前回、雪解け水の影響を受ける五月の本流の姿は全く人を寄せ付けない景観だった。 轟々と襲いかかる圧倒的な水圧と水量はどんな技術をもった沢屋にしても太刀打ち出来ない阿修羅の流れだった。 今回はこの時期、過去のレポートでも幾つか上がっているが、飯豊川本流洗濯沢への溯行が果たして可能なのか自分の目で確かめたかった。 この水量なら確かな技術を持つパーティーでこの時期に連泊すれば、溯行は可能であると感じた。 如実に前回との比較が判るのは北俣沢の渡渉時である。 前回は水圧に負けないように脚掛かりに使った河床の大石側面を腰まで浸かりながらなんとか渡りきったが、帰りは残置ワイヤーにスリングを仕掛けてなかったら完全に流されてたか、指をパックリ切り落としていた。 それが今回は大石が上部三分の一程度顔を出すまでに減水してたし、流速も感覚的には半減以下であった。 水圧のめかん量の測り方はよく判らないが、河立面の断面積と流速で前回と比較すると5~10分の1になっているとおもわれる。 野天風呂で酒を呑むこと一時間。その後、暫くは釣り師を指標に沢沿いを溯行したが、そもそもオーイン尾根を少し攻めるつもりで、沢仕様装備にはして来なかった為、途中離脱💧 旧飯豊崇拝道の旧入口は現野天風呂の先にあったが、ある年の大雨でデカイ岩が塞いでしまい、現在は野天風呂直ぐ手前の岩の間の小さなルンゼになるらしいが激ヤブでチャドクガの餌食になりそうで突入出来なかった😓 オーイン尾根入口も藪で、温泉でマッタリしたオレに再度のファイティングポーズを取る闘志は湧いて来なかった😅 幻の小屋、洗濯小屋跡地へのアプローチは旧飯豊崇拝道は使えないと感じ始めている。現実的なアプローチは、オーイン尾根からの孫左衛門沢を下降し、本流を遡上した後、洗濯沢へ。 確かな沢技術があるのなら、最初から飯豊本流を攻め、ヒルカルの悪場を攻略し、不動滝を高巻き、洗濯沢を詰めるのが、一番筋がいいと感じている。 梅花皮北俣稜線に達するには、早くても後二年は必要かな💦💦 三年後の上部雪渓の消えた八月下旬か9月上旬を目標としたい😼 しかし、気を付け無ければならないのはやはりゲリラ雨だ。 上流で発生した場合は僅か数分で沢は濁流となり、ゴルジュ帯のノドでは10メートルも水位は上昇するだろう。
加治川ダムまで8キロあまりはチャリ利用したが、空気圧が足りずパンク状態に。結局帰り半分はチャリひっぱる😅
毎週末入ってるとおもわれる「モンキー軍団」。実質の現在の湯の平小屋の管理人みたいなものだ😼
最初の沢はフィックスロープがはられており、それを利用して下降する。 努々、物資輸送の為のワイヤー等で突破しないように。昨年ここでお一方亡くなられている。
ヘツリ道への復帰も残置ロープを利用する。腕力勝負。
北俣沢渡渉。写真の大石は頭をだし、流速も小川並みになってた。上手く渡れば登山靴の中も濡らさないくらいだ。
北俣沢より本流挟んだ対岸
北俣沢上流は遅い朝陽が三伏は照らし始める
本流下流方面
前回来た時は綺麗に整備されてた現在の川面から三メートル程度上の野天風呂も半分は砂利で埋まってた。
ほぼ埋め尽くされてた野天風呂をモンキー軍団が掘り起こしてくださったようだ😃🙏
五月とはまるで別沢🐸
旧飯豊崇拝道入口らしい場所。岩が塞いでしまった。
テント設営も後回しに野天風呂に浸かる😂
結果、戦闘力ゼロになる😂
風呂上がりから~ww釣り師について行きましょう😋
前回はとても人が入れる流れではなかった激流もこんな穏やかな感じに🎵
本日の溯行スタイルでは水圧受け過ぎて限界を感じる😅
安心してください。パンツは履いてます😂
流れも穏やか🎵
この辺りではさっぱり釣れません😅
流れが強いところでもこの程度。
渓相はとても変化に富んで面白そう🎵
下流方面。
上流を詰めると~
尺超え多数✨
野天風呂直ぐ手前の現在のヘツリ道入口も激ヤブにて😓
アップ。薄ら踏み跡?
前回探索の野天風呂前の沢
オーイン尾根登り口。藪で石段見えず💧
小屋二階内部。綺麗に使ってます✋
河原は危なそうだったんで、小屋前に張らせて頂きました🙏
よくみると道中幾つか慰霊碑があります。
ドボンもそろそろ躊躇するね🐸
途中の枝沢✨
すっかり秋の装いの北俣岳遠景🍁