活動データ
タイム
05:44
距離
15.0km
のぼり
1499m
くだり
1673m
活動詳細
すべて見る2019年8月24日から始めたYAMAPさんの富嶽三十六景🗻 新たな発見が多かった企画で、本当に勉強になった1年あまりでした。ありがとうございました。 この企画に参加したのは、もう一つの意味もありました。 2019年1月12日、沼津市の発端丈山に登山中、母親が倒れ救急搬送されたと聞かされ、すぐさま病院に山の装備のまま向かいました。幸いにも一命を取り止め手術を経て若干の快方に向かいその後、看病、自宅介護の毎日が始まりました。気丈に振る舞うベッド上の母親とほぼ毎日仕事を終えて、世話をし、今まで話した事がない事も会話する様になり介護生活の毎日が続いていましたが、苦とは思いませんでした。 8月に入ると母親が「今年は富士山に行かないの?」と聞いてきました。行きたいけどオカンがこんな時に行ったらダメ息子でしょと答えると、母親は、「そんな1日くらいアンタがいなくたって大丈夫だよ。」と言ってきました。 介護をしているベッド脇でスマホで山に関する検索をし、出会ったのがYAMAPさん。そして富嶽三十六景のイベントが開催されている事を知りました。もちろんベッド上の母親にも、これ面白そうと話していると、「バッジもらえるならやってみたら。富士山毎年行ってるじゃない。」との事。富士山山頂郵便局から暑中お見舞いを母親に送る事が恒例だったので、母親も私が富士山好きなのは知っていました。私は母親の言葉に甘えて、2019年8月24日からYAMAPさんのお世話になる事にしたのです。 そして8月31日に毎年恒例の富士山へ。前日「気をつけて行ってきなさいよ。」と母親の言葉。山頂では荒天でありましたが、無事に2019年にも富士山山頂に立つ事ができました。 その後、9月に入り、母親はすっかり元気がなくなり、弱々しくなっていきました。 そして、9月7日夜、私の面前で静かに息を引き取りました。 亡くなる1週間前に私を富士山に送り出してくれた時、どんなに想いで送り出してくれたのでしょうか。父親を早く亡くし、女手一つで私と兄を育ててくれた母親に私は親孝行できたのでしょうか?自問自答する毎日でした。 私は母親に見せた富嶽三十六景のバッジを全部集めて墓前の母親に見せてあげようと考え、東西南北、富士山のバッジ5つを揃えて見せました。そして母親に私は親孝行できていたのだろうか。と山々を登りながら考え、そして富士山や多くの山々に落ち込んでいる気持ちを奮い立たせてもらった一年となりました。 それぞれのレポはなるべく明るく、そして三十六景全て踏破したら、自分の想いを残しておこうと思い、今回の活動日記に記載させていただきました。 今日の締めくくりに、富士山の麓で、こんなに澄み渡った青空が広がり素敵な山行ができて、本当にありがたかったです。 まもなく一周忌を迎えます。私なりの母親への供養が届いていることを願っています。 なお、活動日記の写真のコメントは、いつもどおりに記載させていただいております。お付き合いいただきありがとうございました。
活動の装備
- マムート(MAMMUT)トレッキングシューズ
- マムート(MAMMUT)GORE TEX Gaiter
- モンベル(mont-bell)トレッキングパック 55
- その他(Other)ジェットボイル
- ワコール(Wacoal)ワコール CW-X 男性用 スタビライクスモデル[クールタイプ] ロング丈
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