活動データ
タイム
04:11
距離
7.3km
上り
794m
下り
797m
チェックポイント
活動詳細
もっと見る飽きることなく山通いしているが、登山を始めたころに比べると、山に向かう時のドキドキ感は薄れてきた気がする。 慣れと言うものだろうか、、、。 20日が連休中で唯一車を自由に使える日。 ニセコ方面を予定していたが、てんくらを見るとどうも天気が微妙。 日高の山並みでも見に行こうということで登る山を日高山脈の最北ペケレベツ岳に決める。 【記録・メモ】 ■5時に自宅を出発、通り掛けの穂別キャンプ場は大盛況で駐車場は、ほぼ満車状態。 ■最終トイレとなる日勝第一展望台で用を足す。新しくはないが清掃が行き届いており清潔。 ■日勝峠6合目にある石山除雪センター隣が登山口、先行者無し、準備を整え7:42登山開始。 ■登山ルートは尾根筋なので明瞭、笹刈りはされているが省エネな笹刈り。 ■最初は国道274号線と並走する感じだが徐々に間隔が離れ、車のエンジン音は徐々に聞こえなくなる。 ■徐々に笹被りが酷くなり朝露でズボンが濡れる。ナイロンパンツを履こうか迷うが面倒でそのまま進む。 ■オオカメノキとツリバナの実が登山道に華を添えている、秋の訪れを感じる。 ■つまらない尾根歩きを想定していたが、所々で木々の隙間から眺望もあり飽きずに進む。 ■湿度が高い環境らしくサルオガセ、ゼニゴケ、カラタチゴケなどの多種な苔が多く生息しており癒される。 ■「母の胎内」と言われる場所まで来ると登山道も岩場となり、巨岩、奇岩が現れ楽しい。 ■1163mピークに地面から突き出た特徴的な岩があったので「浣腸岩」と名付けて目印にする。 ■浣腸岩を過ぎると南側の木々の間からペケレベツの山頂を望めるようになる。 ■「頂上まであと1500m」の標識を過ぎたあたりで、エゾライチョウが急に飛び立つのに驚き心臓バクバクする。 ■9:03、1343mピークに到着、ザックを下ろしおにぎりを食べ休憩する。 ■1343mピークには図根点が埋設されていた。 ■1343mピークの南側に日勝ピークが見える。ここから見る日勝ピークはのっぺりした感じだ。 ■休憩を終え山頂に向かう、一旦緩やかに40mほど下る。 ■コルから小林川を見ると枯れているように見える。 ■コルから山頂への笹被りが酷く、笹に隠れた這松の根で転びそうにもなる。 露で靴もズボンもベチャベチャ、露が無ければ丈も短い笹なのでそれ程苦ではないのだが、 濡れた靴とウェアの不快感で気持ちが萎える。ここが今日の核心部だった。 ■山頂手前になると這松帯となり、登山道はそれを避けるように、尾根から少し下をトラバースするような ルートになっており、景色に見とれていると笹や這松の根に足を滑らせ滑落しそうになるので気を付けて進む。 ■山頂部の東側の斜面だけは紅葉が進んでるようで赤や黄色の葉に彩られ華やかだ。 ■9:53に山頂到着、ピーカンではないが沙流岳、ペンケヌーシ、芽室岳、久三岳など北日高の主たる 山並みを一望できて満足する。 ■貸し切りの山頂はそれ程広くなく三角点が埋設されている。 ■山頂は這松が生えている程度、遮るものが無い分じっとしていると寒く、秋というのをしみじみ感じる。 ■ここから見ると芽室岳の西峰にあたるパンケヌーシ岳が尖がってて格好良い。 ■10:17下山開始。 ■濡れの不快感に慣れたのか、上りで露払いされたのか、核心部の笹地も苦にならず下る。 ■往路と同じあたりで、復路でもまたエゾライチョウに驚かされるが往路程ビックリしなかった。 人間って慣れる動物なんだなとしみじみ実感する。 ■ノンストップで下って来たので意識して浣腸岩で休憩をとる。 ■サーモスとペットボトルで500mlづつお茶を持ってきたが、ペットボトル手つかず、サーモスのお茶も 余裕で残っている。緩い尾根歩きだったとは言え水分補給が減った。ここでも秋を感じる。 ■今日はノースライドかと思ったら母の胎内のあたりで夫婦らしい男女のペアとすれ違う。 ■車のエンジン音が聞こえ始め登山口が近づいてきたと思ったあたりで雨がポツポツし始めた。 ■登山口まであと300mというあたりで雨脚が強くなって来たので駆け足で下る。 ■11:54に登山口到着、びしょ濡れになる前に何とか無事下山できた。 【後記】 本当のところ、今回の山行はあんまり期待していなかった。 登山の時間より移動時間の方が長いので、天気だけが心配だった。 しかし期待を大きく裏切られ、なかなか楽しめる山だった。 こういう誤算は大いに味わいたい。 天気も持ってくれて、やっと日高の山並みを眺めることができ満足した。 この山並みを見たことで、さらに日高への思いが強くなった。 登山後に知ったがペケレベツはアイヌ語で清い川という意味で、そこから清水町という町名が付いたとのこと。 アイヌ語を当て字にした市町村名は北海道に多いが、清水町のように和訳した町名は意外に珍しい。
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