ぐんま県境稜線トレイルvol.5

2020.09.20(日) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 33
休憩時間
26
距離
12.6 km
のぼり / くだり
1353 / 981 m
34
13
1 3
25
36
1
30
58
27
19
DAY 2
合計時間
12 時間 9
休憩時間
1 時間 31
距離
22.4 km
のぼり / くだり
1414 / 2319 m
1 4
1 19
44
16
43
10
45
34

活動詳細

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今年制覇を目標としている『ぐんま県境稜線トレイル』の続きです。 エスケープルートがないと言われている、最も不便な野反湖~三坂峠区間(結局は平標ノ家まで)を1泊2日で歩いて来ました。以前からこの区間はとてもネックに感じておりました。トイレのない避難小屋で1泊ですし、熊も出そうだし。そこまでの経験がないため、山行計画を考えるだけでワクワク・ドキドキです。しかも行きと帰りの交通機関もちゃんと考えておかないと、場合によっては大変なことになります。だけどそれだけ大変だってことは、行く価値も有るんですよね。 いつも家族に迷惑ばかりかけているので、今回はさすがに野反湖駐車場に停めた車を、次の日に越後湯沢駅から電車とバスを乗り継いで(1万円程度かかります)、回収しに行かないとダメかな?と考えておりました。そのため、1日目は日が暮れるまでにムジナ平の避難小屋へ行き、2日目は朝の4時半に避難小屋を出発して、三坂峠から旧三国スキー場へ下山し、苗場プリンスホテルから路線バスで越後湯沢駅へ向かい、そこから新幹線と電車を乗り継いで長野原草津口駅まで行って、また路線バスに乗り換えて野反湖まで車を取りに帰るつもりでした。 連休の過ごし方について、かみさんと予定のすり合わせすべく、山行計画を説明したところ、私が旅立った後にかみさん一家で野反湖に向かって車を回収し、翌日はこちらが指定した時間に、下山予定の駐車場まで迎えに来てくれることになりました。結果として、かみさんの実家も巻き込んだ登山となり、義妹と義母さんにも協力してもらうことになりました。とても感謝しております。なので心置きなく歩くことが出来ました。今回の山行は約30㎞。今までの山行を合計すると約86㎞になります。この稜線トレイルが125キロぐらいあると言われているので、もうしばらくかかりそうですね。 1日目 ■白砂山登山口~堂岩山 白砂山登山口で登山届のチェックが行われていました。登山案内センターの方と話をして、いろんな情報を教えて頂き、記念にぐんまちゃんのハンドタオルまで頂きました。登山口から少し行ったところに渡渉箇所が1箇所ありますが、特に問題はないかと思います。途中で水場があるので、少なめな方はここで補給した方がいいです。この後ムジナ平避難小屋の水場まで、補給地点はありません。しばらくはガスっていましたが、少しだけ野反湖が見えました。 ■堂岩山から白砂山 堂岩山を出るとすぐに八間山と白砂山の分岐点に出ます。晴れていればこの辺から望む谷や白砂山の景色は綺麗なんだろうと思いました。猟師の頭の手前で佐武流山の奥に苗場山が見えたのが印象的でした。 ■白砂山~上ノ間山 白砂山から上ノ間山へ行くまでの尾根道は高低差があまりないので歩きやすいです。ぐんま県境稜線トレイルに挑戦された方の活動日記を見てると、上ノ間山の写真を撮られている方が多いので、私も撮影しました。均衡のとれた山の頂に続く登山道の景色がいいですよね。 ■上ノ間山~忠次郎山 歩いていると赤沢山の標柱が倒れていたのを見つけました。山頂?って思うような場所だったと思います。マタギ乗越、ゲイロの井戸など、注意していないと見落とすようなポイントがありました。忠次郎山の標柱も壊れていました。熊のせい?それとも積雪の圧力?どちらにしても設置するなら、大変でしょうが、もう少し頑丈なものが良いかと思います。 ■忠次郎山~上ノ倉山 上ノ倉山山頂では本来であれば埋まっていないといけない三角点が転がっていました。なぜ? ■上ノ倉山~ムジナ平避難小屋 17時近くなり、空がガスってきた上にだんだんと薄暗くなってきました。日が落ちるのも早くなったようです。自然と歩く速度も早くなりました。視界が悪いので小屋の位置が遠くからは分かりませんでした。今日は避難小屋で1泊。出来たばかりなのでとても綺麗でした。私の到着時間から遅れること1時間、3人組が到着しました。聞いてみたところ、志賀高原からここまで1日で来られたそうです。なんという体力なのでしょうか。凄いです! 私には到底真似出来ません。疲れたので19時半には寝てしまいました。 2日目 3時45分に3人組のスマホのアラームが鳴り響きました。寝ている最中に何度か目覚めてしまいましたが、8時間も横になっていたので、一緒に起きて、自分の荷物を片付け、食事の準備。最後に掃除をして、日記をつけて小屋を出たのが5時15分頃でした。 ■ムジナ平避難小屋~三坂峠 小屋を15分ほど下ると水場の分岐点に到着しました。そこから5分程度下ると水場に到着。途中に水場っぽいところはあるのですが、そこは枯れているので(たぶん水場ではない)もう少し下ると水場に出ます。笹刈りはしてあるのですが、朝露で滑るし、笹の下の地形がいまいち分からないので、注意した方がいいです。水場から20分程度歩くと笹斜面に出るのですが、あいにくの霧で景色が分かりませんでした。笹斜面を見ると、冬にBCが出来るか、素早く判断してしまう自分の思考回路が少し悲しいです。笑 途中で笹薮がガサガサと大きな音を立てて揺れていたので、鹿か熊か何か動物がいたのでしょうね。樹の根の間を縫って下る場所が一部あったのですが、滑って危ないので細心の注意が必要です。 ■三坂峠~稲包山 稲包山の山頂は天気が良ければきっと景色がいいんでしょうね。ガスってて何も見えなかったので、機会があればまた来てみたいですね。 ■稲包山~長倉山 途中で東電?北電?の鉄塔があり、立入禁止の巡視路が何か所かあるため、入らないように注意が必要です。標柱がないと気が付かないうちに入ってしまいそうです。 ■長倉山~三国峠 三国峠は多くの登山客で賑わっていました。私が座ったベンチの後ろに、2人組の年配の方が食事をしていたのですが、話をしたところ、私とは逆方向でぐんま県境稜線トレイルを目指されているとのことでした。 ■三国峠~三国山 三国峠から三国山の山頂までの区間の9割は階段で、とても歩きやすかったです。峠から山頂までは約400mの高低差。疲れた身体で果たしてこの時間で登れるのだろうか?と思っていたのですが、意外とスイスイ歩けたのでほっとしました。山頂で鐘をならしました。 ■三国峠~平標山ノ家 この区間が意外と侮れなくて、とても長く感じました。2日目の午後なので疲れもだいぶ溜まっており、所々でガスってて景色もいまいちだったのが原因でしょうか。 ■平標山ノ家~元橋駐車場 平標ノ家からしばらく急斜面を下りますが、階段なので歩きやすいです。そこを過ぎると砂利道、舗装路と続き、元橋の駐車場に出ます。バス停に出たところで、かみさんに連絡。すぐに迎えに来てくれました。何キロか測っていないので実のところは分かりませんが、久しぶりの重いリュックを背負って歩いたため、疲労感でいっぱいでした。帰りは街道の湯で汗を流しましたが、すでに全身筋肉痛でした。 今回の旅はここで終了。次回はいつになることやら。。。 参考になるかわかりませんが、長文を読んでいただきありがとうございました。

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