活動データ
タイム
09:19
距離
26.1km
のぼり
1737m
くだり
1728m
活動詳細
すべて見る《行程》 深山園地 〜 塩那スカイライン(廃林道) 〜 男鹿岳取り付き点 〜 女鹿岳 男鹿岳 〜 往路を戻るピストン山行 《タイトル》 『藪藪藪藪...なかなかにハードなお山でござります(;´д`) 』 以下長文となります。ご了承下さい🙇 『男鹿岳』 私の中で今年の目標としていた山の内の一座であり、日本300名山の中でも数少ない登山道の無い山(藪山)です。 一般的には残雪期の藪が雪に被われている間に登られたりしてるみたいですけど、正式な登山道ではないにしろ無雪期に登られてる方はたくさんいます。 (むしろ無雪期の方が多そう😅) 残雪期の登山は読めないところ、リスキーな部分も多々あるので、出来れば残雪期を避けたい私としては無雪期に登ろうと思っていました。 まぁ多少の藪はしゃーないと。 先ずコース概要ですが、深山園地🅿️から12kmの林道歩き。そこから尾根へ取り付き1kmほどで山頂というでたらめなコースです(笑) 皆さまの活動記録を参考にさせて頂きましたが、実際に歩いてみた感想としましてはここまで林道(塩那スカイライン。未完成の道路)が荒れているとは思いませんでした💦 夏なので草木が被い繁っていたので予想以上に荒れている様に思えたのかもしれないですけどね。 ですがこれはもはや林道とは言えずに廃道です。以降は廃道という表記で😅 ※廃道について 廃道通過中にも『たまに』背丈くらいの藪がある、って言われているレポがありましたが... いやいやいやいやΣヽ(゚∀゚;) 私が参考にした記録が少し前(今年の初夏、昨秋)のものなのか、夏だから成長していたのか、私の背丈(168cm)を優に越える藪はしょっちゅう現れます💦 夏の終わりだからススキもたくさん。高いものでは2mを優に越える笹やススキがたくさんありました😥 今までススキは見るもので触らないから知らなかったのですが、ススキの先端部分に触ると花粉がブワッと舞うんですね💧 もう時期は過ぎたけどもしかしたら笹にはダニがいる可能性もあるし、ススキは花粉が飛んでくるしで最悪っす😥 基本的に藪を抜けたあとのマダニチェックは怠りません。(特にたかられたりはしませんでしたけどね) そして朝露で身体はびしょびしょになります💦 廃道では倒木・崩落・落石・笹被りと困難な要素はたくさんあるものの、歩行していく分にはなんとかなるし、基本的に迷う様な箇所は皆無と思います。 ですが問題ない、とは言いません。 特に怖いのは疲れから来る集中力の欠如。(特に帰りかなー) 草木が被い繁ることで浮き石、倒木などに足を取られやすく、見づらい浮き石などがたくさんあるので足の置き場に気を使う必要がかなりあります。 普通の林道ならばこんなに気を遣う必要はありませんので、そこが林道とは大きく違う点です。 私も少し右足をグネりました😅 幸い捻挫などにはなりませんでしたけどね。 あ、それから写真にも収めましたが、行きにはおそらく無かった熊の糞が帰りにありました。 今年は全国的に熊被害が多く見られましたね。 山深いこの山域はまず間違いなく多くの熊が生息していますので対策は怠りなく✋ ※尾根取り付き〜山頂までについて 尾根取り付き点から山頂までの標高差はちょうど100m。 尾根取り付き点から尾根に上がるまで距離にして100mくらいかもしれませんが、黒土 + 笹被りで足元がズルズル滑ります💦 ここはストックなど使わずに笹を掴みながら(笹は丈夫です。人の体重など平気で支えてくれます)、身体をよじ登らせましょう。下りも同様に笹をしっかり掴んで下った方が宜しいかと思います。 さて尾根に上がってからが本当の勝負です。 灌木と笹の入り交じる藪こぎが始まります。 写真などではどこにルートがあるか分からない様に見えるかもしれませんが、実際にその場に立ってみるとなんとなくですがルートが見えます。 笹を掻き分ければ足元に踏みあとが見えるので、確認しながら進みましょう。 標識などはもちろん皆無ですが、誰かが付けてくれたピンクテープ(色はまちまちですが)はそれなりにありますので、迷ったら顔を上げてテープを探しましょう。 私も実際にルートに戸惑うシーンもありましたが、10mくらい先にテープが見えたので強引に笹を掻き分けて進んだ事もありました。 踏みあとは比較的明瞭です。 基本的に尾根から道を外さないことを心がけてください。 女鹿岳から男鹿岳間は尾根だけでなく平たい場所を歩く箇所があります。そこでは踏みあとが少し迷ってる感じがありました。 先行者さんもそこが迷いやすいとアドバイスをしてくれましたが、私も少しだけ違ったルートを行き戻ることも😅 そこを越えれば男鹿岳山頂はもうすぐです。 個人的には藪こぎは登りよりも下りの斜面が特に怖く思います。 登りでは目線の正面に足の置き場が見えるから良いのですが、下りだと笹が覆い被さっていると足の置き場に何があるか分からないんですよね💦 そこに木の根があるかもしれないし、黒土で滑るかもしれない。 (実際にそんな場面が多々ありました) こんなところで怪我をしない様、こういう時こそ集中を切らさない様に気をつけましょう✋ 長々と注意点を記しましたが、まぁこんな感じの山です😅 個人的な見解では二週間前に雲取山へ登らせて頂きましたが、例えば雲取山をコースタイムの半分くらいで登れたり、100名山を全て登ったーっていう人でも、こういった山ではそういった経験はなんの役にも立たないなー、と。 藪こぎって特殊な技術という訳ではないけど、藪を漕いだことのある経験がないとたぶん簡単にルートをロストしてしまいそうな気がします💦 簡単に誰でも登れる山ではないですけど危険な箇所は少ないので、大事なのは緊張感を持って集中するところはしっかり集中して登ることですかね。 『飴と鞭』って言葉があるけど、例えば登山道を整備してくださってる山などを『飴』とするなら、今回の男鹿岳や笈ヶ岳(おいずるがたけ)、カムイエクウチカウシ山などはまさしく『鞭』。 鞭の山は登りきったあとの達成感が半端無いんですよね🎵 冒険的な要素の高い『鞭』の様な山々、実は私は大好きなんです😁 今回は長い林道歩きがあることが分かっていたので敢えて曇り予報の時を選んだのですが、いい意味で予報が外れ太陽が顔を出してくれたし、展望も拓けて周りの景色も楽しめたし、とても良い山行になりました😁 でもここを展望のない時に登ろうと目論むと、本当にただの苦行にしかならなそうなのでお気をつけください😅 山の神様、本日も無事の登山を有り難う御座いました🙇 (まだ旅はつづきまーす)
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