活動データ
タイム
07:11
距離
18.2km
のぼり
1235m
くだり
1235m
活動詳細
すべて見る日光の社山より南、足尾アルプスと呼ばれる山域がある(* ̄ー ̄)近年人気となり孤高のブナで有名な中倉山の稜線に沿うように南に仁田元沢、北に松木沢があり一般ルートは仁田元沢沿いを行くルートだ(*´-`)北にある松木沢からは松木沢ジャンダルムの異名を持つ岩塊がありロッククライマー、難所好きが好むルートがある(* ̄ー ̄)今回は松木沢ジャンダルムルートを舞台に、ヤマップ、スタートですヽ( ・∀・)ノ あ、ちなみに、岩場鎖場経験あってもこのルートは一般的にオススメしません(ヾノ・ω・`)けして容易く入りませんようにm(_ _)m さて、これで間藤駅に来るのも何度目だろうか(*´-`)中倉山は個人的に好きな山である(*´ー`*)主だったルートは仁田元沢沿いを歩く一般ルート、横場山から尾根をひたすら歩く横場山ルート(とてもオススメできない(ヾノ・ω・`))、そして松木沢ジャンダルムルートだろうか(* ̄ー ̄)いつかは松木沢ジャンダルムに挑もうと思い今回やっと決心する(;・∀・) 間藤駅から銅親水公園を過ぎゲートを越えれば久蔵沢の橋を渡るε=(ノ゚Д゚)ノそして次の橋を渡らずに沢沿いに上ると松木渓谷となる(* ̄ー ̄) 今でも治山業が続く(終わりのこない治山業かと思われる)松木沢沿いを歩けば沢を渡るようにロープが張られてある(*´-`)これが松木沢ジャンダルム登山口へのアプローチ地点だ( *゚A゚)水かさが少なければ岩とびで渡れないこともないらしいが、今日は無理そうだ(*・д・)靴を脱ぎロープを掴み沢を渡れば、、、手袋がない(゚Д゚≡゚Д゚)゙?靴を脱いだときに対岸に置いてしまったようだ( ; ゚Д゚)また靴を脱ぎ往復する、、、沢冷たい( ´;゚;∀;゚;) 沢から右に赤テープを見つけ登山口と思われるポイントに辿り着くも道はない( ̄▽ ̄;)とりあえずなにか目印になるものをひたすら探す(・д・ = ・д・) まずはザレ場の急登を上がるのだが、急すぎる( ̄▽ ̄;)しかもザレた足場は容易く足を取られる( ; ゚Д゚)なんとか上がりきれば目の前には岩塊が聳え立つ( ゚д゚)ポカーン 最初のアプローチにはロープがあるがそれ以降はない(*・д・)岩に手をかけ足をかけ、岩塊を縫うようにガレ場を進む(;・∀・)この山域の岩は脆い岩質で掴んだ岩が崩れないかをまず確かめながら丁寧に三点支持を行わねばならない(;`・ω・)通常、目印となる赤テープもなく、岩だから踏みあともないから通れそうなところを探しただひたすら岩を登るのである(; ̄Д ̄)たまぁにあるケルンが不安な気持ちをかき消してくれた(*´-`) 長いのか短いのか、下をみれば急直下の先に松木沢が見える、、、その眺めからかなりの斜度を登ってきたことが伺えるとともに、ここを下りるのはもっと恐ろしい、登るのみと己を震い立たせるε=(ノ゚Д゚)ノ やっと登り切れたと思われた場所は岩塊を抜けガレ場尾根の取り口のようなところだった(*´-`)そこから見上げた中倉山は尾根の先にまだ遠く、降り始めた小雨が体の火照りを消してくれた(* ̄ー ̄) ここからは尾根をひたすら登る、のだが、この尾根登り、かなりの急登が続く( ; ゚Д゚)もちろん整備された道などないので岩をつかみ岩に足掛け、藪をくぐりながら進むε=(ノ゚Д゚)ノしばらく行けば治山業の方々が土砂崩れを防ぐために作った鉄柵が見えてくる(*´-`)さらに道なき急尾根を登ればどうやら目指す稜線、目指すピークが姿を表した(;・∀・)あと少しあと少しと思いながら一気に稜線に躍り出る、松木沢ジャンダルム、踏破ですヽ( ・∀・)ノ振り返ると険しい尾根が見えなんとか登りきれたことに安堵した(´д`、) 