雁戸山〜苦味は旨み〜

30年ほど前、サークル仲間のきぼう360さんたちと宮城と山形の県境を中心に山歩きをしていました。この雁戸山を登っていた時、🎶北の街ではもう、悲しみを雁戸で燃やしはじめてるらしい〜🎶と口ずさみ苦しさを紛らした記憶が残っています。 しろさんの山レポで宮城県側から峠まで車で行ける事を知り、山形側から笹谷峠までの40分のロード歩きが無くなるという誘惑に負け、気がついたらハンドルを握っていました。 神室岳からの眺望も魅力的だなぁと直前まで迷いますが、雁戸山の『悲しみ』を検証することに決めます。 「感想」 若い頃の山歩きは「下山したら、美味しいもの食べる」ことしか考えていませんでした。今、この瞬間を楽しむ余裕などありません。歳とってから歩き始めみて、山歩きを丸ごと味わっているような気がします。照りつける日差し、きつい登り、襲ってくる虫も山歩きの一部。子どもの頃は苦いと思ったビール🍺が晩酌の友となるように、苦味や渋味の旨みを感じた山行となりました。