剱岳〔剱沢キャンプ場〕ピストン

2020.09.19(土) 4 DAYS

活動データ

タイム

16:33

距離

18.9km

のぼり

1791m

くだり

1804m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
54
休憩時間
0
距離
2.0 km
のぼり / くだり
47 / 199 m
DAY 2
合計時間
2 時間 19
休憩時間
8
距離
1.7 km
のぼり / くだり
29 / 137 m
DAY 3
合計時間
9 時間 45
休憩時間
52
距離
7.4 km
のぼり / くだり
897 / 888 m
16
28
33
8
6
26
27
13
21
9
DAY 4
合計時間
3 時間 33
休憩時間
24
距離
5.5 km
のぼり / くだり
328 / 569 m

活動詳細

すべて見る

【ヤマ●コにも,全く同じ内容を投稿しています。】 シルバーウィーク4日間をフルに活かすことができた。1日目は,雷鳥沢を経由して,劔沢キャンプ場まで行く計画であったが,立山駅到着が(土)10時過ぎとなり,午前のケーブルカーに乗れなかった。そのため,無理をせず,大好きな雷鳥沢キャンプ場に泊まることにした。 2日目(日)は,劔沢キャンプ場へ移動。天候は曇りだったので,この日の登頂は,最初から諦めていたが,テントを設営していると,晴れ渡ってきた。しかし,自分の脚力では,もはや剱岳ピストンは難しい時間になっていたので,翌日にかけることにした。 3日目(月)は午前中晴れの予報。しかし,実際は星が見えない曇天の中,4時30分に登頂開始。一服劔,前劔と進むにつれ,霧が晴れてきた。頂上では,一面の雲海で,晴渡った。まさに,幸運。 一服劔,前劔,カニのヨコバイ,タテバイ,13の鎖場等,体力と気力が要求されるピストンであった。下を見ればとっても怖いが,鎖場では混雑の行列ができており,ビビっている暇はない。それに,前に行く人たちの登り方や鎖の扱い方,足場の使い方などをじっくり観察して参考にできたのこともよかった。渋滞待ち時間が,核心部分を前に心の準備を行う格好の作戦タイムとなったのだ。自分にとっては,これも幸運だった。ヘロヘロになりながら,コースタイム6時間のところ,上のような事情で10時間余りでピストン完了。 4日目(火)は,来た道を登り返し,劔御前→新室堂乗越→雷鳥沢→室堂へ。この日も快晴に恵まれ,新室堂乗越からは,日本海,富山湾を望むことができた。 剱沢キャンプ場では,前日に強風が吹き荒れ,いくつかのテントが飛ばされたり,崩れたりしているものがあった。自分は,ビッグアグネスのフライクリークUL,超軽量テントを持っていったので,風の影響が心配だった。剱沢はなんとかペグが刺さるが,何せ半自立の軽量テントなので,ペグの上に重石をいくつも置き,張綱もきちんとテンションをかけ万全を期した。天気予報サイトによれば,私がいた間は,最大で風速7~8mだったが,持ち堪えることができた。出入り口ではない短辺側を風上に向け設置したが,3点支持の半自立式では,風上のポールがしなり一人用の狭い室内が押し潰されるそうになる。実際は,ポールがしなることで,風の力を受け流しているのだろう。 概ね晴天に恵まれたものの,気温は低かった。剱沢キャンプ場で5~6度,剱岳山頂で1度の予報であった。 行動時は,モンベルMWベースレイヤー+長袖シャツ(稜線では,ウィンドブレーカーを羽織る),薄手7部丈タイツ+アルパインライトパンツでちょうどよかった。 就寝用には,寒さの見当がつかず,フリース上下,パタゴニアのナノエア+ダウン下,厚手のメリノウール上下,2枚重ねの靴下の間に ホッカイロ,インフレータブルマット…と,相当な荷物になってしまった。足もとのホッカイロは有効であったが,いくら重ね着をしても,モンベル#3相当のシュラフでは多少寒かった。特に,(月)の夕方,陽が落ちてからは,周囲からも,「寒い~。」「さめぇ~。」という声が聞こえてくるほど…。 4日間を生かして,天候を見据え,(渋滞とはいえ)先行者を見て学び,じっくりと考えながら,初めての剱岳を無事登頂できて,達成感に浸ることができた山行きだった。

