【御嶽山】6 years later...

2020.09.27(日) 日帰り

活動データ

タイム

08:14

距離

9.8km

のぼり

1263m

くだり

1262m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 14
休憩時間
1 時間 38
距離
9.8 km
のぼり / くだり
1263 / 1262 m
30
7
46
1 5
46
19
38
33
5
23

活動詳細

すべて見る

あれから6年目を迎えた9月27日、「御嶽山」に登拝してきました 昨年もこの時期に登り深い悲しみを覚え、 その感想はストレートにYAMAPのレポ(https://yamap.com/activities/4540856)に載せました 今年こそは明るく楽しく登ろうと思っていましたが、 この日を選んで登る計画を立てている事自体があの惨事の追悼の意味を持ちます 慰霊登山というにはおこがましいのですが、 犠牲になられた方々の遺した教訓を胸に抱きつつ黙念と登りました 御嶽山には独特の雰囲気があります 同じく活火山である山はたくさんありますが、そのどれとも違う寂寥と悲哀に包まれています 自分はあの噴火が起きる前には登ったことはありません でもその前からこういった趣きのお山だったのではないでしょうか 御嶽山は紅葉が見頃を迎えていました  ガスに覆われる時間も多かったとはいえ、秋の青空が覗く御嶽山は秋真っ盛りでした それは美しい眺めでした  6年前と同じように… この日も多くの登山者が訪れていました  なぜあの日あのタイミングで噴火したのか、今でも憤りを感じます でも御嶽山が悪いのでも誰かが悪いのでもない そこにやり切れなさを感じて悲しみばかりが募るのです 剣ヶ峰や八丁ダルミは着々と再建が進んでいますが大災害の痕跡をいまだに深く残しています 剣ヶ峰では被災して亡くなられた方に手向けられた花が涙を誘いました 全国にはこの日来たかったけど叶わなかった方も多く居られるのだろうと思えばその分まで、 気持ちを込めてお祈りさせていただきました そして、たとえ世間がこの噴火に関心を失くし忘れてしまったとしても、 山を愛し山を登り続ける者だけは今回の教訓と危機意識を忘れずに行動せねばと誓うのです 下山の途中、山のあちこちにある防災無線から黙祷を捧げて欲しい旨のアナウンスがありました 時計を見るとあの日御嶽山が噴火した11時52分少し前でした その後フッと御嶽山から物音が消えたように感じました  間違いなく山にいた全員が黙祷を捧げていました 私も雲で隠れている剣ヶ峰の方を振り仰いでから頭を垂れて黙祷していました 黙祷を終え顔を上げると、不思議な事に先ほどまでの雲が取れぽっかり青空がのぞいていました いつまでも悲しんでばかりではダメなんだぞと諭して頂いたように感じられました あらためて平成26年9月27日御嶽山噴火で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます 合掌

