2020-09-21.22 黒部峡谷 下の廊下

2020.09.21(月) 2 DAYS

活動データ

タイム

13:12

距離

35.1km

のぼり

5423m

くだり

6285m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 32
休憩時間
58
距離
23.9 km
のぼり / くだり
3986 / 4595 m
4 55
45
1 14
19
4
19
DAY 2
合計時間
3 時間 40
休憩時間
0
距離
10.7 km
のぼり / くだり
1317 / 1689 m
2 18

活動詳細

すべて見る

初日のログを終了させてしまったので、新ためて2日目から3日目の記録。 黒部ダムから欅平まで約25km前後だと思うのだが、常に深い渓谷の中を行くルートなので、GPSの電波が届きづらいのだろうか、行動距離が35km近く出てしまっているし、累積の上昇下降の数値もでたらめっぽい。 なお、この下の廊下は毎年のように、複数件の死亡事故が発生しているので、人に聞かれたら準バリエーションの扱いで説明する事にしている。 21日 ロッジくろよん〜黒部ダム〜ダム下〜内蔵助谷出合〜白竜峡〜十字峡〜半月峡〜S字峡〜仙人ダム〜阿曽原温泉 22日 阿曽原温泉〜オリオ谷〜大太鼓〜志合谷〜欅平 以下、詳細は画像のキャプションで説明していきたい。

