遙かなる山、1967峰へ

2020.09.09(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 54
休憩時間
2 時間 13
距離
22.9 km
のぼり / くだり
2054 / 2057 m
3 53
22
2 10
2 27
17
3 1

活動詳細

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水曜山行。 特に予定も無い水曜日。 火曜日の昼に水曜登山部グループラインに何処かに行きませんかと打診。 先週の利尻遠征の疲れも残っているし、 天気の良さそうな風不死岳から大好きな景色でも見たいな。 するとmaaさんから幌尻岳方面に行くとLINEが。 ムムム、日高?行きたいけどハード。 幌尻岳はテント泊で行きたいと思っているので迷います。 疲れているし、今週は軽めにと思っています。 すぐに、幌尻か1967峰どちらかでとメッセージが来ます。 1967峰・・・、憧れのお山の一つです。 1967峰ならと返信すると、北戸蔦別岳で左に曲がりますとの御言葉。 決まり!準備しなきゃ。 ハイマツ対策! 深夜、チロロ林道に向けて出発。 maaさんが運転してくださるとのことで、仮眠を取ってとの御言葉に甘えます。 下道で274号線をひたすら日高町まで。 夕張のセブンイレブンで食料調達とラストトイレ。 午前3時半過ぎ、駐車場着。 去年、ソロで来た時はパンクして撤退してました。 撤退地点が駐車場から100mくらい手前だったことが判明(爆) 30分ほど仮眠。 駐車場に一台だけあった車から男性が出て来ます。 幌尻岳を考えたけれど、 結構な雨が降ったので滑りそうだし、渡渉の心配もあるのでやめて帰るとのこと。 不安になりますが、状況を見て撤退ならそれもやむなし。 準備をして暗い中午前4時25分出発。 林道歩き4km、明るくなりました。 渡渉して沢沿いを進みます。 北戸蔦別岳まで、maaさんは今年3度目の行程なので、安心してついていきます。 ヌカビラ岳への急登が始まります。 足が重い、息が上がる。 徐々に離れるので、先を行ってもらいます。 時折笛を吹いて現在地を知らせます。 返事の笛で随分と離れたことを知ります。 今日はダメかも。 とりあえず足を動かしてヌカビラ岳までは行こう。 トッタの泉は看板が無く、確信が持てずスルー。 水は担いでいたから大丈夫でした(帰りにお世話になりました)。 ヌカビラ岳手前の大きな岩のところでmaaさんが待っていてくれました。 利尻で買って来たTシャツがビショビショだったのでデポして干しておきます。 一緒にヌカビラ岳に、雲は多くモヤっているけれど幌尻岳が大きく見えます。 こんなに近くで見たのは初めて。 来年行くからね。 よろしくお願いしますとご挨拶。 北戸蔦別岳はすぐそばなのに遠く感じます。 北大の山スキー部の4人と会います。 大きなザックを背負っています。 札内岳から入って5日目でチロロ林道から下山とのこと。 若いって素晴らしい。 疲れきった自分には眩しく見えましたw 気力を振り絞って北戸蔦別岳に。 素晴らしいパノラマ。 カチポロ、エサオマン、カムエクも見える。 伏美岳、ピパイロ、そして1967峰が。 遠い、絶望的に遠い・・・。 撤退の声が喉から出掛かりますが、maaさんは元気。 途中で1967へ見送ってもいいと伝えます。 とりあえず1967峰へ。 