御嶽山・継子岳・摩利支天山 中の湯登山口に深夜に到着
登山口最寄りの駐車場はすでに埋まっていました
星空が綺麗な夜でした
中の湯登山口に深夜に到着 登山口最寄りの駐車場はすでに埋まっていました 星空が綺麗な夜でした
御嶽山・継子岳・摩利支天山 興奮しているのか何なのか、ほとんど眠れずに夜が明けてしまいました
みなさん日の出前から続々と出発されます
昨年はロープウェイを用いましたが7:00から運行なので、早出早着をしたいならここから歩くしかないです
興奮しているのか何なのか、ほとんど眠れずに夜が明けてしまいました みなさん日の出前から続々と出発されます 昨年はロープウェイを用いましたが7:00から運行なので、早出早着をしたいならここから歩くしかないです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 登山道の祠にお参り
今日一日無事にこのお山を登らせてください
今日はいろんなところでお祈りする事になりそうです
登山道の祠にお参り 今日一日無事にこのお山を登らせてください 今日はいろんなところでお祈りする事になりそうです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 中の湯から伸びる黒沢口登山道
特徴を一言でいえば木段の登拝路
八合目女人堂あたりまで延々と続きます
この日は木段が濡れて滑りやすく気を使いました
中の湯から伸びる黒沢口登山道 特徴を一言でいえば木段の登拝路 八合目女人堂あたりまで延々と続きます この日は木段が濡れて滑りやすく気を使いました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 七合目に到着
この山小屋はもうやっていませんが、ここで一息つく登山者が多かったです
祠の脇の鐘をついて慰霊登山の気持ちを強くしました
七合目に到着 この山小屋はもうやっていませんが、ここで一息つく登山者が多かったです 祠の脇の鐘をついて慰霊登山の気持ちを強くしました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 朝イチから登られる方は猛者が多い印象
軟弱な自分はあっという間に抜き去られ置いていかれます
競争じゃないけど毎度のこのパターンに情けなくなる今日この頃
朝イチから登られる方は猛者が多い印象 軟弱な自分はあっという間に抜き去られ置いていかれます 競争じゃないけど毎度のこのパターンに情けなくなる今日この頃
御嶽山・継子岳・摩利支天山 途中でロープウェイからの枝道と合流し、しばらく進むと行場山荘
名物「ちからもち」は下山時のお楽しみ
途中でロープウェイからの枝道と合流し、しばらく進むと行場山荘 名物「ちからもち」は下山時のお楽しみ
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ああ、だいぶ紅葉しているな
赤や黄や橙に色づいた葉が苦しい登りを慰めてくれました
ああ、だいぶ紅葉しているな 赤や黄や橙に色づいた葉が苦しい登りを慰めてくれました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 寝不足で重い足取りでも何とか女人堂までたどり着きました
草木一本すら生えない溶岩むき出しの山頂部が見えてきました
寝不足で重い足取りでも何とか女人堂までたどり着きました 草木一本すら生えない溶岩むき出しの山頂部が見えてきました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 八合目女人堂からは御嶽山の紅葉の大パノラマが楽しめました
何より青空でうれしい
6年前のこの日もこんな様子だったそうです
八合目女人堂からは御嶽山の紅葉の大パノラマが楽しめました 何より青空でうれしい 6年前のこの日もこんな様子だったそうです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 御嶽の信仰を守る人にとってこの場所は聖地
無数の霊神碑が立ち並び独特の雰囲気が漂います
他の山よりも強烈に生と死を感じさせる
