3回連続の大峰山系シリーズ。 2年越しの計画がようやく実現。 ほんの少しだけ… 特別な想いをもって。 16年ぶりに七面山へ行こう。 …….……………….……………….…………… ✍️MEMO/備忘録 ♦︎七面山(しちめんやま/しちめんざん) 最高地点1624M。 奥駈道から西へ伸びる支脈に位置する。 槍ノ尾ノ頭・西峰・東峰と3ピーク有。 八経明星ヶ岳など北側から眺める山容が 〝大峰のネコ耳〟としても少し有名。 七面山西側の槍ノ尾ノ頭と東峰が耳。 南側から眺める大岩壁の絶壁も迫力満点。 ♦︎コンセプト 七面山の姿を見てからピークへ向かう 静かでマイナーな山歩きを楽しむ ※お会いした方は明星山頂1人のみ ♦︎天候 ☀️→☔️ 通り雨に遭遇 ♦︎最寄りの道の駅 道の駅大塔 http://www.ootou.jp/michinoeki.html トイレ🚽自販機🥤24時間利用可 ♦︎水分計画🧴 ポカリ 0.9ℓ×1/0.5×1 冷凍飲料0.5ℓ×3 水0.6ℓ×1 上記3.5ℓ+カフェオレ&ゼリー 補給ポイント…なし ♦︎DATA 距離 17.2km 活動時間 10:16 獲得標高 1675m↑ 1681M↓ ♦︎ルート 湯ノ又→(中尾経由)→明星ヶ岳→ →楊枝ノ森→七面山東峰→西峰→ 七面山登山口→(林道経由)→湯ノ又 ♦︎Time 07:03 START 07:07 中尾取り付き 08:00 1079P 08:39 1325P 09:18 1383P 11:09 奥駈道合流 11:15 明星ヶ岳山頂 12:15 五鈷峰崩落地 13:22 楊枝ノ森 14:06 七面山東峰 14:24 七面山西峰 15:38 七面山登山口 16:55 林道渡渉ポイント 17:20 GOAL ♦︎CT(コースタイム)考察 一般CTの記載のない区間が大半。 中尾〜明星ヶ岳山頂(登り) 一般CTとしては5時間程度が妥当。 七面山西峰〜旧七面山登山口(下り) 山と高原地図では65分と記載有り。 普通に歩いたら74分かかりました。 登山道の看板では85分と記載有り。 ♦︎ざっくりルート概況感想。 ❶ 登山口までの林道 殿野篠原線/高野辻経由or宇井篠原線と、 2種類のアプローチ方法がある。 景観の良い高野辻を経由する前者を選択。 後者は道幅が狭い区間も多くありそう… ラスト篠原集落奥が酷い。凸凹の路面で、 20キロで走行してもガタンガタン揺れる。 所々の落石は路肩に片付けながら通行。 ❷ 中尾ルート前半 古くからの登山道で今はマイナールート。 湯ノ又から明星ヶ岳まで伸びる尾根道。 序盤は意外にも踏み跡がしっかり。 コースサインもそれなりにあった。 ※あくまでマイナールートの割には 標高700m程度からスタートのため、 1079Pまでずっと急登が続く感じ。 ❸ 中尾ルート後半 尾根道の基本は変わらないが、 中盤のブナ林特有の踏み跡の薄さや、 木の根や岩の張り出した岩場に、 終盤は倒木地獄と歩きにくい要素有。 コースサインも前半より少なくなる。 後半に進むにつれて、なかなか進まず、 途中までのタイムより確実に遅くなる。 核心ポイント① 1383Pを越えた箇所。 少し下ると尾根上に巨大な岩が現れる。 クライマーじゃないと登れない雰囲気。 右サイドから回り込むように越える。 コースサインも誘導してくれた。 岩を巻くルートが足元が崩れやすい… 落ち着いて歩けば危険はないが… 核心ポイント② 右に絶壁が見えてから ①の箇所を過ぎ一旦落ち着いてから。 目指す尾根の先やや右寄りに崖が見える。 これを左から回り込むように越える。 岩がゴロついた注意箇所だがロープ等、 険しい箇所には補助整備がされている。 核心ポイント③ 倒木地獄 ②を越えると針葉樹の倒木に悩まされる。 最終盤を除き、広い尾根でもないので、 基本は尾根芯意識で進んでいくが、 芯を少し外し巻くルート有のことも。 ③のおかげで腕に枝や針葉樹の葉の、 引っ掻きキズ跡が多数…長袖推奨。 中尾ルートは登り利用が無難。 下りは①がやや緊張感有になるか。 登り経験後に歩いた方が良いかなと。 バリエーションルートというよりは、 少しワイルドなマニアックルートかな。 ❹ 大峯奥駈道/明星ヶ岳〜楊枝ノ森 一般道の大峯奥駈道だがマイナー区間。 五鈷峰周辺の崩落箇所と岩場が危険。 岩場にはしっかりとロープ設置有り。 全般的に踏み跡は明瞭だが舟ノ峠付近で、 視野の問題なのかルートを外しやすい。 奥駈道は1693Pの楊枝ノ森を巻くので、 北斜面から尾根を辿り楊枝ノ森へ直登。 ❺ 楊枝ノ森〜七面山東峰・西峰 七面山東峰鞍部までは緩やかな下り。 踏み跡に関してはあったり無かったり。 七面山東峰まではコースサインほぼ無。 傾斜が緩いので尾根をしっかり見定める。 最後七面山東峰への登り返しは急登。 山と高原地図では東峰ピーク付近に、 危険マークがあるが特に問題なし。 東峰〜西峰間は比較的歩かれているルート。 急斜面には鎖の設置や目印もそれなりに。 ❻ 七面山〜旧七面山登山口 マイナーだが一応は一般ルート。 七面尾の区間は一気に高度を下げる。 ルートは概ね明瞭でコースサイン有。 七面尾から離れ旧登山口へ下山する 分岐点も看板が複数設置されている。 ❼ 旧七面山登山口〜林道歩き 所々崩土で林道が埋まっているが、 崩土の上を歩くなど安全に通行可。 1箇所林道歩きで危険箇所有⚠️ 完全に林道が抜け落ちていて、 林道上の斜面上にロープが数本設置有り。 足元がゴロゴロと脆いが滑らないよう、 ゆっくり通過すれば特に問題無し。 …….……………….……………….…………… 今回も写真が爆発しましたが。。 七面山の姿を堪能してきました。 詳しくはキャプションにて。
2004/11/8 前回16年前のキオク① stayhome期間中に実家で発掘した画像。 父と弟と七面山へ行きました。 SNSなどはもちろんネット上での、 情報収集も普及していない時代。 父のチョイスはナゼ?と今でも思う。 登山一家だったわけでもないのに。 ●16年前のルート 七面山登山口→七面山→アケボノ平往復 今と違って林道は車で走ることが出来た。 断片的に覚えていることは… ①伝説の滑落スポット「ナメラ」 ②登山口までの林道がワイルドすぎる ③不思議なフラットな空間が存在する ④アケボノ平がとても綺麗だった ⑤山火事注意(王子製紙) ①はキャプションで再確認してます。 ③に関しては遠くから眺めただけだが、 独特の平らなスポットがあるなーって、 しばらく印象に残り続けることに。 その場所は「神仙平」と呼ばれ、 知る人ぞ知る大峰の秘境… なんて理解するのは10年以上後の話。 ⑤に関しては記憶上の王子製紙でなく、 正しくは王子木材緑化と記載されていた😂
2004/11/8 前回16年前のキオク② アケボノ平綺麗すぎる✨ 今回の中尾経由で奥駈道南下にて、 七面山へ取り付くプランは2年前に考案。 でもすぐ行ってしまったら面白くない。 大峰の山々に傾倒するにつれて、 大峰山系を深く理解してから… その方が絶対に楽しいかなと。 以降大峰の絶景を季節を変え楽しみ、 大峯奥駈道縦走もとりあえずやった。 まだまだ知らないことは沢山あるけど、 1通りこの山域を理解できたかな。 そろそろ機は熟した。。ということで。
ガタガタの林道をやり過ごし路肩に駐車。 山火事注意の横断幕。昔からあるやつ。 そんな想い出に浸りながらも(笑) ここから山へ入っていきます。
光芒(こうぼう)細長く伸びる光。 そのまま直球で尾根に取り付く。 この段階から踏み跡がありました。 僕の場合…とりあえず尾根芯やな、と 適当に向かったらたまたま踏み跡を 発見した感じ。まあ見つかります!
