活動データ
タイム
36:43
距離
58.8km
のぼり
5785m
くだり
4739m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る9/26から9/29まで3泊4日で、新穂高から室堂までソロ縦走してきました。最初の二日はそれぞれ三俣山荘と薬師岳山荘に宿泊。3泊目は、五色ヶ原のキャンプ場でテント泊としました。 新穂高までは、毎日アルペン号、帰りの室堂からはアルペンルートを乗り継いで信濃大町駅からあずさで帰宅。 毎日アルペン号は、上高地入ぜず新穂高には5:30に到着。早めに行動開始できたので助かった。新穂高からは、鏡平山荘、双六小屋、双六岳、三俣蓮華岳経由で三俣山荘まで進む。三俣山荘は営業最終日ということで、ビールが半額と夕食が特別メニューとなっており、大変にラッキーだった。宿泊者の人数も制限しているということで、寝る場所も広く、快適な滞在となった。 二日目は、ヘッデンを点けて4時に三俣山荘を出発。ここから三俣蓮華岳を巻くルートで黒部五郎小舎に向かう。暗いこともあり、途中何箇所かで道に迷いそうになるが、GPSとコースマーキングのお陰で進めた。明け方前の暗い時間帯は、少し時間を要するが三俣蓮華岳経由のルートの方が良いかも知れない。その後黒部五郎カールの中を通って黒部五郎岳に登頂するものの、ガスで展望が全く残念だった。それでも下山道で雷鳥の集団に出会えて気分は上がった。赤木岳と北ノ俣岳を越えて太郎平小屋に着く。予定よりも若干早かったので、ここでクッカーを使って簡単な昼食をとる。薬師岳山荘には、予定通り2時少し過ぎに到着。途中雨が降ったので、レイン、靴、衣類を乾かすために乾燥室を使わせてもらえたのには大変に助かった。荷物の整理が終わり外に出るとお日様が出ており、薬師岳の山頂、この日進んできた山々を見る事が出来て感動。薬師岳山荘は、数年前に改装したという事で、綺麗だった。また、小屋の方々も親切で、ここも快適な滞在となった。三日目の五色ヶ原までは、スゴ乗越小屋が休業中は水場が無いので、ここで給水する要あり。ただし薬師岳山荘は、水を全て雨水で賄っているので、ペットボトルでの購入が必要となる。 三日目もヘッデンを点けて5時に薬師岳山荘を出発。薬師岳の頂上は、雨と風が強くて寒く、眺望もなかった。岩の表面が凍っている箇所もあって、慎重に先を進む。北薬師岳までは岩がゴロゴロしている箇所が多く、思いの外時間を要した。間山を過ぎる頃には雨も止み、周りの景色も見えるようになった。営業が終了していたスゴ乗越小屋を通過して、スゴ乗越まではずっと降る事になる。ここからスゴノ頭と越中沢岳への登り返しは急で心が折れそうになった。ただ、ピークからの展望は周りの北アルプスの山々が展望でき、自然に感嘆の声がでた。越中沢岳の下りでは、今回二回目となる雷鳥と遭遇。ほんの2、3メートル手前でその存在に気付きびっくりした。慌ててカメラを出すが、雷鳥はノンビリとしていて、写真を何枚も撮る。ここからの道は比較的なだらかで、天気も快晴となったので、気分良く五色ヶ原まで進んだ。五色ヶ原を一望できる鳶山には予定よりも早く到着。ザックをおろし、しばらく周りの景色を楽しむ。そうすると向こう側から登山者が一人現れた。この日初めて人に会ったので、しばらくお話をする。彼はここからスゴ乗越小屋に進むとのこと。短い会話だったが、嬉しかった。五色ヶ原のテン場に到着するも他に人は居なく貸し切り状態。ベンチのすぐ横の便利な場所にテントを張る。夕食を食べ、バーボンの水割りでのんびりと優雅な時間が過ごせた。 四日目の最終日は、ゆっくり起床し朝食も食べて7時にテン場を出発。ここからは獅子岳と浄土山を経て立山の雄山を登る。浄土山付近からは登山客がかなり増えた。雄山の登りは、平日にもかかわらず、人でごった返していた。幸いなことに、ここは登山道と下山道が分けられていて、比較的スムーズに一の越山荘から頂上までをピストンする事が出来た。山頂からは、この四日間歩いてきたルートを一望。山行を無事に終えられることに感謝した後、終着地点の室堂までノンビリと下山。体が山に慣れたのか四日目のこの日が一番元気に歩けた。このルートは、途中人も少なく、展望も雄大で大変に充実した山行となった。
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