御嶽の信仰を守る人にとってこの場所は聖地 無数の霊神碑が立ち並び独特の雰囲気が漂います 他の山よりも強烈に生と死を感じさせる
御嶽山・継子岳・摩利支天山 振り返れば雲海が!
向こうにそびえるのは中央アルプスですね
今日は木曽駒からも御嶽山が見えているんだね
振り返れば雲海が! 向こうにそびえるのは中央アルプスですね 今日は木曽駒からも御嶽山が見えているんだね
御嶽山・継子岳・摩利支天山 北方は雲が多くて北アの名峰たちは見られませんでした
でも大自然の雄大なスケールを満喫します
北方は雲が多くて北アの名峰たちは見られませんでした でも大自然の雄大なスケールを満喫します
御嶽山・継子岳・摩利支天山 八合目から九合目までが長い
途中まではハイマツの樹林帯を木段で上がります
それを抜けると火山礫や火山岩の荒れた急斜面をひたすら行きます
八合目から九合目までが長い 途中まではハイマツの樹林帯を木段で上がります それを抜けると火山礫や火山岩の荒れた急斜面をひたすら行きます
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ハイマツ林を抜けると右手には御嶽山の紅葉が広がっていました
見事に色づいていました
そして虹がかかりました
御嶽山がただ厳しい山だったら誰も登らないと思いますが、
こうして見せる自然美が登山者を虜にしてやまないのですね
ハイマツ林を抜けると右手には御嶽山の紅葉が広がっていました 見事に色づいていました そして虹がかかりました 御嶽山がただ厳しい山だったら誰も登らないと思いますが、 こうして見せる自然美が登山者を虜にしてやまないのですね
御嶽山・継子岳・摩利支天山 いつもの行者様
今日は雲海を前に修行されていました
いつもの行者様 今日は雲海を前に修行されていました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 自分の前を行くパーティはテレビ局のクルー
この日はちょうど6年目という事で、新聞社などマスコミも多く慰霊と取材に訪れていました
自分の前を行くパーティはテレビ局のクルー この日はちょうど6年目という事で、新聞社などマスコミも多く慰霊と取材に訪れていました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 このあたりは広くて一本立てるには良い場所です
様々な会話が聞こえてくるのですが、今日が噴火した日だと知らない人もいました
世間的には風化が始まっていて過去の出来事になりつつあるのか…
このあたりは広くて一本立てるには良い場所です 様々な会話が聞こえてくるのですが、今日が噴火した日だと知らない人もいました 世間的には風化が始まっていて過去の出来事になりつつあるのか…
御嶽山・継子岳・摩利支天山 風が吹くと寒いです
下からずっと登りで汗をかいていますので汗びえしないように心がけます
息が苦しくて休憩多めに取りますがその都度紅葉の美しさにため息が出ます
風が吹くと寒いです 下からずっと登りで汗をかいていますので汗びえしないように心がけます 息が苦しくて休憩多めに取りますがその都度紅葉の美しさにため息が出ます
御嶽山・継子岳・摩利支天山 本当に美しい
今が見頃だと思います
あの日御嶽山を登っていた人たちと今日登る自分たちに違いはない
ただ運命というか、そういう物の存在について考えさせられます
本当に美しい 今が見頃だと思います あの日御嶽山を登っていた人たちと今日登る自分たちに違いはない ただ運命というか、そういう物の存在について考えさせられます
御嶽山・継子岳・摩利支天山 溶岩むき出しの御嶽山はやはり恐ろしい
登山道にスコリアの堆積する富士山や乗鞍岳と違って、御嶽山は角ばった礫や岩石で覆われていて険しい道のりです
溶岩むき出しの御嶽山はやはり恐ろしい 登山道にスコリアの堆積する富士山や乗鞍岳と違って、御嶽山は角ばった礫や岩石で覆われていて険しい道のりです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 石室山荘までの胸突八丁的な場所
火山岩の間を抜けて高度を稼いでいきます
