活動データ
タイム
08:14
距離
9.8km
のぼり
1263m
くだり
1262m
活動詳細
すべて見るあれから6年目を迎えた9月27日、「御嶽山」に登拝してきました 昨年もこの時期に登り深い悲しみを覚え、 その感想はストレートにYAMAPのレポ(https://yamap.com/activities/4540856)に載せました 今年こそは明るく楽しく登ろうと思っていましたが、 この日を選んで登る計画を立てている事自体があの惨事の追悼の意味を持ちます 慰霊登山というにはおこがましいのですが、 犠牲になられた方々の遺した教訓を胸に抱きつつ黙念と登りました 御嶽山には独特の雰囲気があります 同じく活火山である山はたくさんありますが、そのどれとも違う寂寥と悲哀に包まれています 自分はあの噴火が起きる前には登ったことはありません でもその前からこういった趣きのお山だったのではないでしょうか 御嶽山は紅葉が見頃を迎えていました ガスに覆われる時間も多かったとはいえ、秋の青空が覗く御嶽山は秋真っ盛りでした それは美しい眺めでした 6年前と同じように… この日も多くの登山者が訪れていました なぜあの日あのタイミングで噴火したのか、今でも憤りを感じます でも御嶽山が悪いのでも誰かが悪いのでもない そこにやり切れなさを感じて悲しみばかりが募るのです 剣ヶ峰や八丁ダルミは着々と再建が進んでいますが大災害の痕跡をいまだに深く残しています 剣ヶ峰では被災して亡くなられた方に手向けられた花が涙を誘いました 全国にはこの日来たかったけど叶わなかった方も多く居られるのだろうと思えばその分まで、 気持ちを込めてお祈りさせていただきました そして、たとえ世間がこの噴火に関心を失くし忘れてしまったとしても、 山を愛し山を登り続ける者だけは今回の教訓と危機意識を忘れずに行動せねばと誓うのです 下山の途中、山のあちこちにある防災無線から黙祷を捧げて欲しい旨のアナウンスがありました 時計を見るとあの日御嶽山が噴火した11時52分少し前でした その後フッと御嶽山から物音が消えたように感じました 間違いなく山にいた全員が黙祷を捧げていました 私も雲で隠れている剣ヶ峰の方を振り仰いでから頭を垂れて黙祷していました 黙祷を終え顔を上げると、不思議な事に先ほどまでの雲が取れぽっかり青空がのぞいていました いつまでも悲しんでばかりではダメなんだぞと諭して頂いたように感じられました あらためて平成26年9月27日御嶽山噴火で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます 合掌
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