三ッ石山・源太ヶ岳(輝く錦の稜線を周回)

2020.10.02(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 56
休憩時間
1 時間 6
距離
17.7 km
のぼり / くだり
1166 / 1163 m
4
2 4
26
21
44
20
16
1 9

活動詳細

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ここ数年で、紅葉の山としてすっかり有名になった三ツ石山は、今が紅葉の盛りです。 錦織りなす中を、大深山から小畚岳、三ツ石山へと続く稜線を歩きました。 この山々の紅葉は、色のバランスが素晴らしく、笹やハイマツ、シャクナゲの緑を下地に、ミネカエデのオレンジや赤がパッチワークのように織り込まれています。錦絵のような味わいは、日本一と称される栗駒山の紅葉とはまた違った趣があります。 天気は晴れたり曇ったりで、常に青空の下を歩くわけではありませんでしたが、日が射して輝くし瞬間が何度も訪れ、その度に息を飲むような感動を味わいました。 いつものように夜中に家を出て、東北自動車道を北上します。 古川周辺は霧が多く、そこを過ぎるとすっきりした夜景に変わりました。 今日は中秋の名月です。パーキングエリアで空を見上げると、すでに沈んだ後なのか、月は見えませんでしたが、雲は少ないようです。 松川温泉の駐車場には5時半ごろに到着しました。平日にもかかわらず、駐車場はすでに満車状態でした。一台だけ止められるスペースがあったので、ここに車を入れて、出発の準備を整えます。軽く昼食を摂り、6時20分に出発です。 青空が広がっています。今日は、絶好の日和になりそうです。 松川温泉を抜け、変電施設の脇を通ってブナの森に入りました。湿った登山道には木道が敷かれています。木道はだいぶ古くなって、凹凸もなくなり、滑りやすくなっています。登山道には導水管が敷かれています。これは温泉に水を引くためのものでしょうか。 ブナの森は静かで、奥深く、ここもまた素晴らしい場所です。ミズナラやダケカンバ、アオモリトドマツも混じり、一部紅葉しているものもあります。道は平坦に近く、時々、登りも現れますが、息が上がることもありません。 いつの間にか、緩い上りが始まり、やがて傾斜を増してくると、右手が開けてきました。岩手山が見えています。裾野には雲海が広がっています。ここからはもうひと登りで水場に着きます。大きなダケカンバの先に水場がありました。ここで最初の休みを取ります。 水場からは急な登りになります。周囲は細いダケカンバに変わり、樹間から左手に源太ヶ岳が姿を現しました。岩の多い道をしばらく登り、粘土質の道に変わってまた登ると、視界が開けてきました。大深山荘への分岐点を左に進むと、源太ヶ岳へのトラバースが始まりました。左手に岩手山を見ながら、山腹をジグザグに登っていきます。振り返ると、大深山荘周辺の湿原が見えます。その背後に見えるのは八幡平でしょうか。 ようやく肩に乗り上げると、絶景が広がりました。右に岩手山、正面には三ツ石山から大深山へ続く稜線が見えています。残念ながら、稜線の多くはガスに覆われていました。時折、ガスが薄くなります。その奥に見えるのは、秋田駒ヶ岳でしょうか。ガスが取れるのを待ちましたが、その気配がないため、先に進みます。少し歩くと、源太ヶ岳山頂がありました。ここが山頂だったのですね。 山頂から大深岳に向かいます。八幡平方面には青空が広がり、アオモリトドマツの森に点在する赤やオレンジが一際鮮やかです。大深山荘への分岐点は、まっすぐには進まず、右に折れて大深山荘に立ち寄ります。往復50分程度、余計にかかりますが、いつか松川温泉から八幡平へ縦走したいと思っているので、その予習です。 大深山荘から先の池塘を見て引き返し、分岐点から大深岳に進んで展望のない山頂を踏みます。その先は小畚岳への下になりますが、ここの紅葉は実に見事です。小畚岳の山腹には錦の絨毯が広がり、左手には岩手山、源太ヶ岳が姿を見せています。ここは今日の見所の一つです。 鞍部はミネカエデの赤とオレンジで、鮮やかな色彩の洪水になっていました。この色のトンネルを進んで、急な登山道をじっくりと登っていきます。今日の山行では、源太ヶ岳への登り、そして小畚岳への登りがきついのですが、あとは稜線歩きなので、歩行距離の割には負担は少ないようです。景色が素晴らしいので、疲れを感じないのかもしれません。 小畚岳山頂からは三ツ石山へ、なだらかな稜線が続いています。 この景色がも素晴らしい!山頂には十数人の登山者が休んでいましたが、どの顔も満足感で一杯のようでした。 さあ、いよいよ三ツ石山への稜線歩きです!あとは写真で語ることにしましょう。