上の方の登山者が小さく見えて先の長さに萎えます
石室山荘までの胸突八丁的な場所 火山岩の間を抜けて高度を稼いでいきます 上の方の登山者が小さく見えて先の長さに萎えます
御嶽山・継子岳・摩利支天山 もうすぐで石室山荘
今回は山荘の中を通らず下方から巻いて登る道を行きました
しんどさはどちらも変わりませんが
もうすぐで石室山荘 今回は山荘の中を通らず下方から巻いて登る道を行きました しんどさはどちらも変わりませんが
御嶽山・継子岳・摩利支天山 石室山荘でヘルメットを装着し九合目の旧覚明堂まで登ると急峻な登りは終わりを迎えます
ここでも鐘をつき祠でお祈りをしました
石室山荘でヘルメットを装着し九合目の旧覚明堂まで登ると急峻な登りは終わりを迎えます ここでも鐘をつき祠でお祈りをしました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ここから山頂部に踏み入っていきます
溶岩ゴロゴロの道です
風も強くなりかなり寒いです
手袋もあったほうが良いでしょう
ここから山頂部に踏み入っていきます 溶岩ゴロゴロの道です 風も強くなりかなり寒いです 手袋もあったほうが良いでしょう
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ガスが湧くようになりました
強い紫外線を避けるためにサングラスをしていましたが天気が目まぐるしく変わるので調整が大変
ガスが湧くようになりました 強い紫外線を避けるためにサングラスをしていましたが天気が目まぐるしく変わるので調整が大変
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ピークが見えてきた
晴れているのに小粒の雨が降ってきた頃
ピークが見えてきた 晴れているのに小粒の雨が降ってきた頃
御嶽山・継子岳・摩利支天山 その雨滴のせいだと思うが、一ノ池の上にまたしても虹がかかりました
理論としては光学現象でしかない虹も、
特別な日の山頂で見ると神々しいというか不思議な感覚を覚える
御嶽の神や犠牲者たちが何かを伝えようとしているのだろうか
その雨滴のせいだと思うが、一ノ池の上にまたしても虹がかかりました 理論としては光学現象でしかない虹も、 特別な日の山頂で見ると神々しいというか不思議な感覚を覚える 御嶽の神や犠牲者たちが何かを伝えようとしているのだろうか
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ガスの向こうに王滝頂上も見えました
こちら側からあちらへと続く道はいまだに封鎖されたままです
ガスの向こうに王滝頂上も見えました こちら側からあちらへと続く道はいまだに封鎖されたままです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 天気は目まぐるしく変わります
今度は青空のターン
慰霊を終えたパーティのウェアやザックが綺麗に映えます
あの日の写真にもこんな様子はたくさん写っていました
天気は目まぐるしく変わります 今度は青空のターン 慰霊を終えたパーティのウェアやザックが綺麗に映えます あの日の写真にもこんな様子はたくさん写っていました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 もうすぐだけどまだまだ遠い剣ヶ峰
登山道の斜面に転がる石や岩はまだ新しいのも多い
あの日登山者の体を貫き傷つけた岩かと思うとものすごく腹が立ってきた
もうすぐだけどまだまだ遠い剣ヶ峰 登山道の斜面に転がる石や岩はまだ新しいのも多い あの日登山者の体を貫き傷つけた岩かと思うとものすごく腹が立ってきた
御嶽山・継子岳・摩利支天山 いつになく息がしんどい
新しく導入したスマートウォッチで身体状況を計測してみた
脈拍150越えはまだ良いとして、SpO2が88とか出る異常値
今まで標高3,000mの世界をなめていたんだなと反省
いつになく息がしんどい 新しく導入したスマートウォッチで身体状況を計測してみた 脈拍150越えはまだ良いとして、SpO2が88とか出る異常値 今まで標高3,000mの世界をなめていたんだなと反省