時折テープもある。
序盤は急登しかない。 標高700mから1079Pまでとにかく急登。 断続的にそれなりの登りが続き滝汗。
昔の看板の名残り① 湯ノ又・篠原⇄明星ヶ岳・弥山と表記。 昔はよく使われていたのだろうか。
登山道整備事業「令和2年度」とある。 現在進行形で登山道が整備されてる? こんなルート整備しても利用するのは、 相当な大峰マニアしかいませんよー。 それなら七面山登山口迄の林道を、 昔のように復旧させてください🙏
倒木で荒れているのは織り込み済み。
1079P手前。
ピークは岩の上を歩いて越えていく。
標高も上がりお約束どおり自然林も。 天気が良くて明るいので綺麗に映える。
昔の看板の名残り② 明星山頂に旧大塔村設置の山頂看板の、 残骸があるけどそれと同じ筆跡かな…
1325P付近。 1079P〜1325Pは何事もなく歩く。 少し拓けてて眺望が期待できそう。
北方面/左サイドの景観。 トップリ尾のハイライトの草原地帯。
南方面/右サイドの景観。 奥駈道〜楊枝ノ森〜七面山〜槍ノ尾ノ頭。
少し拡大して。 神仙平は穂高の岳沢に近い雰囲気がある。 奈良の涸沢と表現する方もいるみたい。 七面山東峰は前穂高岳で…妄想する。
1325Pを過ぎると尾根が細くなり…
大岩を乗り越え…(下からも回避可能)
ボキボキの倒木を乗り越えて…
木の根で埋め尽くされ歩きにくく…
尾根も両サイドが少し険しくなるが…
危険ではないのでゆっくり歩けば🆗。
トップリ尾根の草原地帯が近づいた。 本日のBプランはトップリ尾根での下山。 大峰らしい綺麗な草原が期待できる。 大峰好き→草付きの草原が気になる法則。
再び伐採された好展望ポイント。
神仙平もまた少し近くなった。
1383Pへの登り。森の全体観良好。 ここを越えると核心ポイントが近く… ここまで開始より2時間とちょっと。 地図上では中尾の区間の6割程度。 3時間40分くらいで明星山頂まで、 行けるかなと思ったけれど… ここから進むペースがかなり落ちます。
1383Pを過ぎてやや降ると、 特徴的なトウヒの倒木があり…
⚠️核心ポイント①の大岩の巻き。 尾根通しを大岩に妨げられる。 ここで右方向へすり抜けていく。 大岩を左側に見ながら。
大岩の右サイドから撮影。 クライマーでもなければ、 大岩を直登するのは不可能。 まだもう少し回り込む。
倒木の隙間を抜けていく。
ある程度回り込んできたので、 左手のゴリゴリ大岩は途切れる。 この道なき崩落斜面を直登する。
pic32の地点を引き気味で撮影。 これ以上↑へ進まず確実に曲がる。 大岩が途切れるのとテープがあるので、 上を確認しながら見れば問題無し。
登山道発見というわけではなく、 なんとか登れる斜面を無理やり登る… 脚を動かすたびに足元の土砂が崩れる… グループ登山の場合は間隔に注意。 危険箇所だが慎重に通行すれば問題無し。 嫌な緊張感は特になかったです。 ただただ面倒くさいイメージ。
ここも斜面を横切りながら…
補助ロープの強度を確認しつつ、 岩の上へと脚を上げて斜面を攻略する。 写真の雰囲気ほど危なくないです。
その後は大岩を右に巻いてきたので、 元々の尾根に復帰すべく高度を上げる。 踏み跡が有るような無いような… ここは足に結構くる斜面登り。
再び落ち着いた尾根ルートに変貌。 いかにも大峰らしい下笹に覆われた道。
シャクナゲの藪の合間に踏み跡有り。
⚠️核心ポイント②右に見える崖越え 進路上やや右に絶壁が聳え立つ。 実際に崖を登るわけではなく、 左から時計回りに回り込むイメージ。 ここから断続的に険しい区間である。 正しく歩けば危険要素はない。
