奥穂高岳・前穂高岳・涸沢岳(重太郎新道)

2020.09.25(金) 2 DAYS

活動データ

タイム

11:54

距離

10.0km

のぼり

2271m

くだり

793m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 51
休憩時間
1 時間 4
距離
8.1 km
のぼり / くだり
1902 / 426 m
7
8
1 56
25
6
14
18
1 42
34
DAY 2
合計時間
2 時間 2
休憩時間
20
距離
1.8 km
のぼり / くだり
293 / 366 m

活動詳細

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悪天候の中、重太郎新道経由で前穂・奥穂へ 2日目は快晴の山歩き 下山ルートはザイテングラードを下って 涸沢ヒュッテへ行き、横尾を経由し上高地へ (下山中の活動日記は別とした) ---------------------------------------------------------------- ●登山口まで 02:30 出発 05:00 あかんだな駐車場 06:00 タクシーで上高地へ 06:25 登山開始 ---------------------------------------------------------------- ●9/25(金) ☔️(雨、強風) ・上高地〜岳沢登山口は平坦な道を進む ・岳沢登山道入口は少し分かりにくかった ・登山口から岳沢小屋までは主に樹林帯、  難所は特に無かったが、熊が出そうな道で怖かった ・予想以上の降雨量により、開始2時間で  登山靴の中がびちょびちょに(同行者も同様)  どこから浸水してくるのか? ・岳沢小屋で休憩したところ、急速に身体が冷えた  着替えのタイミングを考える ・重太郎新道以降は急な梯子や岩場が続く  距離をあける等、上からの落石に注意/対策が必要  滑り止めの手袋は必要 ・おそらく下を見れば絶景パノラマになるはずだが、  今回は悪天候のため絶景とはならず ・稜線に出てから紀美子平までわりと長い ・雨で岩が濡れて滑りやすくなっていた ・紀美子平到着後、休憩を兼ねて少し止まったが、  岳沢小屋のときよりも猛烈な身体の冷えを感じ、  低体温症になる危険があると感じた  この時気温は5℃前後、風速10mくらい(体感) ・お腹が空いていたが、降雨且つ寒さで  行動食を出すのも億劫だったため諦めた  とりあえず出しやすいところに入れていた  あんドーナツとウイダーでエネルギー不足を防ぐ  食べ物をバラけて入れておくとよかった  悪天候の日はサコッシュなど取り出しやすい位置に  十分な補給食を入れておいた方がよいと感じた ・紀美子平にザックをデポして前穂高岳をピストン  山頂までは中々急峻な岩場だった ・前穂高岳からの下山時に吊り尾根の一部が見えた  その大きさに少しだけ目を疑った ・立ち止まると身体が冷えてしまい危険と判断  紀美子平〜奥穂高山頂までは  休憩がいらないくらいペースで進み続けることに  (止まったら死ぬことから、マグロ作戦と名付ける) ・実際の吊り尾根はそれほど危険箇所はなかった ・悪天候のせいか奥穂高のピークが見えず、  それっぽい山に何度か騙された ・奥穂高岳山頂に着いた時は本当に嬉しかった  この過酷さは今後忘れることはないと思われる ・穂高岳山荘直前の下りの鎖場、梯子はハードだった  特に梯子が濡れていて凄く滑ったため慎重に降りた ・重太郎新道を経由するこのコースは  普段よりも足の筋肉への負担が大きかった気がする ・穂高岳山荘ではテント泊利用者も  水場、トイレ(外来者用入口からのみ)を利用可能  水場は受付横に蛇口があった ・18:00から雨が強くなる予定だったため  早めにテントだけ張った ・2時間ほどストーブのところで休憩した  本当にありがたかった ・今回は過酷すぎたため、記念に小屋Tシャツ買った  Lサイズはあまり残っていなかった ・ザックカバーをしていたにも関わらず  充電コードとヘッドライトが機能しなくなった  ※ヘッドライトは新しい電池にしたら付いた →ザックの中の電子機器は、  さらにジップロックに入れるなどの対策を講じる ・お酒を2缶飲んだせいか、  テントに戻ると少し頭痛がした ・ダウンシュラフが濡れてしまっており寒かった  寝具の防水対策は必須 ・寒さのせいか4回トイレで起きた  外は寒く、テントから出るのが嫌だった --------------------------------------------------------- ●9/26(土) ☀️(快晴) ・4時に外を見たら満点の星空だった  曇りで展望なしを覚悟していたが  この天気なら日の出も期待できると考え、  日の出前に奥穂稜線に向け出発することを決意し  テントの撤収を始める ・5:15 奥穂稜線へ向けて出発、  (結局奥穂高岳山頂まで行ってしまった) ・稜線からは北アルプスの山々が綺麗に見渡せた ・快晴の中、朝日に照らされる北アルプスを見ると、  昨日辛くても頑張って登ってよかったと思えた ・来年以降の挑戦を考えていたが  目の前のジャンダルムの勇姿に魅了され、  下見を兼ねて行けるところまで行ってみることに  (最後まで行けたらラッキーくらいの気持ち)  特に馬の背がどれ程怖いのか見ておきたかった ・気を抜くと危ないと感じる箇所もあったが、  気温もちょうど良く風も吹いていなかったため  ルートを確認しながら行けば問題なかった ・馬の背から先への通過方法が分からず進めなかった  手袋が昨日の雨で濡れていたので信用しきれず、  足場も滑るのではないか?という懸念もある中、  しばらく続くやせ尾根を目の当たりにすると、  今の実力で確実に行けるという判断ができなかった  (活動日記を書きながら手汗をかくレベル) ・下山後にYouTubeで馬の背の通過方法を確認  奥穂からの馬の背の取っ掛かりでは  上高地側の縁に足をかけ、横這いで通過していた  現場では足をかけられる「かも」とは考えたが、  確証もない中で、そこに足をかける勇気はなかった  (そもそも上部に抱きついて通過すると思っていた) ・思ったよりもルートが分かりづらかった印象  岩場の経験・知識不足が理由なのは間違いないが、  いかに自分が先行者頼みなのかが分かった ・次回も先行者がいない可能性はあるが、  中途半端な記憶、考えでは行きたくない(行けない)  というのが、今回得た教訓だった  ジャンダルムの長く険しい道のりを  確証を持って、確実に通過できるように  必ずルートを頭に叩き込む ・ぶっつけ本番でジャンダルムに挑戦しなくてよかった  人によるとは思うが、確実に準備をしておきたい  自分にとって、今回の経験は必要だった ・晴れていたためか、奥穂高岳〜穂高岳山荘までの  下山はかなり楽だった ・穂高岳山荘到着後、その足で涸沢岳へ出発  コースタイムは15分と短めだが、  2,900mから3,100mへ200mアップと中々登る ・涸沢岳山頂からの展望は抜群だった  槍ヶ岳、ジャンダルムが近くに見え、  さらに薬師岳、黒部五郎岳まで見ることができた  遠目には白山も見えた ・予報外れの晴れに恵まれ、最高の時間だった --------------------------------------------------------- ●食事 1日目 (穂高岳山荘まで) 悪天候のため、十分なエネルギー補給ができなかった 寒さで喉はあまり乾かなかったので水の消費は1L以下 ランチパック(焼きそば、照り焼きチキン) あんドーナツ ウイダー(エネルギー)×2 アミノバイタルゼリー 水分: 合計2L(水1L以上余った) (穂高岳山荘)※宿泊者は水無料 カレーライス ランチパック(味は忘れた) あんドーナツ ダース(ミルクチョコ) 氷結、ほろよい 2日目 (涸沢ヒュッテ) 棒ラーメン 肉スープ アミノバイタルゼリー (横尾) ダース(ホワイトチョコ) (徳澤園) ソフトクリーム --------------------------------------------------------- ●下山後 銭湯(平湯温泉 岡田旅館) ¥800 喫茶店 チーズカレー大盛 ¥1,030 --------------------------------------------------------- ●固定費用 ・穂高岳山荘テント場 ¥1,000 ・ガソリン 概算 ¥3,500(約400km) ・高速 約¥4,300 ・往路タクシー ¥6,580(あかんだな→上高地) ※早朝にタクシーで上高地へ行くならさわんどがよい? ①あかんだな駐車場からタクシーの場合、  定額¥5,000+有料トンネル代¥1,580=¥6,580  また、あかんだな駐車場に待機タクシーはなく、  TELにてさわんどからタクシーを派遣頂いた ②さわんどからタクシーの場合、  定額¥4,600円のみ(トンネル代はかからない)  また、待機タクシーが2台くらいいることが多い ・復路バス ¥1,180(上高地→あかんだな)