剱岳 ダム湖畔の道をダムに向かって。
ダム湖畔の道をダムに向かって。
剱岳 黒部ダムが見えてきた。
黒部ダムが見えてきた。
剱岳 吊橋を渡る
吊橋を渡る
剱岳 朝のうちは曇り空だったが、ダム底に降りると徐々に晴れ間が広がってきた。
朝のうちは曇り空だったが、ダム底に降りると徐々に晴れ間が広がってきた。
剱岳 橋の上から。これから向かう下ノ廊下方面。
橋の上から。これから向かう下ノ廊下方面。
剱岳 橋を渡り切る手前で、ダムからの放水が眺められる。
何度見ても、下から見ると圧巻!
橋を渡り切る手前で、ダムからの放水が眺められる。 何度見ても、下から見ると圧巻!
剱岳 橋を渡り切り、振り返って。
橋を渡り切り、振り返って。
剱岳 少し青空がのぞいてきた。
少し青空がのぞいてきた。
剱岳 しばらくで広い川原に。
暑くなりそうなので、Tシャツになる。
ここで男性2名を追い越す。、
しばらくで広い川原に。 暑くなりそうなので、Tシャツになる。 ここで男性2名を追い越す。、
剱岳 徐々に黒部の渓らしくなってくる。
徐々に黒部の渓らしくなってくる。
剱岳 綺麗な沢が落ちてくる。
綺麗な沢が落ちてくる。
剱岳 まだまだ、この辺りは道も流れも優しい。
まだまだ、この辺りは道も流れも優しい。
剱岳 楽しいおしゃべりも、内蔵助谷出合でお別れとなる。
お互いの山旅の安全を祈りながら。
楽しいおしゃべりも、内蔵助谷出合でお別れとなる。 お互いの山旅の安全を祈りながら。
剱岳 出合分岐から一段降りて河原にでたら、内蔵助谷が大きく見渡せた。
中央の岩壁が「黒部の巨人」と呼ばれる丸山東壁。
出合分岐から一段降りて河原にでたら、内蔵助谷が大きく見渡せた。 中央の岩壁が「黒部の巨人」と呼ばれる丸山東壁。
剱岳 なんと、ふと対岸に目をやると、熊がいるではないか。
渓谷を挟んでいるが、直線距離にして200m?いや、150mほどだったかと。
川床に降りようと右往左往しているみたいだが、無理っぽいようだ。
しかしながら、付近には流れが比較的緩やかなところもあり、ヤツなら渡れそうな。
下まで降りられると思うとゾッとしない。
なんと、ふと対岸に目をやると、熊がいるではないか。 渓谷を挟んでいるが、直線距離にして200m?いや、150mほどだったかと。 川床に降りようと右往左往しているみたいだが、無理っぽいようだ。 しかしながら、付近には流れが比較的緩やかなところもあり、ヤツなら渡れそうな。 下まで降りられると思うとゾッとしない。
剱岳 新越の滝
新越の滝
剱岳 後にも先にも、雪渓が見られたのは今回ここだけだった。
後にも先にも、雪渓が見られたのは今回ここだけだった。
剱岳 大タテガビン沢。
5mぐらい下に風呂釜ほどのかわいい滝ツボがある。
大タテガビン沢。 5mぐらい下に風呂釜ほどのかわいい滝ツボがある。
剱岳 雪渓に近づくと、思ったより大きかった。
雪渓に近づくと、思ったより大きかった。
剱岳 新越の滝が次第に遠くなる。
新越の滝が次第に遠くなる。
剱岳 この辺りから大ヘツリが始まる。
この辺りから大ヘツリが始まる。
剱岳 高さは無いが、岩壁をくり抜いた、道幅の狭い険しい区間が続く。
高さは無いが、岩壁をくり抜いた、道幅の狭い険しい区間が続く。
剱岳 一旦、河原まで降りる場所も。
一旦、河原まで降りる場所も。
剱岳 ここも、名物アトラクションの一つ、丸太梯子の高巻き。
結構な高さまで登ってまた降りる。
ここも、名物アトラクションの一つ、丸太梯子の高巻き。 結構な高さまで登ってまた降りる。
剱岳 登りきって下に振り返ると、河床までが正味の高さになるので、高度感はハンパない。
登りきって下に振り返ると、河床までが正味の高さになるので、高度感はハンパない。
剱岳 降りる方は尚更。
降りる方は尚更。
剱岳 降り終えた。
これに限らず、この下ノ廊下に続く難路コース整備を、毎年通行可能なひと月ほどのためにしていただいている、阿曽原温泉の方々には、改めて感謝の言葉しかない。
降り終えた。 これに限らず、この下ノ廊下に続く難路コース整備を、毎年通行可能なひと月ほどのためにしていただいている、阿曽原温泉の方々には、改めて感謝の言葉しかない。
剱岳 丸太梯子の後は、別山谷が大きい。
丸太梯子の後は、別山谷が大きい。
剱岳 別山谷を過ぎると谷幅が一段と狭くなった。
別山谷を過ぎると谷幅が一段と狭くなった。
剱岳 この辺りの対岸の壁は赤ハゲというのか。
この辺りの対岸の壁は赤ハゲというのか。
剱岳 流れも激しくなってきた。
流れも激しくなってきた。
剱岳 白濁した流れ。
白濁した流れ。
剱岳 いよいよ道中最大の見どころの一つである白竜峡へ。
いよいよ道中最大の見どころの一つである白竜峡へ。
剱岳 圧巻の白竜峡。
圧巻の白竜峡。
剱岳 激しくも美しい。
激しくも美しい。
剱岳 通り過ぎた白竜峡を振り返る。
通り過ぎた白竜峡を振り返る。
剱岳 十字峡まで来ると、本当に秘境に来た感が強い。
河原まで降りてみた。
十字峡まで来ると、本当に秘境に来た感が強い。 河原まで降りてみた。