徐々に木の根や石の剥き出した急登に。 手も前につきながら登っていく。
絶景スポット📷(崖越えの途中から) 振り返ると歩いてきた中尾が眼下に。 普段の弥山八経ヶ岳とは一味違う、 独特の景色に達成感に浸る。
同じポイントから七面山を眺める。 ここで七面山が「ネコ耳」に見えた。 左耳が東峰、右耳が槍ノ尾ノ頭。 七面山の左奥に見えるのが釈迦ヶ岳。
振り返って。岩稜の脇の幅の細い箇所。
綺麗な花を発見。
核心ポイント②の崖越えも大詰め。 岩岩した急斜面を四輪駆動で登り…
足場が脆い不安定な急登ロープ場⚠️
下山利用時は慎重にかなり行かないと… ここのロープ場を突破すると…
振り返って。 これにて核心ポイント②は終了。 カオスな核心ポイント③へ移行。
基本は尾根芯を歩くことが鉄則だが、 この後も目の前に岩が乗り出したり… あまりにもこの先倒木がはちゃめちゃで、 ふと左を見てみると回避する踏み跡有り。
こんなカオスな状況ですから…^^; ここは中央突破しましたよ(笑) 正解かどうかは別として。
たまにリボンがあり踏み跡も有るけど… この付近に関しては解説不可能(笑)
明星ヶ岳の裾を捉えた…!もう少し。
高度が上がるにつれて… 七面山のネコ耳より高い場所にいる。 憧れの地神仙平は神々しく緑に光る。
拡大図。何度も言いますが… 東峰と槍ノ尾ノ頭がネコ耳です。
明星ヶ岳までもう少し。 最後は踏み跡不明瞭な斜面を登る。
何度も振り返る。天空の稜線。
この岩の左側にしっかり踏み跡があった。
明星ヶ岳らしくなってきた。倒木と草原と。
奥駈道に合流。この看板の脇に出て来た。 山と高原地図でも取り付き不明瞭と記載。
奥駈道を辿り本日の最高点明星ヶ岳へ。 黄緑の八経ヶ岳のトンガリが独特。 中尾ルート…なかなか歩きごたえ有。
東の空と深い渓谷。大台ヶ原はガスの中。 雨が近くなってきたようですね。 七面山への周回を予定通り決行するor 北のトップリ尾根で早めに下山か…
七面山も雲の中に… 七面山に登頂するだけで満足な訳がない。 ピークに行けば良いという考えはない。 晴れてないと嫌なんですよね。 せっかくの特別回なので。 今回諦めようかと一旦決める。
でも今更プランBも気が乗らない。 この雲の感じなら天気はあと少し… 期待を胸に抱いて七面山へ向かおう。
奥駈道(明星ヶ岳〜楊枝ノ森)まで。 一般ルートの奥駈道の筈なのに、 この辺りはいつ来ても人はいない。 物好き区間としか言いようがない。 目の前に見えるのは1767P禅師ノ森。
可憐で猛毒なトリカブト。
天理大ワンダーフォーゲル部の看板。 大峰界隈の定番の風景。
禅師ノ森〜五鈷峰(ごこのみね) 尾根ではなく斜面上のトラバース区間。 このポイントと五鈷峰付近で崩落有⚠️
五鈷峰が近くなってきた… 大崩落地帯の上部を歩いている。 いつまでこのまま歩けるのだろうか。 大峯奥駈道で最も脆いポイントかも…
崩落の上部にルートがあります。 過去の踏み跡が崩落欠損している形跡も。 現時点では山側を丁寧に歩けば問題なし。 ナイトハイクは絶対にしたくない場所。
憧れの神仙平が最も綺麗に見える場所。 中尾から眺め続けてすぐそこに。 神仙平は予め本日の計画にはなし。 そこは次回の楽しみということで。
かつてはこの辺りから下降気味に、 ルートが設置されていたらしい。 崩落で通行不可になり新たに高巻きする、 現在のコース取りへと変更となったよう。
ガラガラと音を立てながら五鈷峰へ。 北方面からの登りに関しては問題なし。
下りに差し掛かる…ここは要注意⚠️
