【南ア】甲斐駒・黒戸尾根テン泊ピストン

2020.09.10(木) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 34
休憩時間
11
距離
9.5 km
のぼり / くだり
1893 / 257 m
DAY 2
合計時間
8 時間 38
休憩時間
1 時間 26
距離
12.0 km
のぼり / くだり
1078 / 2716 m

活動詳細

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黒戸尾根は過去2回登っているが初めてテン泊装備で挑戦。40Lザックにコンパクトに収納。マットはザック外付け時の接触防止と軽量化のため幅と長さを大幅にカット。これでも12kg。 行きは曇り後雨とあいにくの天気。七条小屋まで5時間20分。翌日は4時半に山頂アタック。途中の8合目ご来光場で見た朝日が神々しかった。山頂は一瞬だけ晴れ渡り満足。小屋に戻りテントを撤収し下山。じわじわ足に来る。 七条小屋小屋番の花谷さんお勧めの黒戸山にも登山道を外して登ってみた。(往復15分)テン泊装備で黒戸尾根はハンパない。 今回の山行で大勢会ったが、こんな険しく長い道をトレランの人たちは余裕で日帰りしている。皆さん、並外れた身体能力に感服。 竹宇駒ケ岳神社についたときはもう膝がガクガク。それでも、さらに20分歩いて尾白の湯へ。若干白濁した柔らかい湯質で最高だった。

