活動データ
タイム
49:31
距離
84.5km
のぼり
7536m
くだり
7928m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る4泊5日で、北アルプス表銀座と裏銀座を縦走してきました。 【計画】 当初は後立山から入り、裏銀座~表銀座と縦走するルートを考えていましたが、針ノ木岳や船窪岳の登山道が通行禁止となったため、反対方向の表銀座~裏銀座に黒部五郎岳を追加した計画にしました。 今年は諸般の事情により、山小屋の営業状況も例年とは異なっていたため、無理せず余裕をもった行程にすることを意識し、ルート選びも慎重になりました。 【行程】 [1日目] 中房温泉~大天井岳~大天荘(テント泊) [2日目] 大天荘~西岳~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘(テント泊) [3日目] 槍ヶ岳山荘~樅沢岳~双六岳~三俣蓮華岳~黒部五郎岳~黒部五郎小舎(テント泊) [4日目] 黒部五郎小舎~黒部源流~鷲羽岳~水晶岳~水晶小屋(小屋泊) [5日目] 水晶小屋~野口五郎岳~烏帽子岳~七倉温泉(下山) 【1日目】雨のち曇 雨の中、中房温泉をスタート。 合戦小屋を過ぎて稜線に出たところで、雷が鳴り始め、雨も降ってきました。 急ぎ足で燕山荘に駆け込み、約2時間の停滞。燕岳山頂は断念しました。 雨がやむのを待って、大天井岳へ向かいましたが、すっきりと雲が晴れることはありませんでした。 夜に再び降り出した雨がテントを叩く音に何度も起こされ、初日から精神的にも肉体的にもハードでした。 【2日目】晴 昨夜の雨がやみ、大天井岳山頂でご来光を堪能した後、スタート。 東鎌尾根はタフでしたが、常に槍ヶ岳が見えているという贅沢な稜線歩きとなり、西岳からの大パノラマは格別でした。 そして、槍ヶ岳の姿が眺められる場所にテントを張り、昨年はガスで真っ白だった槍ヶ岳山頂でも景色を楽しむことができ、まさに槍ヶ岳三昧の1日となりました。 【3日目】晴 テント場でご来光を堪能した後、スタート。 テント場が隣同士だったLさんとこの日の行程が同じだったので、行動を共にすることに。 西鎌尾根は思ったより長く感じましたが、槍ヶ岳側からは下りなので、雄大なアルプスを眺めながら気持ちのよい稜線歩きとなりました。 その後、双六岳、三俣蓮華岳を経由して黒部五郎小舎へ。 黒部五郎岳は翌日の早朝に登る予定でしたが、Lさんは翌日下山予定のため今日登るとのこと。 時間にもまだ余裕があり、翌日は今日より予報がよくないこともあって、この日のうちに黒部五郎岳へ登ってきました。 【4日目】曇 この日は当初予定していた黒部五郎岳に前日に登っていたことや、また昨年も歩いたことのあるルートが中心だったこともあり、余裕をもってスタート。 黒部川水源地標を訪れた後、昨年はガスの中だった鷲羽岳で景色を堪能。 その後、水晶岳の先にある赤牛岳まで足を延ばすことにしましたが、見通しが甘く結果的に時間切れとなり、途中で引き返しました。 今回唯一の小屋泊となった水晶小屋では、和やかな雰囲気の中、楽しい時間を過ごしました。 【5日目】雨のち曇 昨夜から天候が悪化し、ガスと雨の中スタート。 楽しみにしていた裏銀座の眺望はゼロ。 特に稜線では暴風雨が吹き荒れ、野口五郎岳に向かう道はかなり辛かったです。 その後は次第に雨風ともに落ち着き、烏帽子岳の岩は濡れていなかったので、余裕をもって登れました。 疲れの溜まった5日目の脚にブナ立尾根の下りは堪えましたが、無事に七倉温泉に下山できました。 【まとめ】 初日と最終日に一時悪天候に見舞われたものの、それ以外は安定した天候の中、歩くことができました。 今回、無理のない計画にしたつもりでしたが、実際にはハードな5日間でした。 個人的にはこういった長い縦走は計画の段階から楽しいので、今後もチャンスがあれば挑戦していきたいです。 今年は昨年と状況が大きく変わり、山小屋の方々には相当なご苦労があったと思います。本当に感謝しかありません。
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