活動データ
タイム
17:21
距離
18.3km
上り
2638m
下り
2637m
チェックポイント
活動詳細
もっと見る暑さ寒さも彼岸まで…殺ジーンな暑さも収まり、最近はめっきり涼しくなり、お山は秋真っ盛り( ´ω` ) 4連休ならばなおさら山に行かねば! ……「そんなものはない」 名目上4連休ですが、土曜は当番で日曜朝8時まで出動待機状態 火曜は伯母の入院の付添で朝から運転手…(´;ω;`) 大キレットからの穂高縦走を予定するも、始まる前から終了してましたとさ…( ˘ω˘ ) てなわけで、日曜の朝から月曜までしか山にブッ込めないならどこに行こうか?1泊1.5日なら日影平山経由で乗鞍か?爺~五竜の日帰り縦走か?神岡新道経由で黒部五郎か? ……どれもこの日にしなければ、と言うプランではありません…(´ω`;)ムムム 「何がむむむだ!」 この時、私に電流走る!∑( ゚Д゚) そうだ剱行こう! 北方稜線は無理でも早月尾根から登れば、チャッピーハイクと言われまい!別山尾根からの大量のハイカーに交じることもないし、日曜をそっくり移動に回せるのもタイムリーですので、早月尾根からの剱岳に決定! 「ウム!」(๑•̀д•́๑) 馬場島までは白馬からぐるっと新潟~富山と左回りに回り込んで行くんですが…遠い!だるい!(;´д`) やはり移動に1日充てて正解でした… 「当たってますけど」「充ててんのよ」 午後3時に馬場島に到着し、天気を確認…当てにならないてんくらはA、気象協会も晴れ…朝のうちがちょっと降りそうですが、1mm以下なのでなんとかなるっしょ? CTは6時間30分となってますが…健脚者ばかりの修練場たる早月尾根、CTの基準も高そうなので余裕を持って8時間登頂で丁度日の出を迎えるように21時30分辺りに歩き始めます ……時間かけ過ぎ?良いんですよ…甲斐駒の黒戸尾根だって7時間以上掛かりましたから… 最近デフォになりつつあるブラックハイクでテクテク登っていきます…水平距離7kmに対して比高2300mは黒戸尾根よりもエグそう…おまけに早月小屋は休業で水の補給も出来ないので大事を取って5㍑(担ぎすぎ?)持ってスローペースで進みます。 ……水以外にも季節がら防寒、雨具、シャリバテ防止に行動食沢山、コッヘル等等突っ込んだらテン泊と同じ重量になったとさ…馬鹿なの?死ぬの? 松尾平までは道のコンディションも良いのですが、そこからが早月尾根の本領?発揮です。 流石は日本3大急登、その筆頭でしょうか?…否、急登は急登でも「急傾斜の斜面」ではなく、「岩や巨木の根の急な段差」が延々延々続きます…あ、これアカンやつや…(;´Д`) 足首にハンデを抱える私にとって岩々な道は相性最悪です…50分歩いて10分休むを繰り返しつつ、ほぼCT通りに早月小屋に到着…周囲はガスに包まれ、時折雨が舞う…(;´Д`) テン場には数張り張られており、どこかのテントからは気持ちよさげないびきが聞こえてきますw 山で熟睡できる人が羨ましい… 星空が出ていたらここで雨具をデポしていきたいところですが、そういうわけにもいかず、帰りの水2㍑だけをデポして登り再開…時刻は2時半、意外にも1名先行する方がいらっしゃいましたが、途中でこちらが先を行く形に… 早月小屋からはさらに登りがエグくなったような気がしますが、周りは真っ暗闇…何も考えずに黙々と登ります。 ガスの中にいるせいか、時折雨が舞いますが程無く止むを繰り返すので、雨具は装着せず長袖のインナーを着込む…2300mを越えてから休憩の頻度が増えてきました…(;´Д`) 後ろを歩く方もかなりスローペースなのか休憩を繰り返すのか、じりじりと距離が開いていったような気がします。 2600mで岩稜歩きになり、薄闇の中に劔が見えて少しだけ安堵します… 緩やかな歩きの後、核心部?のカニのハサミ?に差し掛かる…一応持参したヘルメットを被り、ストックをザックに仕舞いチェーンや岩のホールドを頼りに慎重に細い足場を抜けていきます。 薄暗く、岩も少し湿っているので一歩一歩に気を張って歩くのでかなり神経をすり減らしました…まぁ、これから後の岩場で更に肝を冷やすことになりますが… 核心のカニのハサミを抜けてもヘロヘロな状態なのでなかなか山頂に近づく気がしない…(;´Д`) 山頂直前でとうとう後ろから来た方に追い抜かれ、這う這うの体で劔岳山頂に到着~ 山頂には暗い内に源次郎尾根から登ってきた女性の方がビバークされてましたよ…スゲェヨ…(´・ω・`) これから三の窓へ行くとか…異次元超人ヤプールを見た気がしますw 本来なら既に日が昇っている時間ですが山頂に着いてもガスガス…寧ろ雨が舞ってくる始末w どうやら本日の私は持たざる者だったようで…(´・ω・`)ションボリーヌ それでも別山尾根から続々と人がやってくるのは流石4連休、流石劔岳といったところか? 