活動データ
タイム
08:41
距離
15.7km
のぼり
1704m
くだり
1705m
活動詳細
すべて見る先週行けなかった八ヶ岳にリベンジしてきました。が、結果的に途中で雷雨に見舞われ撤退しました。マジで命の危機を感じた山行でした…。 行ったのは西岳と編笠山。体力的に余裕があったら欲張って権現岳にも行くつもりでした。 朝は4時に車で出発して6時半に富士見高原スキー場の駐車場に到着。駐車場はガラガラでした。 この時点で天気は快晴。天気予報では午後は雷が発生する確率が高いものの雨自体は15時以降に降り始めるっぽいとのこと。 富士見高原〜西岳〜青年小屋〜編笠山〜富士見高原という周回コースを想定して登山開始です。 西岳までは、最初はなだらか…といいつつ意外と傾斜のある道をダラダラ登っていきます。途中からさらに傾斜はキツくなりガレ場の急登に。へばりそうになりましたが、それでもコースタイムより早く山頂にたどり着いたので、このペースなら権現岳も行けると判断しました。 権現岳へはガレ場、岩場、鎖場の急登の連続。青年小屋を出発した時点ではまだギボシや権現岳方面は晴れていたのですが向かっている途中であっという間にガスが出始め、権現岳到着時点で真っ白でなにも見えず。さらに青年小屋に戻る途中で雨と雷鳴が。まだ正午になってないのに天気が崩れ出すのは想定外です。 青年小屋から編笠山へアタックを開始した時点でいよいよ洒落にならないくらい雷鳴が響き始め、雨も本降りに。このまま山頂に行くのはさすがにヤバいと判断して引き返しました。 とはいえ午後はどんどん天気は崩れていき雷も激しくなるという予報。なので青年小屋での雨宿りで停滞するのもまずいと考え、休憩も取らずそのまま西岳方面から帰ることに。西岳山頂さえ通過できればあとはずっと樹林帯なので雷も怖くないと思ったわけです。 が、西岳へ向けて出発するとほぼ同時に雨は土砂降りになり、雷鳴は激しくなりすぐ近くに二度ほど落ちました。落雷の凄まじい轟音を耳にして恐怖はピークに。この西岳山頂までの約1時間は本当に生きた心地のしない悪夢のような時間でした。雷鳴がするたびに登山道の脇にしゃがみ込んでひたすら音が聞こえなくなるのを待ちました。 西岳山頂は開けているため、この状況では特に危険です。雷鳴が止んだタイミングを見計らって頭を低くして走り、木陰に身を隠しながら徐々に進み登山道へ。が、ここで道を間違えて別のルートに入ってしまいました。すぐに違和感に気付いたものの、スマホは雨で濡れてまったく操作不能。なのでYAMAPを開けず自分が間違ったルートに入ったのか正しいルートにいるのか確認できず。スマホは画面が濡れるといくらタッチしても反応しなくなってしまうのです。浅間嶺の雨の中の山行でこの問題には気付いていたのに今回なんの対策もしていませんでした。しょうがなく土砂降りの状況の中、ザックを下ろしてティッシュを取り出し、自分の指とスマホの画面を拭いてなんとか画面ロックを解除し、YAMAP起動。これで道を間違えたことを確認できたので登り返して正しい道へ復帰しました。 あとはひたすら樹林帯なのでひとまずホッと安堵。さらにこのタイミングで雷の音も遠ざかっていったため、ようやく危機的状況を脱することができました。それでもしばらく雨は降り続いていましたが。 ふと見えた編笠山はガスが晴れていて、もしかして1時間くらい雨宿りすれば問題なく山頂に行けたのでは?と愕然としましたが後の祭りです。 雨は下山中に止み、富士見高原に戻る頃にはすっかり晴れていました。全身びしょ濡れで方々の体で戻ってきたのに、下界は別世界のように平和でした…。 帰りは先週と同じく石和温泉のビジネスホテルに泊まり、日曜日朝に帰宅します。 とにかく生きて下山できてよかったです…。 日曜日追記:翌朝の中央道は雨のため上野原〜八王子間が通行止め。なので東富士五湖道路を経由して東名で遠回りして帰りました。最後まで散々でした…。 ※今回の反省点 ・前回の雲取山日帰り山行をあっさりクリアできたことによる過信がありました。今回、午後から雷が出る予報があったのに、当初の予定にない権現岳を山行に組み込んでしまいました。権現岳に行かず、まっすぐ編笠山を通って下山していればここまで危機的状況に陥ることはなかったでしょう。 ・正常性バイアス。自分に都合のいい情報だけ信じてしまいました。「雨は15時以降だって天気予報が言っているから大丈夫だろう」「雷が出る予報だが権現岳方面はまだ晴れているので大丈夫だろう」しかし登山の基本は早出早着。午後から崩れる予報を見ていたのに、山行時間を自ら延ばし、結果、ひどい状況に見舞われました。 ・そもそも天気のことは気にしていたが警報についてはまったくチェックしていませんでした。 ・雨が降ると分かっていたのにろくに対策を用意していませんでした。 ・追記:雷に対する知識の無さ。後で調べて知ったのですが、樹林帯の中でも安全とは言えないそうです。すべての木から2メートルは離れないと、側撃雷に見舞われる可能性もあるとのこと。今回の場合、土砂降りになった時点でもう一度青年小屋へ引き返し、雷がおさまるのを待つべきでした。(すれ違った青年小屋のご主人に心配そうに声をかけていただいたのに下山を強行してしまいました) 要するに調子に乗ってたんです。大した失敗もなくここまで登山を楽しんできたので山を舐め始めていたんです。そんな自分に山の神様が怒ったのでしょうね。 散々な山行でしたが、西岳経由で権現岳まで行けたことは体力的に自信になりました。あとは西岳山頂で下山ルートを間違えた時に即座に違和感に気づき致命的な道迷いにならなかったことについては、自分をちょっと褒めてあげたいです。 編笠山はいつかリベンジします。権現岳もまた行きたいです。 そして今後は調子に乗らず、自分のレベルや天気の状況をしっかり見極め、気を引き締めて山行に挑んでいこうと思います。
活動の装備
- グレゴリー(GREGORY)ズール35
- モンベル(mont-bell)ジオライン クールメッシュ VネックTシャツ Men's
- マムート(MAMMUT)Atacazo Light Zip T-Shirt
- モンベル(mont-bell)ストレッチO.D.パンツ Men's
- モンベル(mont-bell)ストームクルーザー ジャケット Men's
- モンベル(mont-bell)レインハイカー パンツ Men's
- マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)コアプレシェルフーディー
- スカルパ(SCARPA)SCARPA RIBELLE OD
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)ディスタンスFLZ
- その他(Other)Halo headband HaloⅡプルオーバー
- エバニュー(EVERNEW)SL76g アンブレラ
- その他(Other)Insta360 ONE X
- ゴープロ(GoPro)GoPro HERO7 Black
- カリマー(karrimor)サコッシュ
- プラティパス(Platypus)ビッグジップEVO 2.0L
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