活動データ
タイム
03:43
距離
9.0km
のぼり
1189m
くだり
1187m
活動詳細
すべて見る25日、捜索を頼みたいと連絡が入った。場所は丁岳登山口。一週間経っても、車がずーっと停まったままだと通報が入ったらしい。 昼から現場に向かう。そうすると、山形ナンバーの青色の車が停まっていた。鍵がかかっており、中には食糧が見えた。 1班、2班に分かれ五階の滝〜クソヘビ沢の水辺を捜索。川沿いに姿は無かった。 26,27日も捜索されたが発見に至らず…27日で捜索は打ち切られた。 翌日、丁山地のルート状況を知りたくて1人向かった。登山口に変わらず行方不明者の車が残されている。他に誰も居なそうだ。 観音森へ時計回りの周回を決行!登山道はハッキリとしている。それにしても暑い…今日はヒートテックを着てるわけでもないのにうだる暑さだ😵静かな森を黙々と進む。 道が狭く斜めにトラバースする場所あり。途中、ルートから観音森が顔を覗かせる。 見るからに急峻な山容をしている。観音森山頂は超急斜面!!これで転げたら、どこまでも落ちて行きそうだ…手も使いながら慎重に登り進める。 そして観音森着。標識はあったが、何と書いてあるかわからない程に古びている。 次に目指すは庄屋森。尾根道は狭く、切れ落ちてる箇所もあり。それでも、この周回ルートでは優しい方だ。 庄屋森山頂に辿り着くと、標識は無く紙にマジックで庄屋。と書かれていた…(笑) ここからの景色は萱森、丁岳、鳥海山とビューポイントです! しかし、ここからが一番の難所!!目の前に見える萱森のツンツン尖った峰への斜面がエゲつない💦その前に、庄屋森からの下りが垂直に見える…足を滑らせたら一大事!!回りに生えてる草木をしっかりと掴み、先へ先へと。途中からロープが見えたが使わず終わった。考えてみれば、このルート危険箇所だらけなのに補助ロープや鎖が無い。自分で安全を確保しながら進まなければ危険な山⚠ 無事に庄屋森を降りると今度は萱森への登り。ほぼ垂直に近いように見える。超急斜面により空が視界に入ってくる。足だけで登るのは不可能で、しっかりと手も使わないと滑落します!!緊張を保ってしっかりと上へ。 萱森山頂にも標識はあったが、ボロボロでした…ここからは丁岳が一層大きく見える。紅葉時季だと素晴らしい光景が広がるだろう。 ここに来て、暑さと緊張でちょっとクラクラっとした💫このまま歩いても危険なので休憩をとる。あらかじめ沢山の水を持ってきているので、身体を冷やす。 休憩を終え、次に足を進める。途中に中の道と丁岳をエスケープし、五階の滝に降りるルートもあり。但し、地図上に表記はされてません。 あともうひとつ、真室川方面に通じるようなルートが一本ありました。ここが何処から何処まで繋がるかは不明です。 丁岳山頂からは眺望なし。少し下り、お花畑ルートからは景色が見渡せるようです。 周回ゴール手前には橋が架かってましたが、今現在壊れてます。増水時はここから戻れなくなる恐れもありますので注意して下さい。 下山し、ここで少し川に浸かり水浴び✨生き返った−!!水浴びを満喫し、帰ろうかと思ったら4人の方々がこちらを見ている。 「救助隊の方ですか?」と聞かれ、「いえ、今日は個人的に登りました」と。 どうやら行方不明者の親族の方々らしい。 色々と話をして、その遭難者は10年以上は山登りを続けているベテランだそうで、いつもソロ登山をしているという。ただ、もう歳だから気を付けて歩かにゃいかん!と声をかけてたそう。ちょっと自身を過信してたのかも知れません。 車に残されたメモ書きを見せてくれたが、一週間前後の予定が書かれていた。もし無事に下山したら翌日は鳥海山を登る予定と記されていた。 どうしてこんな事になってしまったのかと肩を落としていた。 ※丁岳は周回で9km前後。距離以上に険しさを感じさせる上級者向けのルートだと感じました。水場も無く、暑い日に登ると熱中症になる可能性あります⚠丁山地は、どこも一筋縄では行かない山ばかり。ここは人があまり寄り付かない稀にみる厳しい山でした⛰まだ全然登山経験少ないですが、秋田の難所ナンバー1と感じました。
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