備忘録兼ね長文 芦別岳 麓にあるキャンプ場には何度か行った事があり、しかしいつも山頂が雲に覆われていて全貌を見せてくれない気になる山でした。 札幌を3時半に出発。天気予報では雨は無し。 ニセカウ&アンギラスと迷うも、やはり思い入れのある芦別岳に向かう。 新道ピストンが無難とは思いつつ、山頂のトンガリをどうしても見てみたく、相方の気力体力も大丈夫そうなので旧道へのチャレンジを決断。 新道登山口前の駐車場から旧道登山口まで歩き、いよいよスタート。駐車場で会った先行者の方が何故か引き返して来る。何かあったのだろうか。 アップダウンを繰り返し、いくつかの危険箇所を通過、滝を多数眺めながらユーフレ川沿いに沢を登っていきます。 登山道は荒れ気味。それでも人が手を入れて整備してくれた気配を感じ、感謝の一言。 ユーフレ小屋の分岐からは一気に高度を上げていきます。 途中疲労で下ばかり見て歩いたからかピンテを見失いルートを外れ、YAMAPの地図が頼りの笹漕ぎには少し焦りました。 尾根にようやく辿り着き、反対側の景色の素晴らしさに感動。そしてはじめてトンガリを確認⛰。 かっこいい!やっぱり旧道で頑張って良かった! でもあそこまで行くのか💦 覚悟はしてましたが、旧道はまさに修行の道💦 アップダウンを繰り返し、それでも順調に距離と高度を稼いでいきます。 沼地を渡り、鹿の足跡が多数の謎の盆地を過ぎ、怪しい箇所は熊笛を吹きストックを叩きながら進みます。 次第に全貌が見えてきたトンガリ。 その前後左右は恐ろしい絶壁。無数のルンゼは日高やアルプスの⛰を連想させます。 時計を見るともうこんな時間。雲が湧いてきたのも気になり焦りが。 ようやく近付いてきた頂上。あと一息だから頑張ろう、と自分を励ましたのもつかの間、そこに通じるはずの尾根が無い…。 無情にも、そこからは折角稼いだ高度を一気に奪われる劇下りと、コルからの急登の登り返し。 芦別岳よ、お前は鬼か!と思いました。 頼りないハイマツをつかみ、這いつくばるように恐ろしい高度感の刃の峰をいくつも越えます。 八剣山や黄金山の高度感は好きでしたが、レベルが違う感じ😱 恐らくここ迄辿り着くまでにかなりの体力を消耗しているのと、天候の不安や時間的な焦り等の心理的な要因もあって、平時以上に恐怖心が募ったのだと思います。 何とか頂上下のお花畑エリア迄辿り付き、いよいよあと少しでトンガリというところで真黒な雲。そして土砂降り☔️ 体力的にも精神的にもやられかけました😭 滑らないよう慎重に、ようやく辿り着いた山頂では感慨に浸る余裕も無く即下山。 頂上直下で本日初のスライド。この雨の中、人に出会えた事に驚きと安堵感が。 今迄の道のりと比べ、緊張感から解放されて歩く新道は快適そのもの。天気が良ければゆっくり景色を堪能したい所、今は先を急ぎます。 高度が下がると雨も落ち着いたので、低体温にならないよう濡れた下着を着替え。 日没迄のリミットを考え、立ったまま高カロリーシュークリームで糖質補給。 ビショビショドロドロで、ようやく下山出来た時には辺りはすっかり薄暗くなってました…。 芦別岳さま 登山の楽しさも厳しさも、色々教えてくれてありがとう⛰ 少しずつトレーニングをしてきたつもりでしたが、自分のレベルでは少し早過ぎたかもしれません。 登山計画や装備の甘さ等、反省が多かった。 また出直して来ます🙇♂️
右の峰から左の山頂迄を縦走します
天気良し でも早朝から天気が良過ぎるのが気になる…
いよいよスタート
気持ちいい
ユーフレ川沿いに登っていく
たまに急登。危険箇所多数。
滝が沢山ありました
登って来た
ずっと見上げていた岩峰 この後下に見下ろす事になる
夫婦岩
夫婦岩
稜線に出た辺り
反対側の景色
出た! あのトンガリまで行きます
きりぎし山 登れるのかな?
かっこいい
男前な横顔
無数のルンゼ
近付いて来ましたが… ここから一気に下ります
正面からだと解りませんが、 横から見るとギザギザの刃の様な稜線を登る事になります
コルの底から また遠くなった💦
近付いてきた
この下は奈落の底
頂上直下は急登
雨が…
頂上直下 しがみついて登る
土砂降りの中登頂! 長い道のりでした💦
富良野方面
夕張岳方面は見えず
下りてきました
あんなに遠く…
もう熊の活動時間です ごめんなさい🙇♂️