三ッ石山・大深岳・諸桧岳 変電施設の脇を通り、ブナの森に入ります。
変電施設の脇を通り、ブナの森に入ります。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 所々に敷かれている木道はだいぶ痛んできました。
所々に敷かれている木道はだいぶ痛んできました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 大きなダケカンバの先に水場があります。
大きなダケカンバの先に水場があります。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 水場です。冷たくて美味しい。
水場です。冷たくて美味しい。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 左手に源太ヶ岳が見えてきました。
左手に源太ヶ岳が見えてきました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 登山道に輝く赤い実を発見しました。
登山道に輝く赤い実を発見しました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 ダケカンバの葉が落ちています。季節はすっかり秋に変わっています。
ダケカンバの葉が落ちています。季節はすっかり秋に変わっています。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 源太ヶ岳山頂への登りです。振り返ると大深山荘周辺の湿原が見えています。
源太ヶ岳山頂への登りです。振り返ると大深山荘周辺の湿原が見えています。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 ジグザグの登山道をしばらく登ると、山頂部が見えてきました。
ジグザグの登山道をしばらく登ると、山頂部が見えてきました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 ここが山頂と思ったら、山頂はもっと先にありました。対岸に大深山から三ツ石山に続く稜線が見えています。
ここが山頂と思ったら、山頂はもっと先にありました。対岸に大深山から三ツ石山に続く稜線が見えています。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 ガスの切れ間から三ツ石山の山頂部が見えました。真っ赤に染まっています。
ガスの切れ間から三ツ石山の山頂部が見えました。真っ赤に染まっています。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 源太ヶ岳山頂付近から肩の辺りを振り返りました。背後に岩手山が見えます。
源太ヶ岳山頂付近から肩の辺りを振り返りました。背後に岩手山が見えます。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 これから歩く縦走路を見下ろします。鞍部の紅葉が鮮やかです。
これから歩く縦走路を見下ろします。鞍部の紅葉が鮮やかです。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 八幡平方面は晴れています。
八幡平方面は晴れています。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 今日は、そのまま大深岳へは進まず、大深山荘に立ち寄ります。アオモリトドマツの良い香りを嗅ぎながら歩きます。
今日は、そのまま大深岳へは進まず、大深山荘に立ち寄ります。アオモリトドマツの良い香りを嗅ぎながら歩きます。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 大深山荘に着きました。
大深山荘に着きました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 その先にある池塘です。
その先にある池塘です。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 大深山荘から縦走路に戻り、大深岳を過ぎて鞍部に下っていきます。ミネカエデの紅葉が素晴らしい!
大深山荘から縦走路に戻り、大深岳を過ぎて鞍部に下っていきます。ミネカエデの紅葉が素晴らしい!
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 ここから正面に源太ヶ岳、奥に岩手山が見えます。
ここから正面に源太ヶ岳、奥に岩手山が見えます。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 小畚岳が正面に見えます。その奥には三ツ石山も見えています。
小畚岳が正面に見えます。その奥には三ツ石山も見えています。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 三ツ石山の山頂部は赤く染まっていました。
三ツ石山の山頂部は赤く染まっていました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 小畚岳。山腹が錦に染まっています。
小畚岳。山腹が錦に染まっています。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 鞍部の彩。錦の絨毯という表現がぴったりです。
鞍部の彩。錦の絨毯という表現がぴったりです。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 鞍部から大深山を振り返りました。紅葉の前で写真撮影会でしょうか。
鞍部から大深山を振り返りました。紅葉の前で写真撮影会でしょうか。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 さあ、錦の中を登っていきましょう!
さあ、錦の中を登っていきましょう!
