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三ツドッケ(天目山)から棒の折の写真

2020.10.03(土) 13:49

この写真を含む活動日記

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08:34

21.5 km

1650 m

三ツドッケ(天目山)から棒の折

雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 (東京, 埼玉, 山梨)

2020.10.03(土) 日帰り

奥多摩から奥武蔵へ。川苔から鳩の巣に下る予定だったのに、何を血迷ったか棒の折まで歩いてしまった。下山したら日が暮れた。 奥多摩駅はハイカーで混雑していたけれど、日原行きのバスに乗り込む人は少数派、それも車掌さんに川苔山、鷹ノ巣山には行けませんと言われて慌てて降りる人も複数いる状態。東日原まで乗っていった人は数えるほどだった。ちなみに、川乗橋のバス停は止めないそうで、逆川に入る人や蕎麦粒から下りてきた人は車道を歩いて次のバス停に行く必要があるそうだ。 バス停からちょっと戻って集落を斜めに上がって行く。最初に右に曲がるところで車道から上に分かれる山道に入れば、あとは迷うところはない。右に登って最後の家を過ぎると、杉林の中の急登になるが、よく整備された歩きやすい道だ。ジグザグが終わると右山腹を巻く道となって、滝の入の肩にあるテレビアンテナまで急登が続く。ここまで標高差600mを一気に登ってしまうと、あとは緩やかな尾根道で一杯水の避難小屋へ。 小屋に荷物を置いて三ッドッケ(天目山)山頂を往復する。小屋の裏手から急な尾根を100m喘ぎ登り、最初のピークからいったん下って登り返すと狭い山頂。雲の中に入ってしまったので展望はほとんどない。戻りは酉谷山方向に下り、巻き道を通って小屋に戻ったが、どっちが楽かというのはとても微妙だ。小屋で昼食後、蕎麦粒山に向かう。 一杯水を過ぎて尾根に出ると、ブナやコナラの点在する気持ちの良い尾根道だ。雲の中で幽玄な雰囲気を楽しみつつ、細かいポコは巻いてくれる縦走路を進む。仙元峠のピークを巻いて、蕎麦粒山の分岐、巻き道の方が立派に見えるが、ここは蕎麦粒山に登るのが正解(巻き道はその先でほぼ廃道状態らしい)。登り着いた蕎麦粒山は気持ちの良い山頂で、天気が良ければ展望もよさそうだ。道はここから防火帯を一気に100mぐらい下る。逆から来たらとても嫌な登りだ。鞍部から少し登り返して、広い尾根を進むと有馬山への分岐を経て日向沢の峰の分岐に到着。川苔山まで3㎞と道標にある。 すなおに予定通り川苔山に行けばよかったのだが、川苔山の登り返しが嫌だなと思ったのと、飯能に出ると帰宅が早い(そんなことはなかったのだが)と思って、ここで棒の折への縦走を選んだのが大きな間違いだった。道標には棒の折まで6㎞。棒の折への縦走路はここから一気に400mぐらい下るが、下り始めは広い急斜面で道もはっきりせず、磁石を振って慎重に進む。一段下ると尾根に乗って、あとは踏み跡もしっかりしてくる。送電線の鉄塔で一息入れるが、このあたりでこれはもしかすると下山する前に日が暮れるのではないかと(ようやく)思い始めた。さらに一段急傾斜を下り、あとは棒の折めざして緩やかな尾根をどんどん歩く。巻けるピークはすべて巻いて、クロモ山(ここの下り始めもルート注意)からさらに下り、長尾丸山も当然巻いて(巻き道よく見ていないと見落とす)、疲れた体で飛ばせるだけ飛ばす。最低鞍部でエナジージェリーで体に活を入れて、なんとか誰もいない棒の折山頂に4時ぎりぎりに到着した。 最後の一息を入れてゴンジリ峠から有馬ダム方面に下る。ここからは関東ふれあいの道なので楽勝と思いきや、道が粘土質に変わってよく滑るし、丸太の階段は利用できないし。ゴンジリ峠から下って白谷沢コースとの分岐で、最後の判断ミス、白谷沢コースを下ってしまった。林道に出るまでは良い道だが、そこからの沢沿いは、途中渡渉を繰り返してゴルジュの中を歩くような道だ。登るには楽しいだろうが、山靴で下るのはお勧めできない。何とか山道を抜けて登山口に降り立った時には、5時を回っていた。明るいうちに下山できてよかった。