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越後駒ヶ岳(枝折峠〜小倉尾根)の写真

2020.09.06(日) 06:12

山また山

この写真を含む活動日記

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08:18

14.3 km

1204 m

越後駒ヶ岳(枝折峠〜小倉尾根)

越後駒ヶ岳・八海山・荒沢岳 (新潟)

2020.09.06(日) 日帰り

コース: 枝折峠〜道行山〜百倉の池〜越後駒ヶ岳山頂〜小倉山〜小倉尾根 枝折峠の駐車場は、朝5時前にすでにいっぱい、手前に路駐している車も数台ありの混雑ぶり 天気は快晴、登りの暑さを心配しましたが、ほどよく風があり、早目にスタートしたおかげか、百草の池くらいまでは灌木帯が所々に陰を作り、意外と涼しく歩けました 枝折峠からの道は、少しアップダウンがありますが、木道や木の階段も整備されていて、歩きやすい道です 左手に荒沢岳、行く手に中ノ岳や目指す駒ヶ岳などを眺めながら、とても楽しい山歩きです 道行山はほとんどの方は素通りしますが、展望が素晴らしいです。ほんの少し脇道を入るだけですので、立ち寄るのも良いと思います 駒の小屋の手前に岩場があります。少し急ですが、赤ペンキで○印や×印がありますので、外さないように登ります 駒の小屋のすぐ前の水場は、水が出ていませんでした 小屋から3分ほどの水場から戻って来られた方にお聞きしたら、汲めないことはない、秋には枯れてしまうかも、とのお話でした 汗かきの自分は、今回は水を多めに3ℓ近く持って来ましたが、涼しく登れたせいか、山頂までに1ℓも消費しなかったので、補充はしませんでした あまり広くはない山頂は大賑わい 八海山、中ノ岳、荒沢岳はもちろん、魚沼平野や遠く佐渡、守門浅草、雲がかかり判然としないながらも会津や尾瀬方面の山並や巻機山方面も見えていました こんな良い日に登らせてくれてありがとう♪ いつまでも去りがたい山頂でしたが、多くの方が登っていますので、ほどほどに下山開始です 来た道を小倉山まで戻り、小倉尾根の登山道へ 枝折峠は標高1065mなのに比べて、小倉尾根の下山口は370mで、登り返しはほとんどなく、なだらかな道を交えながら急下降していきます。コースタイムも枝折峠に戻るよりは若干長くなります 小倉尾根は、枝折峠コースに比べ通る人が少ない感じはありましたが、道はしっかりとしています。一部がれた斜面や鎖場もあり、注意して通ります。少し下ると、美しい山毛欅の林が現れます 地図の646m地点を超えたかどうか、下山口までもう一息という頃、服に小さな毛虫が何匹かくっついているのに気がつきました 程なく痒みが出てコレはヤバイと思いましたが、戻るわけにもいかず、結局30分ほど、毛虫ロードを突っ切ることになりました。 幸い下山後すぐに毛虫の正体(*)を特定して対処できたため、被害は比較的抑えることができたのではないかと思います。お力を貸してくださった皆さまに感謝いたします 最後にそんなオミソがついた山行でしたが、越後駒ヶ岳が素晴らしい山であることに変わりはありません 幾度も訪れている巻機山からは、越後三山を望むことができます。その真ん中、最奥に位置するのが駒ヶ岳です 三兄弟に例えられることもある越後三山ですが、私のイメージではずっと、駒ヶ岳は奥にどっしり構えたお父さんでした。それは、巻機山からの見慣れた展望の位置関係が影響してるのかもしれません。中ノ岳はしっかり者のかっこいいお兄さん、八海山はやんちゃ次男です。 今回、三山の中で登り残していたお父さんに、やっと呼ばれた気がします。お父さんは素晴らしい景色を見せてくれ、そして黙って、色々考えさせてくれました 何度か計画が消えた三山の縦走も諦められず、、 またこのエリアを訪れる日もあると思っています (*)小倉尾根の毛虫について⚠️ (本山行当時の状況です) 小倉尾根(小倉山から北に伸びる尾根)の下部、標高450〜550m付近を中心に、広範囲に毛虫が大発生しています。チャドクガの幼虫ということでした チャドクガは直接触らなくても、強い痒みや皮膚炎を生じます。影響には個人差があるようですが、近寄らないに越したことはなさそうです 越後駒ヶ岳への登山は、枝折峠からのピストンが圧倒的に多いと思いますが、もし近々小倉尾根を計画されている方がいらしたら、お気をつけください 参考 https://www.pref.niigata.lg.jp/site/uonuma-kenkou/20200721seikatsu-dokuga.html