活動データ
タイム
03:22
距離
8.2km
のぼり
479m
くだり
479m
活動詳細
すべて見る2020年8月の末、まだまだ暑い日が続き1000mを超す山なら涼しいかなと思い、広島県北広島町の臥竜山へ。 臥龍山は、しばらく前にショッキングな事件が起きた現場として名が知れました。だからといって怖い場所ではありません。静かで落ち着いた山です。風評をもって敬遠するのも思慮が足りないのかと。自分にできるのは気持ちを表すだけ。被害にあわれた方のご冥福を祈り、合掌して入山しました。 まずは下山予定の千町原登山口にMTBを置き、高原の自然館駐車場へ。 ここから東へ向かい、登山口を目指します。 100mほど行くと遊歩道の入口へ。滑る木道を歩いて霧ヶ谷湿原の入口へ…と、地図を確認すると登山口を過ぎているようです。遊歩道を数十m引き返すと、踏み跡らしき道が山に向かって伸びています。「これかな?」と心細くなりながらも進むと道は続いています。どうやらこの道で正解のようです。 笹薮をしばらく進むと植林帯になります。朝の時間帯でもあり、木漏れ日が神秘的でした。臥竜山は展望はありませんが、早速こんなきれいな景色に大満足です。 猿木峠の手前から登りがやや急になりますが、急登というほどではありません。猿木峠から臥竜山山頂まで尾根歩きですが、ここもけっこうな笹薮でした。 所々に見られるブナの大木は見ものです。 だんだん空が見えてくると、山頂の八畳岩がちらちらと見えてきます。2時間弱で山頂に到着しました。 さっそく八畳岩に登ってみましたが、木々が高く展望はありません。しかし、静かで晴天にもかかわらず涼しい風が吹き抜ける山頂は、すぐに下山するのが惜しいくらいの心地よさでした。 下山は千町原に向けたコースになります。こちらの道は広く、笹薮はわずかにある程度でとても歩きやすいコースでした。 10分ほど歩くと舗装路にでます。ここには雪霊水という湧水がでており、真夏にもかかわらずキンキンに冷えています。顔を洗い、のどを潤すと登山道に戻ります。 ここからは巨木・奇木が次々と姿を現し、とても見ごたえのある楽しいコースです。 道が緩やかになり、沢を渡ると平坦な道になります。まっすぐに続くこもれびのトンネルは巨木・奇木の幻想的な雰囲気とは打って変わって、気持ちの良いコースです。 トンネルを抜け、ススキの野原をしばらく歩くと千町原登山口につきます。連日35℃を超える猛暑の中、このあたりは日向にいても涼しい風が吹き、快適な(といっても汗びっしょり)山歩きになりました。 高原の自然館までの舗装路はMTBで。ここもサイクリングによいコースです。
動画
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