振り返って。アルプスの岩稜のような。 危険箇所の1つ⚠️3点支持を徹底して。
岩場から解放されても滑りやすい小石。 ズシャーッと行きやすいので要注意。 ザレ場を極力避け土の上を歩く。 このロープ場を降ると…
五鈷峰大崩落地。奥駈道屈指のスポット。 七面山の山容を眺める…という観点では、 1番好きな場所かも。6回目の来訪。 いつもここから七面山を眺めてたけど、 ついにあのピークの先に立つ時が来た。 明星ではこちら側はガスっていたのに、 まだ姿を見せてくれるのが嬉しい。
五鈷峰(ごこのみね)を振り返って。 険しい山容なのに青空でファンシーに。 見えている山上のピークは巻いてます。
大峯奥駈道を味わい歩く。
時折大普賢岳を見返る。 大普賢岳が見える南限は何処なのか… 孔雀岳山頂から見えたのが個人的南限。 そんなことをふと考えていました。
この辺りを歩く時は日帰りor宿泊関係なく 余裕のないプランニングばかりなので(笑) 今日はコースタイム超えるくらい味わう。 大峯奥駈道は参詣道なのに自然が奥深い。
そして険しい。
今年の5月に計画していた吉野→本宮の、 一気駆けはコロナの影響で自粛したが、 こうしてのんびり歩けて良かった。
舟ノ垰(ふねのたわ)周辺。 バイケイソウの畑と化している。 穏やかな区間だが尾根を跨ぐ時の、 ルートがやや分かりにくく感じる。
好展望ポイント。 荒々しい姿の八経ヶ岳を眺める。 崩落の谷筋の上を歩いてきました。 右奥にうっすら大普賢岳も見える。
大峯奥駈道第四十五靡「七面山」。 七面山は登拝ではなく遥拝されていた。 遥拝(ようはい)=遠くから拝むこと
ここから奥駈道を離れる。 奥駈道は楊枝ノ森を東から巻いていく。 七面山に向かうにはまず楊枝ノ森山頂へ。
とりあえず尾根を登るのみ。
1693m峰の楊枝ノ森ピーク。 マニアックポイントなのに何故か看板有。
楊枝ノ森から八経ヶ岳を振り返る。 とにかくカッコイイなー。 南側から眺める八経ヶ岳が1番イケてる。
楊枝ノ森〜七面山鞍部まで尾根を下る。 山と高原地図には「踏み跡程度」「ガレ」 と記載されている。(破線ルート区間) これといった登山道や踏み跡は常に あるわけではなく、尾根を外さないよう、 特に今回のように下る場合は丁寧に歩く。
左奥に目的地が見えてくる。
左側の尾根に引っ張られそうなので、 ここは写真上右手の尾根に復帰する。
楊枝ノ森〜七面山間は独特の雰囲気の森。 立ち枯れ針葉樹とともに弥山界隈に近い。
たま〜にテープはある。でも続かない。
深い森と笹。不思議の森であり迷いの森。 1発で大好きになりましたよ✨
大峰の妖精がいるとしたら…ここかな。
笹トレイルになるとうっすら踏み跡有。
中盤で再び看板が出てきました。
途中で南方面の展望が拓ける。 仏生ヶ岳〜孔雀岳〜釈迦ヶ岳。 孔雀岳のピークはわかりにくい。 ちょこんと三角が乗っかってる程度。 なかなか見れない貴重なアングル。
孔雀岳〜釈迦ヶ岳間を拡大する。 大崩落地は馬ノ背や空鉢岳あたりかな。
聳え立つ七面山東峰を目指していく。 行者還岳周辺の草原の雰囲気と似てる。
ラスト七面山東峰へ登って行こう。 早速笹の踏み跡が2手に分かれている… 左の踏み跡は登り、右の踏み跡は平行に。 ここは登らなあかんから左ですよね。
結果正解。ひたすら急登を頑張って…
分岐点。 本地点と七面山東峰は往復になります。 ちなみに山と高原地図ではこの付近に、 ⚠️マークが記載されているが、 特にここと思い当たる危険箇所は無し。
想い出の地。アケボノ平も見えてきた✨ あそこの草原は間違いなく美しい。 しかしこの辺りから⚡️も頻繁に….
