活動データ
タイム
10:33
距離
15.6km
のぼり
2384m
くだり
2387m
活動詳細
すべて見るヤマレコの山行記録はこちら https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2594163.html 内容はヤマップと同じです ここ数年毎年欠かさず登っている剱岳。今年はこれまでコロナの影響でなかなか訪れることができませんでした。さらに3000mクラスの山は10月に入ると岩が凍りついて「つるつる剱岳」になってしまうようにシーズンも最終盤。ですが幸いなことに滑り込みで登るチャンスが訪れたので、新潟から日帰りで行ってみました。 夜明け前、満点の星空が広がっていたので勝利を確信し、明るくなり始めた午前5時すぎに馬場島をスタート。毎年来てるので慣れたものです。秋の大型連休翌日のこの日、馬場島の駐車場にあったクルマは15台ほど。少ないですね~。コロナで早月小屋が営業してないので、結果的に日帰り可能な力のある登山者だけに絞られてるってことなんでしょう。 早月尾根の前半は展望の無い樹林帯の登り。ここでクマと遭遇🐻すぐに逃げてくれたので安心しましたが、あービックリした~。熊鈴をダブルで使っていて助かったwww 3時間弱登って休業している早月小屋を過ぎると、展望が広がって剱岳の姿も拝めるようになります。この付近のガレ場で1mほど滑落未遂。うーっ、肝を冷やしたぜ。足元が脆くなっていて浮き石も多いからなあ。要注意地点。 標高2800mを過ぎると大きく切れ落ちた断崖のトラバースと直登。いかにも剱岳といった光景です。このあたりは空気も薄いのでもうバテバテ。険しくてどうせスピード上がらないので、クサリをうまく使いながら一歩一歩ゆっくり進みます。山頂稜線まで上がるとあとはビクトリーロード。登山口から5時間29分、ようやく剱岳2999mの山頂にたどり着きました。いやー、剱岳山頂からの景色はいつも最高ですね~。立山をはじめとする近隣の山くらいしか見えなかったけど……(槍ヶ岳の穂先はかろうじて見えた)。 山頂では登山者のみなさんと登山談義を楽しんだり、写真撮影係をしたり、ぼーっと景色を眺めたり、至福の時間でした。それにしても天候が悪いわけでもないのにこんなに空いてる剱岳山頂は初めて。連休明けってこともあるけど、やっぱりコロナの影響は大きいんだろうな~。 そろそろ「つるつる剱岳」になってるかもしれんと危惧していた気候は、暑くもなく寒くもなく、平穏そのもので過ごしやすい気候でした。いやー、本当に良いタイミングで登れました。 山頂を楽しんだ後、下山を開始。険しい岩場を慎重に下り、早月小屋からはペースアップ。この下りは毎回毎回キツいです。とにかく長いですが忍耐、ひたすら忍耐の道のり。心を無にして進み、ようやく登山口に到着しました。うーむ、このコースはやっぱりハードですねえ。 早月尾根名物「試練と憧れ」の碑……。 今回はまぎれもなく「試練」でした。苦しい道のりでなかなかでなかなか消耗したな……。「憧れ」については毎年登ってることで察してください。 その後は高速使って新潟に帰りましたが、ここが今回最大の試練でした。とにかく眠い眠い。30分ごとに15分の仮眠を挟みつつどうにか帰宅。うむ、なかなかだったぜ。 さあ、次は飯豊へ行くぞ!! 最近は休みのたびに悪天候に見舞われてるからなあ。
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