姉さんが山荘でお待ちかねだよ。笑」 れいしゃーーーん!!!! ランチするんでしょ? 荷物、見ておくから行っておいで。 と言われて、ザックを降ろして走る。 うぇーーん。 すると、向こうからやって来たれいしゃん。。 「遅くなってしもうたーーーほんとにごめんなさい」 再会を喜ぶ。 話したいことは山ほどあるけど、、、 とりあえず、ヒトーミは受付とビール買いに山荘へ。 この道のりも長いけど、大好きな場所なので苦ではない。 ビール買ったら、山荘前でフライング。笑 ひとり、雲ノ平に乾杯! 飲んじゃいました~ テン場に戻って、我が家を設置しながら報告会。 コッチはあーでこーで。 ソッチはあーでこーで。笑 「暗くなる前に水汲んできなー」 山兄に促され水も確保。 夏は、ジャバジャバだった水場はチョロチョロでした。 こうしてすぐに夕暮れになり。 「夕日に照らされる水晶がいいんだよー」 という、山兄と一緒に夕日を見に行く。 3人で夕日を観ながら、長かった今日が終わってゆく。 テン場に戻ると、れいしゃんが知り合ったトレランさんが帰ってきた。 高天原までピストンして来たとの事。 足湯くらいならできたらしいです。 こうしてみんなでお話して。 記念写真をパチリ。 テント前でごはん。 「山兄はこれからどこへ?」 尋ねると、 「10日間位はどこかにいるかなー。 あそこを拠点にしてアッチに行くけど天気悪ければ停滞するしね」 行き先も、下山も決めない山旅。 明日からは、それぞれの場所を目指して歩く。。 この雲ノ平での出会い。 きっと忘れられないものになるでしょう。 このたびは、まだまだ しつこく続くのでした。。。

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