甲斐駒ヶ岳・日向山 竹宇駒ケ岳神社が登山口。
安全を祈願。
竹宇駒ケ岳神社が登山口。 安全を祈願。
甲斐駒ヶ岳・日向山 いきなり十二曲りの急登を越えると束の間だがこんな道もある。
いきなり十二曲りの急登を越えると束の間だがこんな道もある。
甲斐駒ヶ岳・日向山 樹林帯が濃い。
樹林帯が濃い。
甲斐駒ヶ岳・日向山 石像が多い。かつて駒ケ岳講が盛んな時代は重い石碑や鉄剣を背負って登ったという。昔の人の身体能力は現代人を遥かに凌駕。信仰心のパワーはすごい。
石像が多い。かつて駒ケ岳講が盛んな時代は重い石碑や鉄剣を背負って登ったという。昔の人の身体能力は現代人を遥かに凌駕。信仰心のパワーはすごい。
甲斐駒ヶ岳・日向山 刃渡り。
それほど緊張しない。この先の痩せ尾根のほうが怖い。踏み外したら下が見えない断崖。普通に歩けば問題ないが、何かの弾みに躓いたり、ポールを突きそこねたりしたらと思うと怖い。
刃渡り。 それほど緊張しない。この先の痩せ尾根のほうが怖い。踏み外したら下が見えない断崖。普通に歩けば問題ないが、何かの弾みに躓いたり、ポールを突きそこねたりしたらと思うと怖い。
甲斐駒ヶ岳・日向山 いよいよ梯子ゾーン。
いよいよ梯子ゾーン。
甲斐駒ヶ岳・日向山 登り切ると祠がある。
登り切ると祠がある。
甲斐駒ヶ岳・日向山 刀利天狗。最初の梯子エリアを突破しても、まだこれからシンドいぞ、油断するなよと戒められているような気がした。
刀利天狗。最初の梯子エリアを突破しても、まだこれからシンドいぞ、油断するなよと戒められているような気がした。
甲斐駒ヶ岳・日向山 黒戸山を巻く道に躍動感ある切り株。右足を前へ踏み出した下半身に見える。ここから左手に道を外すと黒戸山の山頂に登れる。下山時に登ってみた。
黒戸山を巻く道に躍動感ある切り株。右足を前へ踏み出した下半身に見える。ここから左手に道を外すと黒戸山の山頂に登れる。下山時に登ってみた。
甲斐駒ヶ岳・日向山 黒戸山巻道から五合目小屋に下る途中に発見。翌日は涸れていた。
黒戸山巻道から五合目小屋に下る途中に発見。翌日は涸れていた。
甲斐駒ヶ岳・日向山 五合目小屋跡。今は更地。
五合目小屋跡。今は更地。
甲斐駒ヶ岳・日向山 裏には創始者?の顕彰碑。
裏には創始者?の顕彰碑。
甲斐駒ヶ岳・日向山 昨年秋の台風で崩落した場所。立派な木製の梯子になっていた。
昨年秋の台風で崩落した場所。立派な木製の梯子になっていた。
甲斐駒ヶ岳・日向山 樹脂製よりは寿命は短いだろうが木の温もりがいい。
樹脂製よりは寿命は短いだろうが木の温もりがいい。
甲斐駒ヶ岳・日向山 崩落した方向を覗く。
崩落した方向を覗く。
甲斐駒ヶ岳・日向山 さらに梯子。とにかく梯子ばかり。直角に近いもの。取付き場所が断崖にかかっているもの。油断はできない。
さらに梯子。とにかく梯子ばかり。直角に近いもの。取付き場所が断崖にかかっているもの。油断はできない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 こんな石碑も皆担いで登った。只々畏敬の念ばかり。
こんな石碑も皆担いで登った。只々畏敬の念ばかり。
甲斐駒ヶ岳・日向山 鉄剣。一番有名なのは烏帽子岩の上に刺さっている2本だが、至るところにある。
鉄剣。一番有名なのは烏帽子岩の上に刺さっている2本だが、至るところにある。
甲斐駒ヶ岳・日向山 垂直に近い梯子。
おまけに長い。
垂直に近い梯子。 おまけに長い。
甲斐駒ヶ岳・日向山 七丈小屋到着。
七丈小屋到着。
甲斐駒ヶ岳・日向山 コロナ対策でテン泊も完全予約制。美味しい水場も今回は石鹸で手洗い可能。
コロナ対策でテン泊も完全予約制。美味しい水場も今回は石鹸で手洗い可能。
甲斐駒ヶ岳・日向山 いい場所にテントが張れた。遠くに鳳凰三山が見えるがすぐに雲隠れ。夜はずっと雨。翌日の天気が気になる。
いい場所にテントが張れた。遠くに鳳凰三山が見えるがすぐに雲隠れ。夜はずっと雨。翌日の天気が気になる。
甲斐駒ヶ岳・日向山 翌朝。雨はあがり、雲海が広がる。8合目ご来光場で日の出を見るため、日の出時刻とCTを勘案して、4時半にテン場を出発。
翌朝。雨はあがり、雲海が広がる。8合目ご来光場で日の出を見るため、日の出時刻とCTを勘案して、4時半にテン場を出発。
甲斐駒ヶ岳・日向山 出発後、ほどなくして夜が明け始める。視界が開けると、眼下に雲海に浮かぶ黒戸山が見えた。赤らんでいる方向はおそらく金峰山。
出発後、ほどなくして夜が明け始める。視界が開けると、眼下に雲海に浮かぶ黒戸山が見えた。赤らんでいる方向はおそらく金峰山。
甲斐駒ヶ岳・日向山 8合目ご来光場に到着。
ここで日の出を拝む予定。
どうやら4時半テン場出発で、ギリギリ日の出時刻(5時20分頃)に間に合った。
8合目ご来光場に到着。 ここで日の出を拝む予定。 どうやら4時半テン場出発で、ギリギリ日の出時刻(5時20分頃)に間に合った。
甲斐駒ヶ岳・日向山 雲海に神々しいご来光。
神秘的だった。
山頂はガスに包まれることが多いため、昔の人は敢てこの8合目にご来光を拝む場所を設置したのかも知れない。
雲海に神々しいご来光。 神秘的だった。 山頂はガスに包まれることが多いため、昔の人は敢てこの8合目にご来光を拝む場所を設置したのかも知れない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 有名な垂直一枚岩にステップの凹み(人工)とプレート。詠むと結婚記念で贈呈したそうな。
有名な垂直一枚岩にステップの凹み(人工)とプレート。詠むと結婚記念で贈呈したそうな。
甲斐駒ヶ岳・日向山 朝日に輝く甲斐駒ヶ岳。山頂はこのずっと奥。
朝日に輝く甲斐駒ヶ岳。山頂はこのずっと奥。
甲斐駒ヶ岳・日向山 毎回見るたびにイルカに見える。イルカは燕岳だけではないんだよね。
毎回見るたびにイルカに見える。イルカは燕岳だけではないんだよね。
甲斐駒ヶ岳・日向山 駒ケ岳神社の奥社。
駒ケ岳神社の奥社。
