遭難者、未だ戻らず

2020.08.28(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 43
休憩時間
3
距離
9.0 km
のぼり / くだり
1189 / 1187 m
1
20
2
1 2
36

活動詳細

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25日、捜索を頼みたいと連絡が入った。場所は丁岳登山口。一週間経っても、車がずーっと停まったままだと通報が入ったらしい。 昼から現場に向かう。そうすると、山形ナンバーの青色の車が停まっていた。鍵がかかっており、中には食糧が見えた。 1班、2班に分かれ五階の滝〜クソヘビ沢の水辺を捜索。川沿いに姿は無かった。 26,27日も捜索されたが発見に至らず…27日で捜索は打ち切られた。 翌日、丁山地のルート状況を知りたくて1人向かった。登山口に変わらず行方不明者の車が残されている。他に誰も居なそうだ。 観音森へ時計回りの周回を決行!登山道はハッキリとしている。それにしても暑い…今日はヒートテックを着てるわけでもないのにうだる暑さだ😵静かな森を黙々と進む。 道が狭く斜めにトラバースする場所あり。途中、ルートから観音森が顔を覗かせる。 見るからに急峻な山容をしている。観音森山頂は超急斜面!!これで転げたら、どこまでも落ちて行きそうだ…手も使いながら慎重に登り進める。 そして観音森着。標識はあったが、何と書いてあるかわからない程に古びている。 次に目指すは庄屋森。尾根道は狭く、切れ落ちてる箇所もあり。それでも、この周回ルートでは優しい方だ。 庄屋森山頂に辿り着くと、標識は無く紙にマジックで庄屋。と書かれていた…(笑) ここからの景色は萱森、丁岳、鳥海山とビューポイントです! しかし、ここからが一番の難所!!目の前に見える萱森のツンツン尖った峰への斜面がエゲつない💦その前に、庄屋森からの下りが垂直に見える…足を滑らせたら一大事!!回りに生えてる草木をしっかりと掴み、先へ先へと。途中からロープが見えたが使わず終わった。考えてみれば、このルート危険箇所だらけなのに補助ロープや鎖が無い。自分で安全を確保しながら進まなければ危険な山⚠ 無事に庄屋森を降りると今度は萱森への登り。ほぼ垂直に近いように見える。超急斜面により空が視界に入ってくる。足だけで登るのは不可能で、しっかりと手も使わないと滑落します!!緊張を保ってしっかりと上へ。 萱森山頂にも標識はあったが、ボロボロでした…ここからは丁岳が一層大きく見える。紅葉時季だと素晴らしい光景が広がるだろう。 ここに来て、暑さと緊張でちょっとクラクラっとした💫このまま歩いても危険なので休憩をとる。あらかじめ沢山の水を持ってきているので、身体を冷やす。 休憩を終え、次に足を進める。途中に中の道と丁岳をエスケープし、五階の滝に降りるルートもあり。但し、地図上に表記はされてません。 あともうひとつ、真室川方面に通じるようなルートが一本ありました。ここが何処から何処まで繋がるかは不明です。 丁岳山頂からは眺望なし。少し下り、お花畑ルートからは景色が見渡せるようです。 周回ゴール手前には橋が架かってましたが、今現在壊れてます。増水時はここから戻れなくなる恐れもありますので注意して下さい。 下山し、ここで少し川に浸かり水浴び✨生き返った−!!水浴びを満喫し、帰ろうかと思ったら4人の方々がこちらを見ている。 「救助隊の方ですか?」と聞かれ、「いえ、今日は個人的に登りました」と。 どうやら行方不明者の親族の方々らしい。 色々と話をして、その遭難者は10年以上は山登りを続けているベテランだそうで、いつもソロ登山をしているという。ただ、もう歳だから気を付けて歩かにゃいかん!と声をかけてたそう。ちょっと自身を過信してたのかも知れません。 車に残されたメモ書きを見せてくれたが、一週間前後の予定が書かれていた。もし無事に下山したら翌日は鳥海山を登る予定と記されていた。 どうしてこんな事になってしまったのかと肩を落としていた。 ※丁岳は周回で9km前後。距離以上に険しさを感じさせる上級者向けのルートだと感じました。水場も無く、暑い日に登ると熱中症になる可能性あります⚠丁山地は、どこも一筋縄では行かない山ばかり。ここは人があまり寄り付かない稀にみる厳しい山でした⛰まだ全然登山経験少ないですが、秋田の難所ナンバー1と感じました。

