新潟県ハイク 巻機山編

2020.09.06(日) 日帰り
もみ
もみ

活動データ

タイム

06:58

距離

10.6km

上り

1379m

下り

1378m

活動詳細

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今日の天気はどこも台風の影響かごきげんがよろしくない。 しかしながら、唯一のごきげんなところがある。 その名は新潟県は魚沼市。 そう魚沼産コシヒカリで有名なところだ。 なぜかここは晴れなのだ。 ここに紐付く山は、そう巻機山だ。 読み方は「マキキ」ではなく「マキハタ」だ。 最初のインプットを間違えたおかげで、 今でも「マキキ」と言ってしまう。 この山は山登りを始めたころ、写真を見て 憧れていた。 しかし、自分のレベルでは歩き通せない気が していた。 歩行時間は7時間らしく、その日のうちに帰れる 気が全然しない。 しかしだ。最近やたらと長い距離を歩く事が 増えた。 挑戦するなら今だろう。 さらに早く寝て早く起き、早くつけば 安心感が増す。 決まりだ。巻機山にすることにする。 朝早起きして、コースを確認。 始まりの車中は土砂降りスタートだ。 本当に大丈夫なのかということを気にした 刹那、携帯を忘れていることに気付く。 スタートから躓く。 携帯を取りに戻り仕切り直しだ。 急いで着きたい気持ちのせいで、 高速で運転中に人生で初めての ハイドロプレーニング現象というものを 経験する。 車はスリップしたが、なんとか持ち直し、 事なきを得る。雨の日の走行はスピードの 出し過ぎは禁物だ。 関越トンネルから抜け出た途端、青空が広がる。 こんなにはっきりと天気が分かれるものなのか。 ここでも境となる山に偉大さを感じる。 魚沼市は朝日に照らされ朝靄がかかる。 なんとも幻想的な原風景なのだろう。 こんなところで育てられた米だ。 うまいに決まってる。 そしてもちろん家の米は魚沼産コシヒカリ なことはいうまでもない。 登る前には朝食をとりたい。 今日の朝は大好きなたまごサンドにコーヒーだ。 しかし、今日のたまごサンドはひと味違う。 おしゃれにもクロワッサンに挟むスタイルだ。 つまり気分はイタリア人。味はもちろんボーノだ。 腹ごしらえも済ませ、登山を開始する。 今日は気合いを入れて望まないといけない。 余談だが今日はやたらと鼻が効く日だった。 山中の様々な香りに気付く。 カブトムシを入れてある虫かごのような香り。 古本屋のような古い紙のような香り。 若い緑の爽やかな香り。 自分からはほのかな硫黄の香り。 硫黄の香りは濃い硫黄の温泉に入ったあとに 着ていた服から香っている。 何度も洗っているのだが、未だに香るから 不思議だ。 自分の体臭でないことを祈りたい。 時折、風が抜ける箇所がある。 そこで、火照った体を冷ましながら登る。 この山は、程よくきつい登りで、ジワジワと 体力を削ってくる。 森林帯を越えて眺望が開けるところまで来る。 ここから山の雰囲気がガラッと変わる。 谷川連峰、越後山脈を特等席から眺めることが できる。何度も振り返り写真を撮る。 ほとんど同じ写真ばかりではあるのだが。 今日は強風が吹き荒れている。 耳は風の音で塞がれているのもあってか、 視界の風景の凄みが増して感じる。 あらゆる視界に入る山々の稜線を目でなぞる。 自然が作り出す線はこうも美しいものかと 改めて認識する。 前巻機山を越えると、小屋が見える。 小屋前でご飯とも思ったが、団体の先約が いたので通り過ぎ、巻機山を目指す。 道半ば、お腹が急激に空き、足が重くなる。 限界だ。お昼とする。 お昼ご飯は挽肉とパクチー、トマト、 ニンニクをナンプラーと醤油で炒めたもの。 これに魚沼産コシヒカリだ。 空腹に肉や米の甘みが染み渡る。 身体に力が戻る。 食べていると次第にガスに覆われ、 しっとりとした空気に包まれる。 これで、お肌もモチモチ間違いなしだ。 山頂はガスがより濃い。 山頂と書いてある、標柱があるが、 地図上は別の山頂があるようだ。 ここからもう一つの山頂までは、 一段と風が強く、歩いていてもふらつく。 ガスは雨となり、しっとりを超える。 山頂にはケルンのみ。 誰もいない山頂。 暴風雨。 飛べる気がしてジャンプする。 当然、その場に着地する。 なにも起こらないため、サッと山頂をあとにする。 今回も、暑さで水をだいぶ失った。 ただし、巻機山の地図には水場の印。 天然水を補給しに水場へ向かう。 しかし、あるべきところには沢が流れていた。 こういう時はこの沢の水を皆汲んでいるのか。 小さい頃、沢の水は飲んではいけないと 習った記憶がある。 上流で動物が死んでいて汚染されている こともあるかららしい。 清流ではあるので飲んでみたい気もするが、 今回はやめておく。 帰り道は試練。 もうすでに足首が悲鳴をあげている。 良い景色で気分を紛らわしながら、進んでいると 地元らしい白髪の御仁の足音。 すかさず、道を譲ろうとするも、 「時間はある。ゆっくりと」 申し訳なさ半分と嬉しさ半分。 道幅が広くなったところで、再度譲る。 その時、御仁が言った。 「今日は風が残念。また良い時に来てくれ。」 去り際のセリフがなんともジェントルマン。 こんなことが言える人になりたい。 いつも心が荒む下りの道に心の灯火。 長い下りを終えて、帰路につく。 今日は自分史上、かなりがんばったので、 褒美は必然だろう。 地元で空いているお店を見つけられず、SAへ。 当初はアイスを食べようと思っていた。 しかし、目にメンチカツ定食が飛び込んでくる。 他のメニューにも目を向けるが、頭の中では、 もうメンチカツを食している。 これを頂く。 デザートはなにか。 当然のようにあんこだろう。 今日は草餅で締めくくることにする。

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てんきとくらす