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雨の河童橋Bridge
雨の河童橋Bridge
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 木道多し
木道多し
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 少しがれ場もあった
少しがれ場もあった
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 岳沢小屋 dakesawa
gakusawaと読み間違えてた
岳沢小屋 dakesawa gakusawaと読み間違えてた
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 重太郎新道開始
さっそく急な岩場
重太郎新道開始 さっそく急な岩場
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 急な梯子
急な梯子
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 急登
急登
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 岳沢小屋が下に見える
岳沢小屋が下に見える
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 森林限界
森林限界
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 岩場の経験値が上がる
岩場の経験値が上がる
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 急登を上から見る
急登を上から見る
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 スリップ注意
鎖をしっかり握る
スリップ注意 鎖をしっかり握る
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 紀美子平分岐
荷物をデポし、身軽な格好で前穂高岳へ
紀美子平分岐 荷物をデポし、身軽な格好で前穂高岳へ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 山頂のケルン
山頂のケルン
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 今回のファーストピーク
ものすごく嬉しかった
今回のファーストピーク ものすごく嬉しかった
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 紀美子平に戻る途中、
これから歩く奥穂高への吊り尾根を望む
紀美子平に戻る途中、 これから歩く奥穂高への吊り尾根を望む
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 最低コル
最低コル
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 なかなかの斜度
なかなかの斜度
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 下から見た図
下から見た図
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 もうすぐ奥穂山頂
もうすぐ奥穂山頂
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 今回の最高到達地点3,190m
日本第3位
今回の最高到達地点3,190m 日本第3位
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高岳山荘手前の鎖場
山荘〜奥穂山頂ではここが最難関
穂高岳山荘手前の鎖場 山荘〜奥穂山頂ではここが最難関
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 命のストーブ
穂高岳山荘が好きになった
小屋の宿泊者は少なく、テント泊も自分含め3張り
命のストーブ 穂高岳山荘が好きになった 小屋の宿泊者は少なく、テント泊も自分含め3張り
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 明朝の時点で期待のできる空模様
綺麗な三角錐をした常念岳も雲海から顔を出す
分かりにくいが、その少し右には蝶ヶ岳
明朝の時点で期待のできる空模様 綺麗な三角錐をした常念岳も雲海から顔を出す 分かりにくいが、その少し右には蝶ヶ岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢岳(左)、北穂高岳(右)
中央には少しだけ槍ヶ岳の頭が見える
涸沢岳(左)、北穂高岳(右) 中央には少しだけ槍ヶ岳の頭が見える
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 本当に天気がいい
本当に天気がいい
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 北アルプス大パノラマ
奥には黒部五郎岳(左)、薬師岳(右)
北アルプス大パノラマ 奥には黒部五郎岳(左)、薬師岳(右)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 朝の時間帯に見る山は魔法みたいに綺麗
朝の時間帯に見る山は魔法みたいに綺麗
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ジャンダルム
ジャンダルム
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ジャンダルムに向かう方も見えた
ジャンダルムに向かう方も見えた
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 好展望の中、2回目の奥穂高岳山頂
好展望の中、2回目の奥穂高岳山頂
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ジャンダルムと、左奥には手前から
焼岳、乗鞍岳、御嶽山
ジャンダルムと、左奥には手前から 焼岳、乗鞍岳、御嶽山
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂高側からジャンダルムと対峙
奥穂高側からジャンダルムと対峙
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 モルゲンジャンダルム
先行者の方は馬の背を超えている
どうやって行くのか見たかった
モルゲンジャンダルム 先行者の方は馬の背を超えている どうやって行くのか見たかった
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 馬の背
写真ではやはり分からない
実際に見て感じる命の危険
馬の背 写真ではやはり分からない 実際に見て感じる命の危険
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 モルゲンジャンダルムを胸に刻み
撤退を決意
モルゲンジャンダルムを胸に刻み 撤退を決意
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ジュラシックパーク知らないけど
ジュラシックパークみたいな景色
ジュラシックパーク知らないけど ジュラシックパークみたいな景色
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雄大&雄大
雄大&雄大
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ジャンダルムの足場(記録用)
ジャンダルムの足場(記録用)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂高岳へ戻りましょう
奥穂高岳へ戻りましょう
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 すっかり明るくなった
すっかり明るくなった
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 黒部五郎岳ズーム
黒部五郎岳ズーム
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 薬師岳ズーム
薬師岳ズーム
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 稜線好きにはたまらない景色
稜線好きにはたまらない景色
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 笠ヶ岳
笠ヶ岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢岳から北穂高、槍ヶ岳を望む
涸沢岳から北穂高、槍ヶ岳を望む
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢ポーズ
涸沢ポーズ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢岳から奥穂高、前穂高
涸沢岳から奥穂高、前穂高
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂高岳とジャンダルム
奥穂高岳とジャンダルム
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ありがとう、穂高岳山荘
最高でした
ありがとう、穂高岳山荘 最高でした

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