笙ガ岳 2020-08-29

2020.08.29(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 33
休憩時間
31
距離
8.4 km
のぼり / くだり
654 / 652 m
30
2
1 18
24

活動詳細

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 土曜日は安達太良山に行こうと決めていたのですが、地元が連日猛暑なのにさらに南下することに躊躇し、また、山の近くの福島市の天気が午後から雷予報だったため、安達太良山は、またの機会にすることにしました。  その代わりに近場で鳥海山(山頂は先日行ったのでそれ以外で)と考え、笙ヶ岳をめざしました。昨日までウイークデーは連日青空なのに、土曜になるとなぜか曇り。予報では、黒雲?が昼頃には白雲?になっていたので朝もゆっくりスタートしました。  私はこれまで4回鳥海山や途中の鳥海湖に足を運んだことがありますが、いつもガスで山から下界の風景を目にしたことがありませんでした。付近の山々もほとんど見えることはなかったので、皆さんの報告を見て、「こんなに眺めがいいんだ」と思ったくらいです。ですから、今日も曇りとガスでしたが、スタートする時に仁賀保高原の風車の風景が少し見えたことだけでもうれしい気持ちになりました。  そんなわけで、本当は緑の美しい山々の写真を多く撮りたいのですが、今日も花の写真が中心です。3週間前に鳥海山に登った時と同じ花々ではありますが、何度見ても惹かれるし、何度でも写真を撮りたくなるものです。  なお、先日「鳥海山花図鑑」という本を買ったところ、それぞれの花の名前の漢字表記が新鮮だったので、それも入れてみました。

