活動データ
タイム
10:38
距離
15.4km
のぼり
2390m
くだり
2391m
活動詳細
すべて見る実は私が登山を30年ぶりに再開した理由は台湾🇹🇼の玉山⛰(標高3,952m)に登ることでした。そして、当日の9月21日は1日100人しか登れない玉山⛰の登山許可を得ていた日だったのです。しかし、コロナのせいで台湾🇹🇼にいけなくなり、代わりに思い出に残ることをしたいと思い、標高750mの馬場島から標高2,999mの剱岳⛰に一気に登る北アルプス三大急登の早月尾根に挑戦することにしました。 駐車場(04:50)→馬場山登山口(05:00)→標高1,000m(05:25)→標高1,200m(05:50)→標高1,400m(06:10)→標高1,600m(06:25)→標高1,800m(06:50)→標高2,000m(07:20)→池塘(07:30)→早月小屋(07:50)→標高2,200m(08:00)→標高2,400m(08:20)→標高2,600m(08:50)→標高2,800m(09:30)→剱岳山頂⛰(10:00) 前日に富山でレンタカー🚗を借り、車🚗で富山を早朝03:30に出発、小雨☔️の降る中、早月尾根の馬場山登山口には04:30に到着しました。登山口に近いキャンプ場や馬場島荘の駐車場はすでに満車で、一番遠い駐車場まで下って、かろうじて駐車できましたが、危ないとこでした。 早月尾根中腹にある早月小屋はコロナの影響で今年は休業しているとのことですので、水分3リットルと十分な食料をリュックに詰め込み、ヘルメット⛑とヘッドライトを装着し、04:50に駐車場を出発。05:00に馬場山登山口に到着しました。登山口の横には有名な「試練と憧れ」の石碑があり、気を引き締めます。真っ暗の中ヘッドライトをつけての登山となりますが、まわりにも登山客がいますので、特に怖いことはありません。 この登山道には、標高1,000m以降、標高200mごとに標識がありとても親切です(※各標識を通過した時間を記録しましたので、ご参照ください)。標高1,000mをすぎると、再び雨☔️が降り始めました。天気予報は晴☀️なのに、雨☔️が降るとは誰も予想しておらず、険しく、危険な早月尾根を考慮して、あきらめて下山する登山客も結構いました。私は、この後、晴れることを信じ、上だけカッパを着て、そのまま登山を継続しました。まだ夜明け前の真っ暗な登山道を、雨☔️が降りつづける中、標高200mごとの標識で小休止しながら、無心で登り続けます。標高2,000mを超え、登山道脇に池(池塘)がある辺りまで来ると、雨は止みましたが、今度はガス☁️につつまれました。そして、07:50に標高2,200m近辺の早月小屋に到着しました。 前述のとおり、早月小屋は休業していますので、テントが数個張られているだけで、静まり返ってました。早月小屋前で持ってきた水分と食料を十分に補給し、足の疲労もほとんどなく、体調万全で登山再開です。 標高2,200mの標識を超えると、雲☁️を突き抜けたようで、突然、ガス☁️が消え去り、青空☀️が見えてきました。 さらに標高2,400mの標識を超えると、さっきまでのガスは、眼下に広がる雲海☁️と変わり、見上げると剱岳⛰の山頂が確認できるようになりました。森林限界を超え、登山道は岩場と変わり、鎖⛓やロープを使用する難所が増えていきます。 標高2,800mの標識を超えると、早月尾根も終盤となり、頂上への稜線にでます。幸い早月尾根ルートは別山尾根ルートと異なり、登山者が多くないため、難所での待ち時間はほとんどありません。早月尾根の核心部である「カニのハサミ」もあっさり通過し、山頂手間にそびえたつ白いポールで長かった早月尾根は剱岳⛰の山肌に吸収されます。別山尾根ルートと合流し、10:00に剱岳山頂⛰にたどり着きました。 剱岳山頂(11:00)→早月小屋(13:00)→馬場山登山口(15:20)→駐車場(15:30) 剱岳山頂⛰からの景色は、雲海☁️の上に立山⛰をはじめとする山々がそびえ、なんとも言えない達成感でした。しかし、山頂は大勢の登山客でごった返しており、山頂の祠で写真を撮るのも20分ほど列に並ばなけれなりませんでした。山頂の少し奥にゆっくり休憩できるスペースがありましたので、ランチを食べて、ゆっくりしていたら、山頂で一時間も滞在していました。景色も堪能しましたので、長い長い下山の開始です。 下りも「カニのハサミ」を通過し、標高2,800mの標識まで行き、もう一度、名残惜しい剱岳山頂⛰の姿を目に焼き付けていると、わずか1分程度で突然ガス☁️に包まれて、それ以降全く山頂が見えなくなってしまいました。 ちょうど晴天☀️の時間帯に山頂に滞在することができて本当にラッキーでした。 そこからは、白いガス☁️に覆われた登山道をもくもくと下り続け、再び早月小屋に戻ってきました。 帰りも早月小屋前で水分と食料を十分に補給し、幸い足の疲労も少なく、下山再開です。 ガスに包まれた登山道を「あと標高差約1,500mも下るのかぁ~」と憂鬱になっていると、標高1,800mの標識を超えたあたりから、登山道の脇には巨木🌲が生えていることに気づきました。朝方は真っ暗で見えなかったのですが、巨木🌲は、大きく曲がっていたり、穴が開いていたり、根がむき出しだったり、様々な形をしており、剱岳の自然の厳しさがわかります。おかげで、登山口まで巨木🌲の写真を撮りながら、退屈せずに下ることができました。 そして、いよいよ、馬場山登山口に到着、「試練と憧れ」の石碑で記念撮影をして、駐車場まで下り、無事に帰還することができました。 北アルプス三大急登・早月尾根は長い長い上りと下りでまさに「試練と憧れ」ですが、入念な準備と計画と体力があれば、制覇し、達成感を味わえることができました。また、雨☔️→晴☀️→曇☁️とさまざまに天候が変わる中、判断力も重要だと思いました。 また、近いうちに、早月尾根よりも距離と標高差がある甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根にも挑戦したいと思います。 しかし、今回もライチョウ様には会えませんでした。残念。
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