甲斐駒ヶ岳・日向山 大国主の命も祀られているのか。
大国主の命も祀られているのか。
甲斐駒ヶ岳・日向山 駒ヶ岳大神
岳は嶽と書く方がかっこいい。
駒ヶ岳大神 岳は嶽と書く方がかっこいい。
甲斐駒ヶ岳・日向山 山頂の祠。
山頂の祠。
甲斐駒ヶ岳・日向山 神秘的。
神秘的。
甲斐駒ヶ岳・日向山 登頂。実は眺望がきいたのはこのときだけ。すぐに周囲は真っ白に。
登頂。実は眺望がきいたのはこのときだけ。すぐに周囲は真っ白に。
甲斐駒ヶ岳・日向山 唯一、鋸岳方面のみ眺望あり。
唯一、鋸岳方面のみ眺望あり。
甲斐駒ヶ岳・日向山 烏帽子岩に刺さる2本の剣。
烏帽子岩に刺さる2本の剣。
甲斐駒ヶ岳・日向山 手刀。
手刀。
甲斐駒ヶ岳・日向山 緊張するザレた岩場。
厳冬期はここがアイスバーンと化し、死の滑り台になる。登山道を突き抜け断崖を落下して亡くなった人もいると知る。
緊張するザレた岩場。 厳冬期はここがアイスバーンと化し、死の滑り台になる。登山道を突き抜け断崖を落下して亡くなった人もいると知る。
甲斐駒ヶ岳・日向山 8合目に戻ってきた。
8合目に戻ってきた。
甲斐駒ヶ岳・日向山 黒戸山。 
左下に七丈小屋も見える。
黒戸山。 左下に七丈小屋も見える。
甲斐駒ヶ岳・日向山 テン場に戻ると鳳凰三山がきれいだった。雲まみれだが、富士山も鳳凰三山の奥に見える。
テン場に戻ると鳳凰三山がきれいだった。雲まみれだが、富士山も鳳凰三山の奥に見える。
甲斐駒ヶ岳・日向山 サーマレストのマットを長短辺ともに大分カット。ザック外付け時の横へのはみ出し抑制(ザック幅と同じ)および軽量化を試みた。効果は十分。特に狭い岩場や梯子では最低ザックの幅でないと予想外の接触が起こり得る。就寝時にマットのない部分はザックなどで代用すれば快適だった。
(本人は身長160cm) そもそもサーマレストは米国製、体格の大きい人に合わせているのでカット不可という道理はない。
サーマレストのマットを長短辺ともに大分カット。ザック外付け時の横へのはみ出し抑制(ザック幅と同じ)および軽量化を試みた。効果は十分。特に狭い岩場や梯子では最低ザックの幅でないと予想外の接触が起こり得る。就寝時にマットのない部分はザックなどで代用すれば快適だった。 (本人は身長160cm) そもそもサーマレストは米国製、体格の大きい人に合わせているのでカット不可という道理はない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 撤収前に腹ごしらえ。
撤収前に腹ごしらえ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 下山時に七丈小屋を出発してほどなく通過する個人的に一番緊張する場所。下ったあとで上方を見上げる。この梯子の上は、垂直に近い岩盤を鎖と脚力を頼りに約3mほどよじ登る。右手および後方は断崖。鎖以外には、足を置けるよう岩を削ったステップが数箇所ある。とは言え毎回緊張する。すれ違った登りの方がこれから鎖に手をかけている。この方のいる右手および後方の断崖直下には樹林帯が見えるが高度感あり。落ちたらお陀仏。この難所が登りでは七丈小屋直前に出現するので要注意。
下山時に七丈小屋を出発してほどなく通過する個人的に一番緊張する場所。下ったあとで上方を見上げる。この梯子の上は、垂直に近い岩盤を鎖と脚力を頼りに約3mほどよじ登る。右手および後方は断崖。鎖以外には、足を置けるよう岩を削ったステップが数箇所ある。とは言え毎回緊張する。すれ違った登りの方がこれから鎖に手をかけている。この方のいる右手および後方の断崖直下には樹林帯が見えるが高度感あり。落ちたらお陀仏。この難所が登りでは七丈小屋直前に出現するので要注意。
甲斐駒ヶ岳・日向山 黒戸山へ寄り道。
ここを右へ登る。踏み跡とテープがある。
黒戸山へ寄り道。 ここを右へ登る。踏み跡とテープがある。
甲斐駒ヶ岳・日向山 黒戸山山頂。
粋な字体。
黒戸山山頂。 粋な字体。
甲斐駒ヶ岳・日向山 黒戸山山頂から甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山がよく見えると七丈小屋小屋番の花谷さんが言われていたが、今回はガスで何も見えず。
黒戸山山頂から甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山がよく見えると七丈小屋小屋番の花谷さんが言われていたが、今回はガスで何も見えず。
甲斐駒ヶ岳・日向山 刃渡り。昨日と同じく眺望なし。
刃渡り。昨日と同じく眺望なし。
甲斐駒ヶ岳・日向山 ヘロヘロになって下山。さらに20分歩いて尾白の湯へ行った。振り返ると甲斐駒ヶ岳は雲の中。この農道は歩き甲斐があった。田んぼ、あぜ道、自然の用水路など。子供の頃、信州の実家の周りがこのような風景だった。今は区画整理され用水路は暗渠となった。懐かしい匂いに癒やされた。
ヘロヘロになって下山。さらに20分歩いて尾白の湯へ行った。振り返ると甲斐駒ヶ岳は雲の中。この農道は歩き甲斐があった。田んぼ、あぜ道、自然の用水路など。子供の頃、信州の実家の周りがこのような風景だった。今は区画整理され用水路は暗渠となった。懐かしい匂いに癒やされた。

活動の装備

  • モンベル(mont-bell)
    アルパイン フォールディングポール
  • その他(Other)
    ザンバランシェルパプロ
  • モンベル(mont-bell)
    コンパクトヘッドランプ
  • プリムス(PRIMUS)
    153ウルトラバーナー
  • サーマレスト(THERMAREST)
    リッジレストソーライト
  • その他(Other)
    Xーライズ1ブルー0310101
  • グレゴリー(GREGORY)
    Z40

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