奥穂高岳 3日目 奥穂高岳登頂〜吊尾根〜紀美子平〜岳沢小屋〜上高地

2020.09.05(土) 日帰り
ひとみん
ひとみん

活動データ

タイム

09:06

距離

8.0km

上り

395m

下り

1871m

活動詳細

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最終日。長い一日の始まりです。 ご来光を待っている間の空、雲の色の変化はドラマチックで儚いし、太陽が雲海の上に姿を現した時、つい手を合わせて今日一日の無事を祈りました。 奥穂高岳、吊尾根、前穂高岳(スルー)、重太郎新道、岳沢と決して気を抜けないコースを下山して行くので緊張しないワケがありません。 ヘルメットのベルトをギュッと締め、12kg強のザック重量をキッチリ背中と腰に密着させいざ出発。目の前のガレに掴み掛かりながらよじ登って行きます。 4年前の槍ヶ岳を思い出しながら、先日の金胎寺の行場、皆子山のツルツル岩場の渡渉、そして近所のトレーニング山である金勝アルプスの岩場を思い出しながら。 登り始めて50分、奥穂高岳頂上に到達。順番待ちで写真を撮ったらいよいよ吊尾根(前穂高岳方向)へ足を向けます。 身が引き締まるというか緊張するというか、その尾根が目の前に広がった瞬間に日常では感じないヒリヒリしたものが迫って来ました。 うーわー 私、行くのか?ホンマに行くのか?! さっきまで奥穂高岳周辺は入れ代わり立ち代わり賑わっていたのに、ここから先、我々2人だけの様です。 行くしかないよな…。 とにかく慎重に、丁寧に。全集中! 2時間たっぷりかけて紀美子平に到達。 そこにはツアーで来られたというグループの方々が前穂高岳へのピストン登頂から次々に下りて来られる最中でした。 かく言う私はここに来るまでに相当のものをゴッソリ持ってかれているし、前穂登ってしまったらこの先1時間半ほども続く重太郎新道を下り切るエネルギーが無くなってしまうと判断。前穂をスルーするという有り得ない選択をサクッと取ったけれど、悔いは無いです。 ボーゼンとする相方にはまた別の日にリベンジしてもらおう。 紀美子平から岳沢小屋までの重太郎新道。ここでの滑落事故が多発しているのは、ここまでやっと辿り着けたという気の緩みや疲労が成す災いだろうというのも頷けます。 岩は相変わらずゴロゴロしていて、おまけにツルツル滑る。 転んで転落すれば骨折は確実だろうと思われます。 ハシゴに鎖の盛りだくさん下山道が2時間以上も続くのです。それは疲労もするでしょう。集中力も切れるでしょう。気を抜かず全集中で下ります。 岳沢小屋に着いて、よく冷えたペプシコーラを求めグビッと飲んだ時にやっと生きた心地がした事を正直に白状しましょう。 そこからさらに2時間半ほど歩いてやっと上高地バスターミナルに到着。 あかんだな駐車場で待つ我が家の車に乗り替え、ひらゆの森へ直行!そこで熱い温泉に浸かり、フワリ軽くなった体でその日のうちに滋賀まで帰って来ました。 全てに感謝。それに尽きます。 2日後の今日、これまで味わったことの無い全身筋肉痛に悶え苦しんでいる最中です。 3日間歩き通して酷使し、その間頑張って耐えてくれた筋肉からの代償の痛みですね。これは。 治まるまで奥穂高岳登山は終わりません。

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