鳥海山・七高山・笙ヶ岳 熊が怖くて怖くて。最近地元に熊の出没情報が多く、月山鳥海山でも多くの人が目撃しているようです。人が多く明るい時間にスタートしました。
熊が怖くて怖くて。最近地元に熊の出没情報が多く、月山鳥海山でも多くの人が目撃しているようです。人が多く明るい時間にスタートしました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。登山口近くの車道にも多く咲いていました。アサギマダラのオスが蜜を吸いに来るということですが、残念ながら出会うことはありませんでした。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。登山口近くの車道にも多く咲いていました。アサギマダラのオスが蜜を吸いに来るということですが、残念ながら出会うことはありませんでした。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ウメバチソウかと思ったらゲンノショウコ(現証拠)ですね。
ウメバチソウかと思ったらゲンノショウコ(現証拠)ですね。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 仁賀保高原の風車。
仁賀保高原の風車。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 登山口近くにネジバナ(捩花)が。3週間前は咲いていなかったと思います。
登山口近くにネジバナ(捩花)が。3週間前は咲いていなかったと思います。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 奈曽渓谷がはっきりと。残念ながら山頂は最初から最後まで見えませんでした。笙ヶ岳付近から見る山頂の姿を楽しみにしていたのですが。
奈曽渓谷がはっきりと。残念ながら山頂は最初から最後まで見えませんでした。笙ヶ岳付近から見る山頂の姿を楽しみにしていたのですが。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ウゴアザミ(羽後薊)。多く咲いていました。
ウゴアザミ(羽後薊)。多く咲いていました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)。賽の河原から笙ヶ岳山頂まで多く咲いていました。花は開いているようで開いてません。開いているところ、あまり見たことないなあ。
エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)。賽の河原から笙ヶ岳山頂まで多く咲いていました。花は開いているようで開いてません。開いているところ、あまり見たことないなあ。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ニッコウキスゲ(日光黄菅)が咲く場所が一ヶ所ありました。
ニッコウキスゲ(日光黄菅)が咲く場所が一ヶ所ありました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)。
ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 賽の河原より御浜小屋方面を望む。今日はこちらへは行きません。
賽の河原より御浜小屋方面を望む。今日はこちらへは行きません。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 シロバナトウウチソウ(白花唐打草)。この辺りから咲き誇っています。
シロバナトウウチソウ(白花唐打草)。この辺りから咲き誇っています。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 今日はこちら。河原宿方面へ。ピンクテープが随所にあるので迷うことはありません。セリ科の花(シラネニンジン・白根人参?)、ウメバチソウ(梅鉢草)、ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)、シロバナトウウチソウ(白花唐打草)の花畑でした。
今日はこちら。河原宿方面へ。ピンクテープが随所にあるので迷うことはありません。セリ科の花(シラネニンジン・白根人参?)、ウメバチソウ(梅鉢草)、ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)、シロバナトウウチソウ(白花唐打草)の花畑でした。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 チョウカイアザミ(鳥海薊)見つけました。元気そうなのはこれだけで、あとはほとんど終わっていました。
チョウカイアザミ(鳥海薊)見つけました。元気そうなのはこれだけで、あとはほとんど終わっていました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ほとんどのチョウカイアザミ(鳥海薊)はこんな感じです。秋ですね。
ほとんどのチョウカイアザミ(鳥海薊)はこんな感じです。秋ですね。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 御浜小屋には寄らずに直接笙ヶ岳をめざします。
御浜小屋には寄らずに直接笙ヶ岳をめざします。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)。7月からいろいろな場所で見ていますが、さすがアキとつく花。この時期になって輝きが増した気がします。登山口から笙ヶ岳山頂までいっぱい。アキノキリンソウロードと言ってもいい場所もありました。
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)。7月からいろいろな場所で見ていますが、さすがアキとつく花。この時期になって輝きが増した気がします。登山口から笙ヶ岳山頂までいっぱい。アキノキリンソウロードと言ってもいい場所もありました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ネバリノギラン(粘り芒蘭)。毎回一度は直接さわってネバネバしているか確かめてしまいます。
ネバリノギラン(粘り芒蘭)。毎回一度は直接さわってネバネバしているか確かめてしまいます。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 さすがにチングルマ(稚児車)の花はありませんでしたが、一つ一つの綿毛がさらに存在感を増したように思えます。
さすがにチングルマ(稚児車)の花はありませんでしたが、一つ一つの綿毛がさらに存在感を増したように思えます。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 イワショウブ(岩菖蒲)見つけました。繊細さを感じます。
イワショウブ(岩菖蒲)見つけました。繊細さを感じます。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)の花が開いていました。開いているところを見たのは久しぶりの気がします(これまで良く見ていなかっただけだと思いますが)。
エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)の花が開いていました。開いているところを見たのは久しぶりの気がします(これまで良く見ていなかっただけだと思いますが)。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 笙ヶ岳と御浜の分岐に到着。なんとガスで真っ白。笙ヶ岳方向何も見えません。休んでいた女性の方は「今年はこういう日がとても多い。笙ヶ岳はやめて鳥海湖に行きます。」と言って左に行ってしまいました。さて、どうしよう。
笙ヶ岳と御浜の分岐に到着。なんとガスで真っ白。笙ヶ岳方向何も見えません。休んでいた女性の方は「今年はこういう日がとても多い。笙ヶ岳はやめて鳥海湖に行きます。」と言って左に行ってしまいました。さて、どうしよう。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 どうするか迷いながら昼食。その後も迷ってその場で写真撮影。ハクサンフウロ(白山風露)きれいです。
どうするか迷いながら昼食。その後も迷ってその場で写真撮影。ハクサンフウロ(白山風露)きれいです。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 一瞬ガスが消え、笙ヶ岳方面が見えました。笙ヶ岳から戻って来た人に行くかどうか悩んでいると話すと、「ぜひ行ってください。行けばガスが消えます。」と。その言葉に背中を押されました。