御来光が見れないならいつまでも山頂に屯っていても仕方ないので、さっさと下山しましょう… 足が十分残っていたら劔御前まで行こうかとも思いましたが、とてもそんな余裕はありませんw サッサと下山して一寝入りしようと決意したら…雨が止み、ガスが抜けてくるという登山あるある話w まだ早月尾根に下りる前だったので、せっかくなので前劔までは行ってみることに… 先ほどまで雨が舞っていたので岩がしっとり濡れてなにげに滑りやすい…そしてさしかかる核心部・カニの横這い… 縦ばい、横ばい、どっちがやばいんだっけ?などと気楽に考えてましたが、いざ横ばいに取り付くと… やばい!岩が滑る!足元見えねぇ!鎖が冷てぇ!瞬間的にボールが縮んで冷や汗ダクダク…僅かに掛かる足先の岩が滑りませんようにと祈りながら、核心部の数歩を刻んでなんとか突破…(((;´Д`)))アババババ 見えない足元、落ちればタヒの恐怖を久しぶりに体験しましたw…もう2度と御免です… 横ばいを越えても鎖場はありますが、ここに比べれば鼻くそのようなものなので普通にクリア、お空を見上げると富山側から青空が出てきてあっという間にブルースカイ!?!? 振り返れば青空と劔岳…あるある話にしても、ちょいと酷いんじゃありませんかね? どうやら「持たざる者」どころか「(ガスを)もたらす者」だったようです…(´;ω;`) でももういいです…リベンジする気も無いですから…ただでさえ余命が更に少なくなったのに、マイナスはご勘弁w 遠く晴れ渡る穂高や薬師岳方面を見て、「あぁ…あっちへ行けばよかったかなぁ…」と独り言ちますが、後で尻ましたが、ごった返して地獄絵図だったそうで…うん…まぁ…こっちで正解入道だよね… 前劔にもわんさか人が登って来たので一休みしたら劔に向かって登り返します… 登りの鎖場もそれなりに危ない所はありましたが、カニ横を先に通過しているので恐怖感は茄子 ただ、時間的にカニ縦の渋滞に捕まってしまい、数十分停滞することに…縦ばいラスト2ステップあたりで逡巡している方が結構いて見てるととってももどかしいな、と思っていたんですが、登ってみて納得! 周りや下を見ず、手元と少し先の岩を見て攀じ登ればカニ横よりは竦むことはないと思われますが、ラスト2ステップの足場ボルトのピッチが若干広く、背の小さい人や足が上がらない、腕力の無い人はかなり難渋する、というのが感想です。 腕足(肘、膝)フル稼働で前後に迷惑をかけないように登り上げて、登りの核心部を通過、気が抜けてヘロヘロになりつつも早月尾根分岐に戻って下山を開始します。 …劔を振り返ると山頂はパリピ・オンザトップオブ・劔岳・アンダーザ・ブルースカイで3密状態w悪天でもあの時間に登っておいて正解だったようです♪ 下りもゆっくり足に負担を掛けないように…というか、登り以上に下りの方が気を使います(;´Д`) 岩が滑る根が滑る湿った土が滑る…受験間近の受験生は行かない方がよろしいですなw 黒戸尾根の下りのようにヒョーイヒョーイと下れるような場所は殆ど無く、素早い方々wもシュタッシュタッシュタッと軽快なフットワークを刻みつつ駆けていきます…なんなんですかねぇwインパラなの? 後ろから来る方々老若男女皆私をぶち抜いて下りていくのを見ていると、改めて自分のミジンコ具合を思い知らされますね…(´・ω・`) こちとら既に満身創痍×2なので、随時休憩を挟みつつ、ゴッスゴッスと亀足で下らざるを得ないというのに… 歩いてみて思いましたが、このコースはハイカットの重登山靴は向きませんねw ローカットのソールが柔らかいシューズがベストですが、私は足首を固めないとアウトなので裏山Cです… 結局下りもほぼCT通りでヘロヘロ下山…二度と劔にはこのコースで登りたくありません( ˘ω˘ ) 身の程を知るというのは大事だよね… もうすぐ10月…3000m峰でも動いていれば暑いですが、停滞すると肌寒く感じるようになり、天候によっては冬モードが望ましくなってきましたよ…あまり重い物担いで3000ロングはしたくないので、今年の百高山はもうすぐ終了でしょうかね…はよ藪山に飛び込みたい…(´・ω・`) ::::::::::|ミ|::::::: ::::::::::|ミ|::::::: ::::::::::|ミ|::::::: ::::::::::|ミ|::::::: :::_/ ̄ ̄ ̄\::::: ::ノへヽ(_∠_ \::: :// ̄>="イ_ノ \: | ̄(_人_) | | ヒエエエノ、 /: :\ `ー-U /:: :::[三三三三三厂:::: :::/ ヽ:お: ::/ | |:わ: :| | |:り: 終 制作・著作 ━━━━━ ⓃⒽⓀ
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