【DAY4】3泊4日 大峰奥駆道〜笠捨山・地蔵岳・東屋岳・香精山・如意宝珠岳・玉置山・大森山・五大尊岳・大黒天神岳・吹越山・七越峰

2020.10.01(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
18 時間 7
休憩時間
2 時間 29
距離
32.8 km
のぼり / くだり
2585 / 3628 m
2 45
52
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56
33
47
1 52
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活動詳細

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Day4 4日目。脳を騙すために「3日目と4日目を合わせて、3日目と呼ぼう」キャンペーンを実施。 山小屋で「なんでおまんらはわざわざ夜中いくんや」と問われ、「なんか夜楽しそう」というふわっとした珍回答をリフトオフ。 3日目の19時〜22時に長いまばたきを終え、シェアハピされたコーヒーをすする。 歩き始め、水どうオープニングごっこをしているうちに大ロスト。 等高線に逆らう急登り、ルート復帰後、龍郎ポーチが神隠し、闇夜で天狗とお戯れ。道無き道への誘い水。 ながいながい笠捨山を超えると、なにやらいびつな山の影。どうやらそいつが地蔵岳。 地蔵岳を何度か「地獄岳」と言い間違い、なんとも不吉な午後三時。 丑三つ時に「地獄岳」ってあんさん、そいつは洒落になりやせん。 足元暗し、ミッドナイト地蔵岳。まったくもって洒落ならず、ワンチャン滑落トラウマティック。 その後、なんとか夜明けchill。 秋の芳し香精山、月夜見さんはお役御免の待っていましたよサンシャシン。 玉置山までの路、なぜだか不思議な多幸感。 「あぁ、今日で終わってしまうのか」と、タマキーが肺に移ってトリップ。 玉置山の奥之院的なプレイスがSUN PLACE EVER。 玉置神社で山パイセンに「せっかくだから、太平洋まで行かんべや」という無茶なディレクションを受けるも、冷静沈着に無理。 玉置水はいとうまし。 大森山の登り、大盛りすぎひん? 五大尊岳・大黒天神岳あたりにて、ある法則に気付く。 「名前がいかつい山、大概いかつい」 名は体を表すってまじですね、孔子さん。 リアルガチの降りの始まり。右の前ももが「プギャープギャー」言ってる声が聞こえる。 やんごとなき降りが終わりなき旅だったので、一旦chill。ここで龍郎の絨毯が日の目を見る。 限界が近く、荷物をあらかた没収されるも、前ももは思うように動かず。 森が途切れたところ、遠景の中に熊野本宮らしき場所を視認。 「やっと終わる…」と安堵するも、それはかりそめ。 山在峠、足めっちゃ痛いて。 吹越山、観自在菩薩〜。 七越峠、ぎゃーてーぎゃーてーはらそーぎゃーてー。 必殺マントラ・般若心経も焼け石に水。 前もも無理すぎて仰向けに倒れる。 「うわぁ…針葉樹、めっちゃ綺麗」 ウーシア イズ ヒア 龍郎に残り数キロを「おんぶで満行」を真剣に検討させる中、仰向けで梅酒をあおりながら、下から眺める熊野古道の針葉樹。 龍郎のJBLから高木正勝のmarginalia♯2が流れ始め、脳が溶けて痛みが引く。ありえない。音楽まじ卍。 とはいえ、リアルペインフルで遠のく意識はさらに遠く、音と目の前の足にだけ意識を向けて、進む。 もう終わりだろうと思っても、アップダウンが続いて心中不動明王。ギリギリのギリで奥駆コースあたおかオーガナイザー・役行者の祠を通り過ぎる。 日も暮れかかった17時半、熊野川着。 とりあえず一旦chillして、川で顔を洗って、そこそこ流れのある熊野川を渡る。 振り返ると、暗闇にぼおっと山の峰々。なんだかゾッとして、文明への復帰に安堵する。 近くの商店で、ちくわとみかんと芋の蒸しパンを買って食べる。2人ともiPhoneの充電が1%だったので、交番の近くで決死のGOOGLE SEARCH。 近くに「蘇生の湯」という「まじでそれな」みたいな名前のところを見つける。 次の日、熊野本宮に参拝。 そこで石碑に刻まれた歌を見つけた。 「はるばると さかしき峰をわけすぎて 音無川をけふ見つるかな」by 後鳥羽上皇 これはファボリツイート不可避。上皇ビガップ。了。

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