剱岳 室堂。美しい。
室堂。美しい。
剱岳 みくりが池。日帰り温泉は,受付していません。
みくりが池。日帰り温泉は,受付していません。
剱岳 雷鳥沢キャンプ場が見えてきた。向こうは別山。
雷鳥沢キャンプ場が見えてきた。向こうは別山。
剱岳 今夜は,ここにお泊まり。結構賑わっています。
今夜は,ここにお泊まり。結構賑わっています。
剱岳 2日目。剱御前へ向けて急登を登っていきます。
2日目。剱御前へ向けて急登を登っていきます。
剱岳 ふむふむ。剱沢へ。
ふむふむ。剱沢へ。
剱岳 おぉ,ど~んと構えていますね。
おぉ,ど~んと構えていますね。
剱岳 劔沢キャンプ場が見えてきました。
劔沢キャンプ場が見えてきました。
剱岳 受付管理棟の情報。
受付管理棟の情報。
剱岳 キャンプ場正面に剱岳が見える最高のロケーションです。
キャンプ場正面に剱岳が見える最高のロケーションです。
剱岳 ちょっと,剱岳小屋へ行ってみましょう。片道10分くらいでしょうか。ビール350mlが600円,500mlが800円でした。缶はお持ち帰りをお願いされました。
ちょっと,剱岳小屋へ行ってみましょう。片道10分くらいでしょうか。ビール350mlが600円,500mlが800円でした。缶はお持ち帰りをお願いされました。
剱岳 小屋前からの剱岳。
小屋前からの剱岳。
剱岳 夜の帳。結構な数のテント。
夜の帳。結構な数のテント。
剱岳 3日目。出発。起床した3時ごろには,すでに山筋にヘッデンの明かりが連なっていました。頂上でご来光を見ようというのでしょう。
ガスっています。
3日目。出発。起床した3時ごろには,すでに山筋にヘッデンの明かりが連なっていました。頂上でご来光を見ようというのでしょう。 ガスっています。
剱岳 あ~,せっかく登っても何も見えないか…。
あ~,せっかく登っても何も見えないか…。
剱岳 前劔のてっぺん。
前劔のてっぺん。
剱岳 上り専用の表示があるけれど,実際は降りていくのです。いくつものアップダウン,上り下りがあり,きついです。
上り専用の表示があるけれど,実際は降りていくのです。いくつものアップダウン,上り下りがあり,きついです。
剱岳 おぉ,雲が,ガスが晴れてきたよ。
おぉ,雲が,ガスが晴れてきたよ。
剱岳 うぅ,怖そう。だけど,皆さんの動きを頭に叩き込んで参考にします。渋滞10分以上待ち。セルフビレイしている方は,おおよそ1/4弱くらいか…。ヘルメットは,ほぼ100%。
うぅ,怖そう。だけど,皆さんの動きを頭に叩き込んで参考にします。渋滞10分以上待ち。セルフビレイしている方は,おおよそ1/4弱くらいか…。ヘルメットは,ほぼ100%。
剱岳 この大岩を回り込んで登る。
この大岩を回り込んで登る。
剱岳 皆さん,余裕がありますね。
皆さん,余裕がありますね。
剱岳 足場はきちんとあります。
足場はきちんとあります。
剱岳 いい感じに晴れてきたぞ。
いい感じに晴れてきたぞ。
剱岳 V字の景色と青空。
V字の景色と青空。
剱岳 雲海だ。青空だ。
雲海だ。青空だ。
剱岳 仲良く順番待ち。ああ,そこに足をかけて,そうか,そう登るといいのだな…,ふむふむ。
仲良く順番待ち。ああ,そこに足をかけて,そうか,そう登るといいのだな…,ふむふむ。
剱岳 杭が打ってあって,それに足をかけ,手で掴み,3点支持を守って登ります。
杭が打ってあって,それに足をかけ,手で掴み,3点支持を守って登ります。
剱岳 
大渋滞。和やかに談笑しながら,時を過ごします。こうやってみると,結構高いところまで登っていきます。お日様がさして,ちょうどいい。
大渋滞。和やかに談笑しながら,時を過ごします。こうやってみると,結構高いところまで登っていきます。お日様がさして,ちょうどいい。
剱岳 たてばいをやり過ごし,岩場ゴロゴロを登ると…。
たてばいをやり過ごし,岩場ゴロゴロを登ると…。
剱岳 やりました。登頂!絶景!「俺は,やったぞ~」何か頂上独り占め感で溢れていますが,実際は,記念撮影待ち長蛇の列ができています。撮影してくれた方,ありがとうございました。
