活動データ
タイム
02:02
距離
4.7km
上り
383m
下り
383m
活動詳細
もっと見る《アプローチ》 車=15分(立山山麓家族旅行村-横江駅) 《登山コース》 10:15横江駅-10:35登山口-11:12/11:27尖山-11:51登山口-12:17横江駅 キャンプ2日目。隣りの家族の話し声で目が覚めた。帰る準備を始めたらしく、テントやタープを撤収する音が聞こえる。時刻は5時30分。つい彼らの会話内容を聞いてしまい、眠れなくなった。どうやらこれから立山駅の切符売り場に並び、立山へ登ろうとしているようだ。目を擦りながら、シュラフから這い出す。 キャンプの朝はコーヒーで始まる。サーバーやドリッパーを用意し、フィルターに東出珈琲店の「ペルーEX」を入れ、沸かしたお湯を注ぐ。爽やかな苦みとカフェインが胃の粘膜を刺激し、内側から身体を覚醒させてくれる。 7時30分頃からビーフシチューとバケットで贅沢な朝食を取る。ザックを軽量化するために多くを犠牲にせざるを得ない登山とは違い、キャンプでは料理に妥協する必要はない。食事に満足すれば、少々の不便は我慢できるものだ。 9時過ぎから撤収作業を始め、9時45分にキャンプ場を出発する。この日の目的地は尖山。遠方から訪れると雄大な立山連峰に目を奪われ、標高559mの里山を気に留める人は少ない。だが富山県民からは深く愛され、登山者が絶えない山だ。その特徴は整った円錐形の山容。山頂がスパッと切ったように平らになっており、ピラミッド跡との伝説が残る。 登山口のある富山地方鉄道立山線の横江駅には30台以上の車が止まっていた。さすが人気の山である。10時15分、横江駅をスタート。里道からスギの樹林帯を通り、山頂へ。距離は短いが、急斜面もあり、なかなかしっかりした登山コースである。 11時12分、尖山に到達。山頂からの展望はよく、大辻山、大品山、鍬崎山などがはっきりと見える。残念ながら、立山や剱岳の頂上は雲に隠れて見えない。同27分、下山開始。軽快に歩を進め、あっという間に横江駅に帰還する。 亀谷温泉「白樺ハイツ」で入浴し(入浴料620円)、立山あるぺん村の食堂で昼食を取る。注文したのは「豚かつオムライス」1,000円。昨晩、たらふくバーベキューを食べたのに、苦もなく胃袋に吸い込まれていく。3日連続の山行で少し疲れたが、久しぶりのキャンプを堪能した。つき合ってくれた山仲間たちに感謝したい。
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