剱岳 剣沢の落口。
上に吊橋が見える。
剣沢の落口。 上に吊橋が見える。
剱岳 滝壺に虹がかかる。
滝壺に虹がかかる。
剱岳 半月沢の足場は崩壊していて、非常に悪かった。
通過の際、誰もが足場として踏んでいたであろう、頭大の石に足を乗せたとたん、それが崩れて1mほどずり落ちた時に、その石で左腿の付け根をしたたか打ち付けてしまった。
以後下山までその痛みと付き合いながらの行動となった。
半月沢の足場は崩壊していて、非常に悪かった。 通過の際、誰もが足場として踏んでいたであろう、頭大の石に足を乗せたとたん、それが崩れて1mほどずり落ちた時に、その石で左腿の付け根をしたたか打ち付けてしまった。 以後下山までその痛みと付き合いながらの行動となった。
剱岳 S字峡まで来ると、歩道から川床までの高さが200m以上ありそうだ。
S字峡まで来ると、歩道から川床までの高さが200m以上ありそうだ。
剱岳 初めての人は驚くだろう。
黒部ダムより何時間もかけて歩いた秘境の真っ只中に、この様な巨大な人工建造物がいきなり現れる。
黒四地下発電所の施設である。
初めての人は驚くだろう。 黒部ダムより何時間もかけて歩いた秘境の真っ只中に、この様な巨大な人工建造物がいきなり現れる。 黒四地下発電所の施設である。
剱岳 さらにこの東の谷の吊橋を渡ると、仙人ダムの関連施設が次々と現れる。
さらにこの東の谷の吊橋を渡ると、仙人ダムの関連施設が次々と現れる。
剱岳 仙人ダム。
仙人ダム。
剱岳 仙人ダムの上から。
ダムを渡る手前で、作業員の方たちが休憩されていて、危うく勘違いしてダムを渡らずに通り過ぎかけた時に、声をかけていただいて迷わずに済んだ。
ここは行き過ぎる人が良くいるのだそうな。
山道より人工の通路の方が迷いやすいのです、などと冗談を交えてお礼を言った。
仙人ダムの上から。 ダムを渡る手前で、作業員の方たちが休憩されていて、危うく勘違いしてダムを渡らずに通り過ぎかけた時に、声をかけていただいて迷わずに済んだ。 ここは行き過ぎる人が良くいるのだそうな。 山道より人工の通路の方が迷いやすいのです、などと冗談を交えてお礼を言った。
剱岳 ダムを渡ると施設内の通路をしばらく歩く。
ダムを渡ると施設内の通路をしばらく歩く。
剱岳 この辺りは気温が高く硫黄の匂いが強かった。
「高熱隧道」というここを舞台とした小説を思い出した。
この辺りは気温が高く硫黄の匂いが強かった。 「高熱隧道」というここを舞台とした小説を思い出した。
剱岳 出口。
出口。
剱岳 さらに施設は続く。
さらに施設は続く。
剱岳 ビルを振り返る。
作業員に従事される人たちの宿舎だろうか。
ビルを振り返る。 作業員に従事される人たちの宿舎だろうか。
剱岳 先程のビルを過ぎると、100mほど登り返すのだが、途中でカップルが降りて来た。
どうもこの登り返しが間違いであると思ったらしい。
地図上でも登りがあるのはわかるのだが。
ルートは間違えていない事を教えて、先を急いだ。
もうすぐ阿曽原温泉だ。
先程のビルを過ぎると、100mほど登り返すのだが、途中でカップルが降りて来た。 どうもこの登り返しが間違いであると思ったらしい。 地図上でも登りがあるのはわかるのだが。 ルートは間違えていない事を教えて、先を急いだ。 もうすぐ阿曽原温泉だ。
剱岳 しばらく水平歩道でまた下りになる。
ここを降りれば阿曽原温泉だ。
しばらく水平歩道でまた下りになる。 ここを降りれば阿曽原温泉だ。
剱岳 今日の寝床完成。
今期の阿曽原温泉は、小屋泊営業は無く、テント場のみ使用可。
さらに、下の廊下開通の報が連休に入ってからなので、テント場にしてもシルバーウィークとは思えないほどゆったりとしたテント数で、もちろん温泉もゆっくりと浸かることができた。
ちなみに、室堂雷鳥沢キャンプ場はこの日900張を越えるテント数で、トイレ待ち1時間、温泉待ち2時間と言う、過去最高の混雑具合だったそうな。
今日の寝床完成。 今期の阿曽原温泉は、小屋泊営業は無く、テント場のみ使用可。 さらに、下の廊下開通の報が連休に入ってからなので、テント場にしてもシルバーウィークとは思えないほどゆったりとしたテント数で、もちろん温泉もゆっくりと浸かることができた。 ちなみに、室堂雷鳥沢キャンプ場はこの日900張を越えるテント数で、トイレ待ち1時間、温泉待ち2時間と言う、過去最高の混雑具合だったそうな。
剱岳 ローカスギアがインスタでrepostしてくれた写真。
これで4回目だ。
ローカスギアがインスタでrepostしてくれた写真。 これで4回目だ。
剱岳 連休に、こんなことしながら温泉に浸かれることなど、本当に珍しい。
連休に、こんなことしながら温泉に浸かれることなど、本当に珍しい。
剱岳 温泉の後は夕食とウイスキー🥃をいただいて就寝とした。
温泉の後は夕食とウイスキー🥃をいただいて就寝とした。

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