右に進めば『孤高のブナ』であり早速会いに行くε=(ノ・∀・)ツ最初はガスっていたが向かうにつれ晴れてきて、晴れた中久しぶりの孤高のブナとまた出会う(*´ー`*) 孤高のブナからまた戻りそのまま進めば、中倉山、登頂ですヽ( ・∀・)ノ今日は所々雲があるがそれでも晴れた空の下、またここにこれたのが嬉しかった(*´ー`*) 飯を食らい眺望をしばらく楽しんだら一般ルートで下山するε=(ノ・∀・)ツ 途中、ご老人の四人パーティーを追い越す( *゚A゚)中倉山は一般ルートであれば登山者も多い山なのだ(*´∀`)♪ 途中、親子の二人パーティーを追い越す( *゚A゚)ザイルなどを背負った姿はどうやらジャンダルムを目指してきたが天候を気にして一般ルートに変えたそうだ(*´-`)小さい子供が小さいザックにヘルメットやカルビナを付けていて親と共にかなり登れるらしい(;・∀・)カッコいいと素直に思った(*´ー`*) 下山したら足尾環境学習センターに赴く(*´-`)銅親水公園にある施設は足尾の緑化計画の全容をことこまかに展示してあり、松木沢にあった松木村(廃村)のことをよく知る手がかりとなった(* ̄ー ̄) 松木村、松木沢に明治まであった村で歴史は1200年前に遡る。 1200年前、男体山を開いた勝道上人のお弟子か、松木沢にお寺を建てたことから始まる。その地に五姓の一族が入り松木村が始まり、稲作はしなかったが沢山の作物を作り養蚕を行い豊かな山村が長く続いたという。 明治に入り近代化した鉱山、精錬技術が精錬所から大量の亜硫酸ガスを放出させるようになると瞬く間に松木村周囲の山の木が枯れるようになった。亜硫酸ガスは重い気体、深い渓谷にある松木村を覆い日中、太陽さえも隠すほどだったという。 ある日、畔焼きという、畑の枯れ草を焼く作業をしていたら立ち枯れした木に燃え移り広範囲に渡る山火事となった。収まった山火事のあとの山はその後も続く煙害、酸性雨により決して再生することはなかったという。 こうして明治に入り30年ほどで松木村からは人がいなくなり廃村となった。 松木沢の他に久蔵沢、仁田元沢にも村があったらしいが松木村と同様に煙害により廃村となり、今では無縁仏の墓石を間藤の龍蔵寺に塔のようにして供養されてある。 足尾のことを調べればとても悲しい歴史ばかりを目にするのだが、今は緑化が進み少しずつだが松木沢にも草木がよく生えている(*´-`)松木沢ジャンダルム、足尾アルプスの異名を持つこの山域は人が起こした公害によるものであるがそれを復活、再生させようとするのもまた人の手である(* ̄ー ̄)ここに来ればこのようなことを感じ思わずにはいられないが、まぁ今回はとりあえず無事に松木沢ジャンダルムを踏破した喜びにただただ浸ろう(*´ー`*) 銅親水公園から間藤駅へ戻る途中、あの親子パーティーが車の中から乗りますか?と声をかけてくれた(*´ω`*)ありがたいが丁寧にお断りをさせて頂き去る車の後部座席にはこちらに手を振るお子さんの姿が見えたので振り返したヽ( ・∀・)ノあの子が今後どんな山を歩くのだろうか(*´ー`*)あの子が大きくなった時に、足尾の山がさらに緑深くなってることを祈り、今夜も芋焼酎で〆( ゚Д゚)ウマー
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