一瞬ガスが消え、笙ヶ岳方面が見えました。笙ヶ岳から戻って来た人に行くかどうか悩んでいると話すと、「ぜひ行ってください。行けばガスが消えます。」と。その言葉に背中を押されました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ガスが消えてきました。岩峰を越えると三峰、二峰、そして笙ヶ岳の姿が。
ガスが消えてきました。岩峰を越えると三峰、二峰、そして笙ヶ岳の姿が。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 三峰
三峰
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ハクサンイチゲ(白山一花)けっこう咲いています。月山山頂では、株によっては9月に開花するものもあるそうです。二度咲きかどうかは不明、ということですが鳥海山も同じでしょうか。
ハクサンイチゲ(白山一花)けっこう咲いています。月山山頂では、株によっては9月に開花するものもあるそうです。二度咲きかどうかは不明、ということですが鳥海山も同じでしょうか。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 二峰。三峰よりは少しなだらかで楽そう。奥にうっすらと笙ヶ岳。
二峰。三峰よりは少しなだらかで楽そう。奥にうっすらと笙ヶ岳。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 二峰を越えていよいよ笙ヶ岳です。
二峰を越えていよいよ笙ヶ岳です。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 山頂。ガスで真っ白だった時は登るべきか迷いましたが、本当に来て良かったと思いました。
山頂。ガスで真っ白だった時は登るべきか迷いましたが、本当に来て良かったと思いました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ハクサンイチゲ(白山一花)と会うたびに一つ一つに挨拶してました(もちろん声は出しませんでしたが)。
ハクサンイチゲ(白山一花)と会うたびに一つ一つに挨拶してました(もちろん声は出しませんでしたが)。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ハクサンシャジン(白山沙参)。3週間前は鳥海山で一番多く咲いていたと思われたのですが、少なくなっています。
ハクサンシャジン(白山沙参)。3週間前は鳥海山で一番多く咲いていたと思われたのですが、少なくなっています。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 笙ヶ岳から眺める風景は、ご覧のとおり真っ白。ここから鳥海山を見たかった。地元の方でいつも足を運んでいるという方は、「笙ヶ岳っていつもこんな感じですよ。」と言っていた。まあ、笙ヶ岳だけに、しょーがない。
笙ヶ岳から眺める風景は、ご覧のとおり真っ白。ここから鳥海山を見たかった。地元の方でいつも足を運んでいるという方は、「笙ヶ岳っていつもこんな感じですよ。」と言っていた。まあ、笙ヶ岳だけに、しょーがない。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 二峰、三峰、岩峰を越えて戻ります。土の道は足に優しくてありがたい。
二峰、三峰、岩峰を越えて戻ります。土の道は足に優しくてありがたい。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ウメバチソウ(梅鉢草)も賽の河原から笙ヶ岳山頂までいっぱいです。
ウメバチソウ(梅鉢草)も賽の河原から笙ヶ岳山頂までいっぱいです。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)の輝きに癒されました。
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)の輝きに癒されました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 コバギボウシ(小葉擬宝珠)、紫がきれいです。1つか2つだけ咲いている時が一番きれいな気がします。
コバギボウシ(小葉擬宝珠)、紫がきれいです。1つか2つだけ咲いている時が一番きれいな気がします。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ミヤマリンドウ(深山竜胆)。3週間前より多く見つけました。秋の花ですね。
ミヤマリンドウ(深山竜胆)。3週間前より多く見つけました。秋の花ですね。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 山の色が秋色に変わりつつあります。
山の色が秋色に変わりつつあります。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 一瞬のガスの切れ目。この後御浜小屋まで行き鳥海湖を眺めようと思いましたが、鳥海湖方面からきた方に尋ねると、「一瞬見えただけ」ということだったので、今日は河原宿方面へ下って帰ることにしました。
一瞬のガスの切れ目。この後御浜小屋まで行き鳥海湖を眺めようと思いましたが、鳥海湖方面からきた方に尋ねると、「一瞬見えただけ」ということだったので、今日は河原宿方面へ下って帰ることにしました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 笙ヶ岳から戻ってきたところにイワイチョウ(岩銀杏)が。そう言えば月山では、「どこにでもあるから誰も写真を撮らない。」という人がいました。でももうほとんど見つけることができない季節になりました。
笙ヶ岳から戻ってきたところにイワイチョウ(岩銀杏)が。そう言えば月山では、「どこにでもあるから誰も写真を撮らない。」という人がいました。でももうほとんど見つけることができない季節になりました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 多分タチギボウシ。
多分タチギボウシ。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 トウゲブキ(峠蕗)。2つしか見ませんでした。
トウゲブキ(峠蕗)。2つしか見ませんでした。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ハクサンイチゲ(白山一花)とお別れ。何回か今年最後と思ってお別れをしているのですが、今度こそ今年最後の夏山です。
ハクサンイチゲ(白山一花)とお別れ。何回か今年最後と思ってお別れをしているのですが、今度こそ今年最後の夏山です。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 イワショウブ(岩菖蒲)。だんだん赤くなってきたものも。
イワショウブ(岩菖蒲)。だんだん赤くなってきたものも。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ゴマナ(胡麻菜)。登山口からしばらくの間に咲いていました。
ゴマナ(胡麻菜)。登山口からしばらくの間に咲いていました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 下りもガスの中。膝をかばいながらそろりそろりと下ります。跳ねるように下っていた若い頃がなつかしい。
下りもガスの中。膝をかばいながらそろりそろりと下ります。跳ねるように下っていた若い頃がなつかしい。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 ヤマハハコ(山母子)も登山口から賽の河原あたりで存在感を示していました。
ヤマハハコ(山母子)も登山口から賽の河原あたりで存在感を示していました。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 お疲れ山でした。
お疲れ山でした。
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 到着後、駐車場脇の道路に白いハクサンシャジン(白山沙参)が。色が落ちたのか、もともと白いハクサンシャジンか。
到着後、駐車場脇の道路に白いハクサンシャジン(白山沙参)が。色が落ちたのか、もともと白いハクサンシャジンか。

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