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 小畚岳山頂付近から錦の鞍部を見下ろします。見事!
小畚岳山頂付近から錦の鞍部を見下ろします。見事!
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 小畚岳山頂から三ツ石山を眺めます。稜線の彩りがすごい!
小畚岳山頂から三ツ石山を眺めます。稜線の彩りがすごい!
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 三ツ石山山頂部がはっきりと見えます。山頂部にはたくさんの人がいるようです。
三ツ石山山頂部がはっきりと見えます。山頂部にはたくさんの人がいるようです。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 今日のハイライト!錦の稜線歩きを始めましょう。
今日のハイライト!錦の稜線歩きを始めましょう。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 日が射して彩りに鮮やかさが加わります。
日が射して彩りに鮮やかさが加わります。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 小畚岳を振り返ります。青空が素晴らしい。
小畚岳を振り返ります。青空が素晴らしい。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 稜線歩き。刻々と風景が変わります。どこを切り取っても素敵です。
稜線歩き。刻々と風景が変わります。どこを切り取っても素敵です。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 山頂部にも日が射しています。微妙な色合いが分かります。
山頂部にも日が射しています。微妙な色合いが分かります。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 三ツ石山に雲がかかってきました。
三ツ石山に雲がかかってきました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 池塘がありました。三石池というようです。
池塘がありました。三石池というようです。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 山頂部の登山者がはっきり見えるようになりました。たくさんの登山者がいるようです。
山頂部の登山者がはっきり見えるようになりました。たくさんの登山者がいるようです。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 いよいよ山頂です。
いよいよ山頂です。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 山頂付近から見た周りの景色です。山頂部周辺は、特に見事な錦です。
山頂付近から見た周りの景色です。山頂部周辺は、特に見事な錦です。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 源太ヶ岳方面。
源太ヶ岳方面。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 岩手山方面。岩手山はご機嫌斜め。雲がかかりました。
岩手山方面。岩手山はご機嫌斜め。雲がかかりました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 池塘が見えています。こちらは森吉山方面になるのでしょうか。
池塘が見えています。こちらは森吉山方面になるのでしょうか。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 三ツ石山山頂をあとにしました。山頂部を写真に収めます。この景色に心を奪われました。
三ツ石山山頂をあとにしました。山頂部を写真に収めます。この景色に心を奪われました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 三石山荘。
三石山荘。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 山荘前の池塘。奥に三ツ石山が見えます。
山荘前の池塘。奥に三ツ石山が見えます。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 松川温泉に下ります。青空が広がってきました。
松川温泉に下ります。青空が広がってきました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 アオモリトドマツの樹間から三ツ石山を眺めます。
アオモリトドマツの樹間から三ツ石山を眺めます。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 中腹でも紅葉が始まっていました。
中腹でも紅葉が始まっていました。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 アオモリトドマツの林を進みます。道は軽い泥濘状態ですが、歩くのに支障はありません。
アオモリトドマツの林を進みます。道は軽い泥濘状態ですが、歩くのに支障はありません。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 登山口が近くなってきました。およそ300段の階段を下ります。
登山口が近くなってきました。およそ300段の階段を下ります。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 登山口に着きました。温泉の施設から湯気が出ています。
登山口に着きました。温泉の施設から湯気が出ています。
三ッ石山・大深岳・諸桧岳 駐車場に戻りました。朝は満車でした。
駐車場に戻りました。朝は満車でした。

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