とりあえず七面山東峰山頂。眺望なし。 南壁はとんでもない絶壁になります。
pic105の地点に戻り再び稜線を辿る。 必ずしも尾根通しではなく(痩せ尾根) 比較的明瞭なルートに従う。
岩場には鎖の補助あり。
全般的に尾根は細いが危険ではない。 このあたりは16年前に歩いたんやなー。 まったく記憶にはないけれども…
ルート上で七面山西峰に到着。 遠くで響いている雷鳴⚡️が止まない。 1人大峰はすっかり慣れているとはいえ、 天候が荒れてくると山では不安になる。 アケボノ平…槍ノ尾ノ頭…次回に。 必ず快晴の時に神仙平とセットで。
一気に斜面を駆け下りていく。
朝登ってきた中尾を眺めながら。
七面山山頂近くの雰囲気は良好。
西峰を振り返って。
登山者は少ないけど一般道というイメージ。 踏み跡明瞭、コースサイン適度に有り、 尾根がベースなので迷いにくいかな。
急な下りが断続的に続く。 尾根道特有の細かいアップダウン有。
痩せ尾根など要注意箇所はしっかり整備。 16年前にはさすがに無かったと思う。
「七面尾」の区間から離れる。 他にも看板があったのでわかりやすい。 山と高原地図では西峰〜登山口迄、 CT65分とあるがこれはかなりタイト。
ここからの下りは古くからの登山道。 踏み跡も明瞭でテープも随時有り。
急坂だけどカーブを描きながら。 登山道の形状なので歩きやすい。
七面山登山口に着地。 昔はここも車で来れたのですが… 時代が進むのと逆行して、紀伊半島の こういった林道はどんどんアウトになる。
年季の入った看板。
昔車で来れたとは信じがたい廃林道。
こんな岩壁の脇はそりゃあ崩れるよ…
案の定…土砂降りに。 林道なのでまだマシだけど….
林道区間の危険箇所⚠️ 林道が崩落で完全に欠損。 高巻きをして回避する。
足元ザレザレなので滑らないよう注意。 写真が分かりにくいけどロープが、 2〜3本張り巡らされている。補助に。
振り返って。なかなか危険。 足元に気を配りながら….徐行で突破。
林道の渡渉ポイントまで降りてきました。
pic1で触れた伝説の「ナメラ」の記載。 この看板を私と弟は忘れられず。 16年前この先はヤバイ所じゃないかと… 大人になってもナメラというフレーズが。 耳からこびりついて離れなかった。 この看板を見れて今日1番嬉しかった😂 ちなみに滑らというのは、釣りや沢登りで この先の七面谷を遡行した時のポイント。 登山では関係が無かったようです。 七面谷は別名地獄谷とも呼ばれ、 沢登りとしても難関コースに当たるよう。 ちょっとネットで調べてみました。
この5m程度の区間の水が深い(( _ _ )) 昔は車でバシャーと突破できたが。 準備の良い方はサンダルに履き替える。
少し上流から岩を飛び越えて回避(笑)
この岩を登るのに苦労しました…
なんとか浸水せず突破!(時間5倍増し)
こんな看板が設置されてるとは知らず… さっきの林道の崩壊地点のことですね。 裏側から失礼しました💦
篠原〜高野辻〜殿野の林道間で、 往路復路合わせて20頭の🦌を発見。 サファリロードですかね…
五條市大塔町篠原集落。 明神平山麓の大又集落以上の隠れ里。
山と高原地図の軌跡。
今回のルートを手書きでまとめてみた。 七面山登山で多いルートは… ①渡渉地点→旧登山口→七面山ピストン ②渡渉地点→旧登山口→神仙平→奥駈道→ 楊枝ノ森→七面山→旧登山口→渡渉地点 ①②が定番です。 神仙平は絶対なので②は必ず実行? 今回のように中尾や大峰奥駈道より 七面山のネコ耳の山容を眺めてから、 山頂を目指すのもなかなか楽しい。 もう1つ超マイナーアプローチもあるが、 それを実行するのはだいぶ先かな。 とにかくずっと来たかった七面山へ。 大峰でやりたいことの1つが出来ました✨