やりました。登頂!絶景!「俺は,やったぞ~」何か頂上独り占め感で溢れていますが,実際は,記念撮影待ち長蛇の列ができています。撮影してくれた方,ありがとうございました。
剱岳 初回挑戦で,この天気は,本当に幸運です。
初回挑戦で,この天気は,本当に幸運です。
剱岳 えっと,自分のテントはどれかな
えっと,自分のテントはどれかな
剱岳 3兄弟のノースフェースTシャツが決まっていました。頑張りましたね。雲の上に浮いているみたいだよ。
3兄弟のノースフェースTシャツが決まっていました。頑張りましたね。雲の上に浮いているみたいだよ。
剱岳 みなさん,楽しそうです。
みなさん,楽しそうです。
剱岳 反対側から登ってきたお兄さんがた,ガッツポーズ。
反対側から登ってきたお兄さんがた,ガッツポーズ。
剱岳 頂上で楽しんだ後,さぁ,おります。「横這」です。
こうやって上から見下ろしながら,順番待ちです。「その赤いペンキのところが,最初の右足だよ!」と,聞こえてきます。「最初の一歩目が見えなくて,とても怖い。」と書いてあってのがこの場所か…。確かに,鼠返しのようになっており目視できませんが,赤ペンキで示してありました。でも,怖いことには変わりなし。
頂上で楽しんだ後,さぁ,おります。「横這」です。 こうやって上から見下ろしながら,順番待ちです。「その赤いペンキのところが,最初の右足だよ!」と,聞こえてきます。「最初の一歩目が見えなくて,とても怖い。」と書いてあってのがこの場所か…。確かに,鼠返しのようになっており目視できませんが,赤ペンキで示してありました。でも,怖いことには変わりなし。
剱岳 先行者が下まで降りると,「はい,おりました。」と声をかけてくれます。
先行者が下まで降りると,「はい,おりました。」と声をかけてくれます。
剱岳 大きな山塊に,小さなたくさんの人がとりついていますが,こうして,今更ながら見ると,どこをどうやって降りてきたのか,わかりません。無我夢中だったのでしょうね。
大きな山塊に,小さなたくさんの人がとりついていますが,こうして,今更ながら見ると,どこをどうやって降りてきたのか,わかりません。無我夢中だったのでしょうね。
剱岳 ようやく着いた剣山荘前で記念写真。
ようやく着いた剣山荘前で記念写真。
剱岳 無事,下山。精神的,肉体的に疲れ果てて,テントに潜り込んで昼寝。写真は,夕方になって,再び晴れた剱岳に現れたヘリ。あの状態で,しばらくホバリング。どなたか怪我でもなさったのでしょうか。
無事,下山。精神的,肉体的に疲れ果てて,テントに潜り込んで昼寝。写真は,夕方になって,再び晴れた剱岳に現れたヘリ。あの状態で,しばらくホバリング。どなたか怪我でもなさったのでしょうか。
剱岳 明けて4日目。今朝も暗いうちから登頂している人の多いこと。あの山道をヘッデンだけの灯りで登るのは,すごいことですね。
明けて4日目。今朝も暗いうちから登頂している人の多いこと。あの山道をヘッデンだけの灯りで登るのは,すごいことですね。
剱岳 朝焼けの剱岳。
朝焼けの剱岳。
剱岳 テント場の朝は,超早いです。
テント場の朝は,超早いです。
剱岳 さぁ,自分もテントをパッキングして出発。
さぁ,自分もテントをパッキングして出発。
剱岳 剱御前まで登り返してきました。これで,見納めかな。
剱御前まで登り返してきました。これで,見納めかな。
剱岳 剱御前の公衆トイレ右を通り過ぎ,新室堂乗り越しへ。
剱御前の公衆トイレ右を通り過ぎ,新室堂乗り越しへ。
剱岳 室堂周辺が,箱庭のようだ。
室堂周辺が,箱庭のようだ。
剱岳 日本海,富山湾も一望。素晴らしい。
日本海,富山湾も一望。素晴らしい。
剱岳 雷鳥沢キャンプ場のテントも少なくなっています。今日は,連休最終日。
雷鳥沢キャンプ場のテントも少なくなっています。今日は,連休最終日。

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