御嶽山・継子岳・摩利支天山 立ち止まって息を整えながらきた道を振り返ります
雲の上にいることを実感
天国のようでもあり地獄のようでもあるこの山の景観
立ち止まって息を整えながらきた道を振り返ります 雲の上にいることを実感 天国のようでもあり地獄のようでもあるこの山の景観
御嶽山・継子岳・摩利支天山 一番辛い場所でした
ヨボヨボと登ります
あの時のようにもし今噴火したら逃げられない場所です
でも剣ヶ峰までは這ってでも登らなきゃ
一番辛い場所でした ヨボヨボと登ります あの時のようにもし今噴火したら逃げられない場所です でも剣ヶ峰までは這ってでも登らなきゃ
御嶽山・継子岳・摩利支天山 そして剣ヶ峰直下に到達
もちろんこのシェルターは噴火の惨事の後に設けられたものです
そして剣ヶ峰直下に到達 もちろんこのシェルターは噴火の惨事の後に設けられたものです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 そして慰霊碑を前に亡くなった方、いまだご家族の元に帰れない方のご冥福をお祈り申し上げました
不覚にも涙が溢れてしまった
サングラスしていて良かったです
そして慰霊碑を前に亡くなった方、いまだご家族の元に帰れない方のご冥福をお祈り申し上げました 不覚にも涙が溢れてしまった サングラスしていて良かったです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 剣ヶ峰への階段
石段の傷はあの日の噴石によるものです
剣ヶ峰への階段 石段の傷はあの日の噴石によるものです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 剣ヶ峰の祠の前に供えられたお花が涙を誘います
剣ヶ峰の祠の前に供えられたお花が涙を誘います
御嶽山・継子岳・摩利支天山 御嶽山の頂上の碑
この日の山頂は静かでした
御嶽山の頂上の碑 この日の山頂は静かでした
御嶽山・継子岳・摩利支天山 日本百名山御嶽山 主峰剣ヶ峰 標高3,067m登頂です
ここで記念撮影する登山者は多いですがこの日ばかりはハメを外す人はいなくて良かった
日本百名山御嶽山 主峰剣ヶ峰 標高3,067m登頂です ここで記念撮影する登山者は多いですがこの日ばかりはハメを外す人はいなくて良かった
御嶽山・継子岳・摩利支天山 三角点タッチ
あの当時は火山の灰と礫で埋もれていました
触るとその時の記憶が伝わってくるように感じられました
三角点タッチ あの当時は火山の灰と礫で埋もれていました 触るとその時の記憶が伝わってくるように感じられました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 一ノ池の全景
水はなくてただ石ころで埋め尽くされた池です
一ノ池の全景 水はなくてただ石ころで埋め尽くされた池です
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ニノ池の全景
たたえる水はごくわずか
大量に流れ込んだ灰で水面が小さくなったそうです
ニノ池の全景 たたえる水はごくわずか 大量に流れ込んだ灰で水面が小さくなったそうです
御嶽山・継子岳・摩利支天山 お鉢巡りの外輪部
噴火当時、このあたりも火山ガスで真っ暗になり噴石が飛び交った地獄でした
お鉢巡りの外輪部 噴火当時、このあたりも火山ガスで真っ暗になり噴石が飛び交った地獄でした
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ヤマケイ新書『御嶽山噴火 生還者の証言 あれから2年、伝え繋ぐ共生への試み』の著者小川さゆりさんは、あの日この左端から右端までを横切って二の池小屋を経て生還しました
とてつもない判断力と胆力と技術だったと思います
ヤマケイ新書『御嶽山噴火 生還者の証言 あれから2年、伝え繋ぐ共生への試み』の著者小川さゆりさんは、あの日この左端から右端までを横切って二の池小屋を経て生還しました とてつもない判断力と胆力と技術だったと思います
御嶽山・継子岳・摩利支天山 王滝頂上や八丁ダルミを見下ろします
