旭岳〜黒岳雪中&爆風行軍

2020.09.27(日) 2 DAYS
Paulistado
Paulistado

活動データ

タイム

10:52

距離

20.0km

上り

1848m

下り

1853m

チェックポイント

活動詳細

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28日から29日にかけて、旭岳から黒岳の往復(テント泊)してきました。 一旦旭岳に上がるも、お鉢方面から厳冬の強風が吹いており、程なく撤退下山。しかし8合目付近で急速に風が止み、登り返して再アタック(思えばここでそのまま降りておけば)。 お鉢に到着すると、程なく小雨と鉢底から吹き付ける強風で早くも洗礼を浴びるも、北海岳以降は裏山の恩恵に預かり穏やかな歩行で黒岳石室へ。 その晩テント泊はもうひと張りのみ。止まない雨と風に一晩中苦しめられ、未明からは雪。風も強まり、石で重しをしていたテントのペグも度々抜けてしまい支えながら湯沸かし&朝食のパンをかじることに。状況悪化のためそのまま層雲峡へ下る選択肢もありましたが、前乗りした旭岳温泉の宿に荷物を一部預かってもらっていたこともあり、結局元来た道を戻ることに(第二の判断ミス)。 北海岳まではスムーズでしたが、そこからが身体を持っていかれるほどの暴風雪。間宮岳分岐以降もなおその状況は続き、視界も悪く、雪に覆われ薄い踏み跡をGPSで補いながら何とか旭岳登り返しに成功(このころは自分自身の風上側がびっしりと霧氷状態になっていました)。 やれやれようやく穏やかな下山になるかと思いきや、ここからが体力と精神力を試される本番も本番でした。 8合目付近から極端に風が強くなり、まともに立っていられないほどに…20-30m/秒はあったのではないかと。とはいえここでの停滞は身の危険を増大させるだけ、巨石を伝いながら、時折身体を弄ばれるように倒されながら下っていると、何と下から1人登ってくる方が。 異常な私の出で立ちを心配して、一緒に下ってくださることに。途中低体温症を心配して温かいお茶まで(本当に心の底から、ありがたかったです)。 6合目まできたところで風の勢いが弱まり…日差しも見えてきたところで、また登り返されて行かれました。 今回は一歩間違えば体に何らかの不調を起こしていたかも知れず、本当にギリギリの山行。自分の計画と見立ての甘さを骨身まで痛感しました。 今後の山との向き合い方の認識を大きく改められた貴重な機会でした。 麓は穏やかでも2000m以上はガラリと様相を変える厳しさ、北アで見られるような要所要所の小屋もなく、エスケープルートもない山ヂカラの総力を試されるのが大雪山かも知れません。 まだまだ噛み締めたいと思います! これから登られる方は、ぜひ万全の冬山装備と、決して無理をせず安全に行程を進めて下さいませ。 そんなことを言っておきながら何ですが、本州とは比べものにならないスケールの大きな山でした。魔力的な魅力を秘めています、大雪山。

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てんきとくらす