すぐにハイマツ帯。 ハイマツ対策に沢用のスパッツをザックに入れてありますが出す元気も無い。 しかし、ここで奇跡が起きます。 夢中でハイマツ漕ぎをしているうちに元気が出て来ます。 急登が無いからなのか、ペースが落ち着いたからなのか・・・。 気づけば、ハイマツ慣れしていないのかmaaさんがずっと後方に。 あとから聞けば岩に足をぶつけて悶絶していたそう(汗) なんだか体も動いてスイスイ進みます。 ひとつめのポコを登りきって1967方面を見ます。 メッチャ遠い。 北戸蔦別岳までの道で自分がバテて時間も押しています。 明るいうちに帰ることができるか不安になります。 相談しようとして途中でmaaさんに電話。 ハイマツ漕ぎで必死なのか出てくれません。 進みます。 前に見えているピークを必死で登ります。 山頂看板・・・、無い。 向こうの方が高いか・・・、岩を進みます。 無い・・・。 そうだよね、まだ遠く向こうに見えるあの鋭鋒だよね。 1967峰だ。右にピパイロ岳もあるし間違いない。 行くしかない。 帰りは渡渉さえ暗くなければなんとかなるだろう。 必死でハイマツを漕いで近づきます。 なんて格好いいんだろう。 こんな姿だったのか。 嬉しさに包まれながら山頂に。 山頂標識と記念撮影。 maaさんの姿はまだ見えません。 ハイマツに苦労している様子。 靴を脱ぎ、裸足になっておにぎり。 替えの靴下を用意します。   maaさんが見えました。 手を振ります。 笑顔。 お互いに写真を撮り合います。 maaさん山頂に到着、ガッチリ握手! 二人で記念撮影。 健闘を讃え合います。 本当に大変なお山だ。 二人で撮った写真を水曜登山部のLINEに送る。 山頂で景色を楽しみたいけれど、時間が無い。 準備を整えて下山開始。 沢用のスパッツを巻いて、その上からゲイターを。 結構良かったです。 北戸蔦別岳が遠い。 無心でハイマツを漕ぐ。 チロロ岳が近い。 ここも行ってみたい山だ。 ガスがかかって真っ白になったと思ったらサッと景色が見えたり。 帰りは幌尻岳を拝むことは出来なかったけれど、戸蔦別岳は大きく見えました。 遠くカムエクを見て、いつかはと心に誓う。 エサオマンのカールも行ってみたい。 北戸蔦別岳で写真を撮る。 ここで一度は諦めかけた1967峰に行って来られた。 不思議なものです。 下山は慎重に。 日没があるので焦って下りる自分にmaaさんが、ゆっくりでいいと声をかけてくれました。 体力を使い切って滑ったり、躓いているのが危なかしかったのでしょう。 ありがたく受け止めて気をつけて下りました。 8時間前に干していったTシャツはすっかり乾いていて再び着込む。 トッタの泉で1.5リットル水を汲ませてもらいました。 渡渉、沢沿い歩きは長かった。 ギリギリ明るいうちに林道まで着きました。 ここからの林道の長いこと長いこと。 急いで歩いているのに全く着かない。 行きの倍の長さに感じました。 途中で完全に暗くなってしまいましたが、登山口に到着。 遅くなったので、ここで着替えて風呂には寄らず札幌まで帰ることに。 再び暗いチロロ林道を走り、日高町からは274で札幌まで。 帰路は素晴らしい山行に話が尽きませんでした。 山行中の励まし、行き帰りの運転、maaさんありがとうございました。 思い出に残る山行になりました!! 大平山、神威岳、コイカクシュサツナイ岳、利尻遠征、1967峰と背伸びした山行が続きました。 来週はどこへ行こう・・・。

幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 渡渉続きます
渡渉続きます
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 今日は利尻で買って来たTシャツ着て来ました。
今日は利尻で買って来たTシャツ着て来ました。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 天気はこんな感じ。
天気はこんな感じ。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 バテバテでヌカビラ岳に。
バテバテでヌカビラ岳に。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 幌尻岳近い
幌尻岳近い
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 北戸蔦別岳までの道でも置いて行かれます。
北戸蔦別岳までの道でも置いて行かれます。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 這々の体とはこのこと
這々の体とはこのこと
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 右に戸蔦別岳、すぐ左奥にカムエクも見えてます
右に戸蔦別岳、すぐ左奥にカムエクも見えてます
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 1967峰へ向かいます・・・
1967峰へ向かいます・・・
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ハイマツ漕ぎのスタート
ハイマツ漕ぎのスタート
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 こんな感じ
こんな感じ
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ガスがやって来ます
ガスがやって来ます
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 左の台形の山がピパイロ岳、隣が妙敷山(おしきやま)
左の台形の山がピパイロ岳、隣が妙敷山(おしきやま)
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 途中にテント場
途中にテント場
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ハイマツを登る
ハイマツを登る
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 振り返る
振り返る
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 気づけばmaaさんは随分後ろに。岩に足を強打して悶絶していたそう(汗)
気づけばmaaさんは随分後ろに。岩に足を強打して悶絶していたそう(汗)
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 maaさんを探せ!
maaさんを探せ!
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 先の見えないハイマツ地獄
先の見えないハイマツ地獄
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 青空は励ましてくれます
青空は励ましてくれます
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 左に見えるピークの陰にボスがいます。
左に見えるピークの陰にボスがいます。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 あれだ!と思います。けどその奥。
あれだ!と思います。けどその奥。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 アップで
アップで
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ん?怪しい。
ん?怪しい。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 かっこいいの来た。
かっこいいの来た。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ラスボス感半端ない。
ラスボス感半端ない。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 いいねー
いいねー
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 でもこれでも無い
でもこれでも無い
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 伏美岳がピパイロの陰に隠れました。右は妙敷山
伏美岳がピパイロの陰に隠れました。右は妙敷山
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 山頂直下のテント場。山頂は左奥です。
山頂直下のテント場。山頂は左奥です。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 つ、着いた。首の横がカチポロ。
つ、着いた。首の横がカチポロ。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ピパイロ。台形だね。
ピパイロ。台形だね。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 歩いて来た稜線。遠いよ。
歩いて来た稜線。遠いよ。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ピパイロへの道。日帰りでここまで行った島ちゃんさん凄すぎて・・・
ピパイロへの道。日帰りでここまで行った島ちゃんさん凄すぎて・・・
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 写真じゃ分かりづらいけど、ピパイロ岳の右肩のすぐ左に伏美岳の山頂が少し見えてます
写真じゃ分かりづらいけど、ピパイロ岳の右肩のすぐ左に伏美岳の山頂が少し見えてます
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 あ、maaさんが来ました。足痛かったんだろうな。
あ、maaさんが来ました。足痛かったんだろうな。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 アップでイエーーーい
アップでイエーーーい
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 maaさんにも山頂の私を撮ってもらいました。
maaさんにも山頂の私を撮ってもらいました。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 もう少し。
もう少し。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 来ました。笑顔です。
来ました。笑顔です。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 力強い握手を交わした後に二人で記念撮影です。
力強い握手を交わした後に二人で記念撮影です。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ピパイロ岳をバックに
ピパイロ岳をバックに
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ら、来年は行きますよ(伏美岳から)
ら、来年は行きますよ(伏美岳から)
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 下山開始!
下山開始!
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 遠い。
遠い。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 左のハイマツの中にいます。
左のハイマツの中にいます。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 帰ろう。
帰ろう。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ハイマツに吸い込まれていきます。
ハイマツに吸い込まれていきます。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 登り返し
登り返し
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 振り返ってハイマツの中のmaaさんを。
振り返ってハイマツの中のmaaさんを。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ハイマツの中でイエーーーい。
ハイマツの中でイエーーーい。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 北戸蔦別岳までが長い
北戸蔦別岳までが長い
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 下りなきゃね。ボーゼン。
下りなきゃね。ボーゼン。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 トッタの泉で冷たい水を。
トッタの泉で冷たい水を。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 途中の滝に癒されます
途中の滝に癒されます
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 もう少し!
もう少し!
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 着いた。日没に間に合いました。
着いた。日没に間に合いました。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 ここからの林道の長いこと長いこと。行った人ならわかるはず。
狐に化かされて二周目歩いているかと思うくらいです。
ここからの林道の長いこと長いこと。行った人ならわかるはず。 狐に化かされて二周目歩いているかと思うくらいです。
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳 真っ暗になって駐車場に到着。
maaさんありがとう。
真っ暗になって駐車場に到着。 maaさんありがとう。

活動の装備

  • サロモン(SALOMON)
    X ULTRA 3 WIDE MID GTX
  • モンベル(mont-bell)
    パウダーシェッド パーカ Men's
  • エイグル(AIGLE)
    sisteron35
  • ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
    ウィメンズ トレイル

メンバー

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