剣ヶ峰についで犠牲者の多かった場所です
この右手奥に火口がありますが、噴石の直撃から隠れる場所がごく少なかったのが主因とされています
王滝頂上や八丁ダルミを見下ろします 剣ヶ峰についで犠牲者の多かった場所です この右手奥に火口がありますが、噴石の直撃から隠れる場所がごく少なかったのが主因とされています
御嶽山・継子岳・摩利支天山 剣ヶ峰の広場
あの日多くの方が噴石に倒れた場所です
黙祷を捧げました
剣ヶ峰の広場 あの日多くの方が噴石に倒れた場所です 黙祷を捧げました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 もしかすると人間がくしゃみをするような感じで、御嶽山はいつかまた噴火するのだと思います
それがいつかはわかりません
先述の小川さゆりさんが何度も言うように、登山者ひとりひとりの危機意識の有る無しで減災の程度が違ってくるのだと思います
もしかすると人間がくしゃみをするような感じで、御嶽山はいつかまた噴火するのだと思います それがいつかはわかりません 先述の小川さゆりさんが何度も言うように、登山者ひとりひとりの危機意識の有る無しで減災の程度が違ってくるのだと思います
御嶽山・継子岳・摩利支天山 慰霊碑に刻まれた再発防止の誓い
国や自治体任せではなく、登山者ひとりひとりの意識や行動の変革も絶対に必要ですね
活火山に登るということはそういうことなんだなと思いました
慰霊碑に刻まれた再発防止の誓い 国や自治体任せではなく、登山者ひとりひとりの意識や行動の変革も絶対に必要ですね 活火山に登るということはそういうことなんだなと思いました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 実は剣ヶ峰で頭痛がひどくなっていました
高山病だったと思います
これほどひどいのは久しぶりでした
ヘルメットも窮屈でとにかく二の池の山荘まで行って休憩したい気分でした
実は剣ヶ峰で頭痛がひどくなっていました 高山病だったと思います これほどひどいのは久しぶりでした ヘルメットも窮屈でとにかく二の池の山荘まで行って休憩したい気分でした
御嶽山・継子岳・摩利支天山 剣ヶ峰上空を何度も旋回するヘリコプター
取材のマスコミのものだったのでしょうか
それとも行方不明者捜索の関連だったのでしょうか
剣ヶ峰上空を何度も旋回するヘリコプター 取材のマスコミのものだったのでしょうか それとも行方不明者捜索の関連だったのでしょうか
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ニノ池の畔まで来ました
いつ見てもここが地球とは思えない荒凉とした風景
ニノ池の畔まで来ました いつ見てもここが地球とは思えない荒凉とした風景
御嶽山・継子岳・摩利支天山 今思えばこんな奇観の御嶽山が信仰の場であるのはごく自然な成り行きだったのかもしれません
異世界のような場所で見る仏像や神像は登山者の身の自分にも安堵感を与えてくれます
今思えばこんな奇観の御嶽山が信仰の場であるのはごく自然な成り行きだったのかもしれません 異世界のような場所で見る仏像や神像は登山者の身の自分にも安堵感を与えてくれます
御嶽山・継子岳・摩利支天山 二の池本館は宿泊や食事は休業中
売店とトイレはやっていました
二の池本館は宿泊や食事は休業中 売店とトイレはやっていました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 お店の人不在でしたが、山バッジ600円を購入
登山者には悪人はいないと言われることもありますが、大丈夫なんでしょうか…
お店の人不在でしたが、山バッジ600円を購入 登山者には悪人はいないと言われることもありますが、大丈夫なんでしょうか…
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ここで大休憩
高山病から少しでも回復しなければ
今日携行していた安全装備
小川さゆりさんの著作も何故か背負ってきてしまいました
いざと言う時はルックザックも噴石から背中と腰の保護具になりますし、ヘッデンも避難先の小屋などで有効です