丁岳 丁岳登山口に収集です
丁岳登山口に収集です
丁岳 警察官が俺に「山登りする時、こんな場所も入ったりするの?」と聞かれ、絶対に入りません。と即答(笑)
警察官が俺に「山登りする時、こんな場所も入ったりするの?」と聞かれ、絶対に入りません。と即答(笑)
丁岳 川沿いを登ります。
川沿いを登ります。
丁岳 行き止まり
行き止まり
丁岳 こんな場所もあるんだ…
こんな場所もあるんだ…
丁岳 超デカい木
超デカい木
丁岳 道のない斜面を捜索
道のない斜面を捜索
丁岳 観音森が見えます。見るからに登りはキツイだろう…
観音森が見えます。見るからに登りはキツイだろう…
丁岳 超急斜面はカメラでは伝わらない…足を滑らせたら一大事!
超急斜面はカメラでは伝わらない…足を滑らせたら一大事!
丁岳 観音森着!
観音森着!
丁岳 下ってから、観音森を振りかえる
下ってから、観音森を振りかえる
丁岳 これから行く先に左、庄屋森、右萱森。
これから行く先に左、庄屋森、右萱森。
丁岳 岩岩
岩岩
丁岳 下りってか垂直に近い!草木を使い慎重に降りる
下りってか垂直に近い!草木を使い慎重に降りる
丁岳 危険箇所だらけ
危険箇所だらけ
丁岳 加無山も見えます。あそこも一筋縄では行かない山です
加無山も見えます。あそこも一筋縄では行かない山です
丁岳 おくに甑山
おくに甑山
丁岳 庄屋森山頂標識(笑)
庄屋森山頂標識(笑)
丁岳 これから向かう中央の萱森。とんがり過ぎだろう💦
これから向かう中央の萱森。とんがり過ぎだろう💦
丁岳 丁岳と鳥海山
丁岳と鳥海山
丁岳 萱森、丁岳、鳥海山。景色が素晴らしい!!紅葉時も来てみようか
萱森、丁岳、鳥海山。景色が素晴らしい!!紅葉時も来てみようか
丁岳 あの登り、やばいべ🙃
あの登り、やばいべ🙃
丁岳 いよいよ近づいてきた!
いよいよ近づいてきた!
丁岳 萱森の登りは空を見ながら
萱森の登りは空を見ながら
丁岳 萱森斜面から庄屋森
萱森斜面から庄屋森
丁岳 庄屋森の脇に岩山。あれはルート、入ってません(笑)
庄屋森の脇に岩山。あれはルート、入ってません(笑)
丁岳 お助け道具なし。岩登り
お助け道具なし。岩登り
丁岳 萱森着!
萱森着!
丁岳 丁岳はまだ遠い
丁岳はまだ遠い
丁岳 丁岳の山容
丁岳の山容
丁岳 だいぶ近づいてきた
だいぶ近づいてきた
丁岳 時々、景色を見たく振り返る
時々、景色を見たく振り返る
丁岳 雁唐方面。ルートがあったが、その先がどうなってるかは不明
雁唐方面。ルートがあったが、その先がどうなってるかは不明
丁岳 庄屋森。雲が出てきた
庄屋森。雲が出てきた
丁岳 断崖絶壁から下を覗いて見る…
断崖絶壁から下を覗いて見る…
丁岳 丁岳山頂着
丁岳山頂着
丁岳 ゴール手前の橋は壊れてます。増水時は降りられません
ゴール手前の橋は壊れてます。増水時は降りられません
丁岳 周回する時は、とりあえず川の水量を確かめてください
周回する時は、とりあえず川の水量を確かめてください

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