活動データ
タイム
05:24
距離
22.2km
のぼり
755m
くだり
703m
活動詳細
すべて見る友ヶ島には以前行ったことがありますが、その時脚の具合が悪く、島の西部を軽く回るだけにとどめました。そのため、北東端にある虎島には近づくこともなく、心残りとなっていました。一方、天候と感染症のせいで延び延びになっている野望があり、それを目指すには是非虎島に行きたいため、天気予報は不安ながらも、足を向けました。 京都を5時前に出発し、先週に続いてよしみさんの運転で、加太に着いたのは7時過ぎ。京都ではかなり降っていた雨もほぼやみました。渡船の始発には2時間ありますが、券売所の前で待っていると、0815に臨時便が出るとのことでした。往復2200円を支払って乗船。15分ほどで友ヶ島到着です。 道はやや落ち葉が目立つも、太くてよくわかる道です。そこそこアップダウンがあります。30分少々で島(ちなみに、友ヶ島の中心になる島の名前は沖ノ島)の北東まで到達。ここから虎島に渡れるかどうかはその場の判断と考えていました。干潮が0920くらいだった筈で、ほぼ干潮時に着けたことになります。よしみさんは待ってますということで、ザックを下ろして、ひとりで渡りにかかります。まず最初のところで1m弱開いている箇所があり、ここはジャンプすると飛び越えることができました。ただ、跳んだ箇所を振り返ると、岩の立ち上がりが急になっていて、足がグリップできるかどうかが不安です。この後潮位が上がると帰れるんだろうかと不安を感じながら歩を進めます。 道は取り付きさえ見えれば、あとはわかりやすいです。虎島にも由良要塞の砲台跡(虎島砲台)があり、ここを過ぎると、深山や地ノ島が見えます。この辺りが行場である東の覗きの筈ですが、どのみち修行をするわけでもなく、時間も不安があるので、適当に引き返します。さて、沖ノ島への帰り、潮は足元近くまで打ち寄せますし、濡れた岩は滑りやすいですがなんとか例のジャンプ箇所まで戻ってきました。着地に失敗してスリップ、後ろ向けに海に転落、が頭をよぎりましたが、靴を水に浸してからの跳躍はなんとか滑りもせずに成功しました。ほんとに怖かった。 その後、深蛇池湿地帯に興味はありましたが、立入禁止なので入れず(ついでに言えば、第4砲台も立入禁止です)、途中で探照機跡に立ち寄りながら第3砲台を目指します。第3砲台は友ヶ島観光の目玉と言える所であり、後の船便できた人たちもたくさんおられました。ここは2回目でしたが、前回と違っていたのは「第3砲台美術館」という企画です。行きの船内では10/3からというポスターが貼ってありましたが、多分部分的にリリースされているのでしょう、暗い弾薬庫の中の諸処に電球が置いてあるのです。なかなか洒落た配置がなされていたので、面白かったです。完成したらどんなのになるんでしょうね。なお、港からの道と合流してからの足元状況は極めて良好で、歩きやすいです。 それから、タカノス山に登ってお昼ご飯。前回は行かなかった聴音所跡にも寄って、灯台と子午線公園(友ヶ島は、日本の領土において、東経135度線の最南端になります)、第1砲台跡、第2砲台跡を通って港に戻ってきました。30分ほど待って帰りの渡船。加太港最寄りのゑびすやで鯛丼を食べ、紀三井寺に参拝しておしまい。 なお、虎島に渡るのには潮位が問題になりますので、行ってみたい人は潮位を確認の上、干潮を狙って行く必要があるでしょう。私は干潮時に行ったはずですが、それでも行き帰りで一度ずつジャンプする必要がありました。身体を支えるためにポールを持っていきましたが、使う機会はありませんでした。本当は先週に友ヶ島の筈だったのが、台風のため順延になっています。先週だったら、干潮時には虎島に行けなかった可能性が高く、1週間延びたことは幸運だったのかも知れません。
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