実際問題、噴火の時にどれだけ役に立つかわかりませんが「安心」はもたらしてくれます
でも「安心」と「安全」はまた違うので、やはり有事に即応するためにも危機意識を持ち続けることだと思います
ここで大休憩 高山病から少しでも回復しなければ 今日携行していた安全装備 小川さゆりさんの著作も何故か背負ってきてしまいました いざと言う時はルックザックも噴石から背中と腰の保護具になりますし、ヘッデンも避難先の小屋などで有効です 実際問題、噴火の時にどれだけ役に立つかわかりませんが「安心」はもたらしてくれます でも「安心」と「安全」はまた違うので、やはり有事に即応するためにも危機意識を持ち続けることだと思います
御嶽山・継子岳・摩利支天山 美しくて哀しくて、天国のようで地獄のような世界です
美しくて哀しくて、天国のようで地獄のような世界です
御嶽山・継子岳・摩利支天山 剣ヶ峰を仰ぎ見る
たくさんの登山者であふれています
あの時と同じ光景
いや、あの後ろに噴煙がないのが決定的に違います
当時、その瞬間を思うと胸が痛みました
剣ヶ峰を仰ぎ見る たくさんの登山者であふれています あの時と同じ光景 いや、あの後ろに噴煙がないのが決定的に違います 当時、その瞬間を思うと胸が痛みました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 空は青いままです
頭痛も治ってきたので今のうちに戻ります
ヘルメットは脱ぎました
空は青いままです 頭痛も治ってきたので今のうちに戻ります ヘルメットは脱ぎました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ニノ池のほとりから剣ヶ峰を眺めました
噴火を恐れるならもう二度と来ない選択肢しかありません
でも、また登るんだろうな
ニノ池のほとりから剣ヶ峰を眺めました 噴火を恐れるならもう二度と来ない選択肢しかありません でも、また登るんだろうな
御嶽山・継子岳・摩利支天山 御嶽山よ、今はただ鎮まりたまえ
御嶽山よ、今はただ鎮まりたまえ
御嶽山・継子岳・摩利支天山 まだまだたくさんの登山者が慰霊に訪れます
まだまだたくさんの登山者が慰霊に訪れます
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ガスの湧き上がる急斜面を下っていきます
ガスの湧き上がる急斜面を下っていきます
御嶽山・継子岳・摩利支天山 再び紅葉している標高まで下降して来ました
再び紅葉している標高まで下降して来ました
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ザレた滑りやすい登山道です
噴火のリスク以上に転倒や捻挫のリスクも忘れずに
ザレた滑りやすい登山道です 噴火のリスク以上に転倒や捻挫のリスクも忘れずに
御嶽山・継子岳・摩利支天山 振り返れば剣ヶ峰の見える場所で休憩も兼ねてしばらく待機
噴火の時刻に黙祷を捧げるためです
しばらくすると防災無線で黙祷をお願いするアナウンスが流れて来ました
そして11時52分
この日御嶽山に居た全ての登山者が祈りを捧げたと思います
振り返れば剣ヶ峰の見える場所で休憩も兼ねてしばらく待機 噴火の時刻に黙祷を捧げるためです しばらくすると防災無線で黙祷をお願いするアナウンスが流れて来ました そして11時52分 この日御嶽山に居た全ての登山者が祈りを捧げたと思います
御嶽山・継子岳・摩利支天山 黙祷を終えて剣ヶ峰を仰ぐとそこだけポッカリと青空がのぞいていました
不思議ですがこれも何かを伝えようとしていらっしゃるのかな…
来年こそは悲しみに暮れず御嶽山を登ろうと思います
黙祷を終えて剣ヶ峰を仰ぐとそこだけポッカリと青空がのぞいていました 不思議ですがこれも何かを伝えようとしていらっしゃるのかな… 来年こそは悲しみに暮れず御嶽山を登ろうと思います
御嶽山・継子岳・摩利支天山 八合目女人堂まで戻りました
昔は女性はここまでしか登れなかったそうです
男女の別なく八合目まで登って紅葉を愛でて引き返すという安全な登り方もありだなと思います
八合目女人堂まで戻りました 昔は女性はここまでしか登れなかったそうです 男女の別なく八合目まで登って紅葉を愛でて引き返すという安全な登り方もありだなと思います
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ヘロヘロになりながら七合目行場山荘まで下降
「ちからもち」をいただきました
もちろんきなこをチョイス
つきたてのお餅は美味しいですね
熱いお茶とのセットがうれしい
絶対に食べて帰るべき逸品です
ヘロヘロになりながら七合目行場山荘まで下降 「ちからもち」をいただきました もちろんきなこをチョイス つきたてのお餅は美味しいですね 熱いお茶とのセットがうれしい 絶対に食べて帰るべき逸品です
御嶽山・継子岳・摩利支天山 あれから6年後の御嶽山を慰霊登山しました
当時の爪痕を残して何も変わらない部分も多いです
でも確実にあの噴火は風化してきています
日本百名山の約3分の1が活火山なのだそうです
噴火、特に御嶽山の時のような水蒸気爆発は現代の技術では予測不能なのだそうです
活火山噴火のリスクを完全回避するには登らないことだけです
でも山がある限り山に登るのが私たちです
だからこそ御嶽山噴火の教訓を忘れずに危機意識を持ち続けていかねばと思います

あらためて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします
あれから6年後の御嶽山を慰霊登山しました 当時の爪痕を残して何も変わらない部分も多いです でも確実にあの噴火は風化してきています 日本百名山の約3分の1が活火山なのだそうです 噴火、特に御嶽山の時のような水蒸気爆発は現代の技術では予測不能なのだそうです 活火山噴火のリスクを完全回避するには登らないことだけです でも山がある限り山に登るのが私たちです だからこそ御嶽山噴火の教訓を忘れずに危機意識を持ち続けていかねばと思います あらためて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします

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